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WDAYの決算結果 (2024Q4)

workday(ティッカーシンボル:WDAY / セクター:ソフトウェア)が第4四半期決算を発表しています。

予想($) EPS 1.47
実積($) EPS 1.57 ⭕

予想($) 売上高 1.92B
実積($) 売上高 1.92B (+16.8%) ⭕

Subscription revenues:1.8B$ (+18%) 📈
Operating income(M): $461 (+51%) 📈
Operating margin: 23.9% 前年同期:18.5% 📈

年間チャート(市場概況から引用)


市場概況から引用

カンファレスコールの要約①

以下は、ワークデイのガイダンスにおける成長率に関する質問への回答の要約です。

カール・エッシェンバッハ:

  • FY24の堅調な業績は、Workmates、パートナー、顧客の貢献によるもの。

  • 経済環境の改善、新製品の投入、パートナーシップ戦略の拡大など、多くの成長要因がある。

  • 3年間の成長戦略とFY25の暫定ガイダンスは、これらの成長要因を考慮したもの。

  • 成長率を維持しながら利益率を拡大することに自信を持っている。

詳細:

  • エッシェンバッハ氏は、FY24の業績は、当初の不確実性にもかかわらず、Workmatesの努力によって達成できたと述べました。

  • Workdayプラットフォームの価値提案は成長しており、それが業績に表れています。

  • 同社は、3年間の成長戦略を発表しており、規模が拡大しても成長率を維持しながら、営業利益率を拡大していく計画です。

  • FY25の暫定ガイダンスは、この成長戦略に基づいており、新製品やパートナーシップ戦略などの成長要因を考慮したものとなっています。

  • エッシェンバッハ氏は、これらの成長要因により、Workdayは成長率を維持しながら、利益率を拡大していくことができると確信していると述べています。

結論:

Workdayは、経済環境の改善や新製品の投入などの成長要因を考慮しながらも、FY25の成長率ガイダンスを維持しています。これは、同社が成長率だけでなく、利益率の拡大にも重点を置いていることを示しています。

カンファレスコールの要約②

Mark Murphy の質問: WorkdayがAI分野で高い評価を得ているように感じられる。今後リリースされる製品で期待されるHR担当者の生産性向上はどの程度か? それはスキル管理や人事採用のようなタレント領域が中心なのか、それとも予算編成やサプライチェーンなど他の分野にも広く適用できるのか?

Aneel Bhusriの回答:

  • AIはすべてのアプリケーションにおいて重要になるだろう。

  • 現在特に注目と関心が高いのはタレントマネジメント領域で、Talent Optimization、Skills Cloud、そして買収したHiredScoreの製品が含まれる。AIをアピールするのに適した分野である。

  • 予算編成のような分野でもAIはとても有効である。Copilot(※AIによる支援)がより賢い計画を自動で作成し、ほぼ即時に再計画を行えるようになる。今のダイナミックな環境では非常に必要とされる機能だ。

Carl Eschenbach の回答:

  • 最も生産性向上が期待できるのはタレント・アクイジション(人材獲得)分野である。

  • HiredScore の買収が加わった当社の採用プラットフォーム、Talent Optimization、候補者エンゲージメントのプラットフォームで構成される包括的なスイートが、人材獲得のすべての側面(人材特定、エンゲージメント、獲得、そして内部異動を通じた定着)を支援する。

  • これによって、人材採用部門に高いROI(投資収益率)を提供できると確信している。

カンファレスコールの要約③

質問の背景

Keith Weiss氏は、Workdayの第4四半期におけるサブスクリプション売上高がガイダンスを上回ったものの、その上回り幅が過去最小だったことを指摘しています。この背景には契約の早期更新などが影響している可能性があり、その詳細をZane Rowe氏に質問しています。

回答(Zane Rowe氏)

  • 第4四半期は非常に忙しい時期であり、売上の計上タイミングが通常とは異なる可能性がある。

  • FY25(2025会計年度)に関して、サブスクリプション売上高の伸びに対してCRPO(繰延収益)の伸びは鈍化する可能性がある。これは契約更新が影響している。

  • 第4四半期に特筆すべき事項はない。業績は堅調で将来の見通しは良く、前回ガイダンスと一貫性がある。

  • 繰延収益の総額は、前年度同期比で見ると増加しており、FY25に向けた準備は整っている。


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