見出し画像

KMX(カーマックス)の決算結果 (2024Q4)

CarMax(ティッカーシンボル:KMX / セクター:自動車・車両)が第4四半期決算を発表しています。


予想($) EPS 0.49
実積($) EPS 0.32 ❌

予想($) 売上高 5.79B
実積($) 売上高 5.63B(-1.7%) ❌


・小売中古車販売台数は前年同期比1.3%の増加📈
・既存店中古車販売台数は前年同期比0.1%の増加📈
・卸売台数は前年同期比4.0%の減少📉

・小売中古車1台あたりの粗利益は2,251ドル、卸売中古車1台あたりの粗利益は1,120ドルと前年同期から若干の減少。📉

・消費者およびディーラーからの車両購入台数は 23 万 4,000 台で、前年同期比 10.8%の減少📉
このうち 21万3,000 台は消費者からの購入で、前年同期比 14.1%の減少📉
このうち 2万1,000 台はディーラーからの購入で、前年同期比 44.8%の増📈


カンファレンスコールの要約①

セス・バシャム氏の質問

質問内容:

  • 今期、サービス部門の売上総利益が予想よりも低かった理由は?

  • この圧力はどの程度一過性のものであり、2025年のサービスラインはどのように改善していくと予想されるか?

エンリケ・マヨール=モーラ氏(デルタ航空最高財務責任者(CFO))の回答:

  • サービス部門の売上総利益が予想よりも低かったのは、主に以下の2つの要因によるものと考えられる。

    • 計画的な減産

    • 賃金圧力

  • これらの要因は一過性のものと考えられ、2025年にはサービスラインの改善が期待される。

  • 改善策として、以下の取り組みを実施している。

    • 在庫のRFIDトラッキングへの投資

    • 技術・エンジニアリングへの投資による店舗でのレポーティング強化

    • マックスケア・サービスの提供拡大

  • これらの取り組みにより、労務費と部品代の値上げによる圧力を相殺し、前年比で大幅な改善を達成することが期待される。

RFIDトラッキング は、Radio Frequency Identification(無線周波数識別) を用いた物品追跡システムです。ICタグと呼ばれる小型の無線タグを物品に取り付け、電波を使って読み取りを行うことで、物品の位置や状態を把握することができる。


カンファレンスコールの要約②

セス・バシャム氏の追加質問

質問内容:

  • 市場シェアが第4四半期に落ち込んだ理由

  • 市場シェアが上昇すると予想される時期

ビル・ナッシュ氏(デルタ航空取締役会会長)の回答:

  • 市場シェアが第4四半期に落ち込んだ理由は、以下の2つと考えられる。

    • 値ごろ感: 消費者が下取りに出したり、古いクルマに買い替えたり、ゼロから10年落ちのクルマに買い替えたり、あるいは基本的に傍観していたりする可能性がある。

    • 急な減価償却: これが市場全体に大きな影響を与えている。

  • 市場シェアが上昇すると予想される時期は、以下の2つの要因によって異なる。

    • 値ごろ感: 値ごろ感が改善されれば、市場シェアは上昇し始める。

    • 在庫: 在庫が正常化すれば、市場シェアは上昇し始める。


カンファレンスコールの要約③

シャロン・ザックフィア氏の質問

質問1:購入しやすい価格の改善について

  • 新車価格は下落しているが、金利は依然として高水準である。

  • 今期の平均ローン支払い額は、第3四半期または過去のベンチマークと比較してどうだったのか?

回答:

  • 2024年第4四半期の平均ローン支払い額は、月々約525ドルから530ドルと予想される。(これまでの平均ローン支払い額は月々約400ドルだった。)

  • これは、以下の要因によるもの。

    • 車両価格は下落しているが、依然として高水準である。

    • 金利は上昇している。

    • 融資額は減少している。

  • 過去のベンチマークと比較すると、平均ローン支払い額は依然として高水準である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?