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第1回 #匿名超掌編コンテスト 開催要項

【はじめに】

・当コンテストは、板野がカクヨムで開催している「匿名短編コンテスト」シリーズのスピンアウトとして、カクヨムを介さずTwitter上のみで開催するものです。カクヨムを介さないことで、賞金の贈呈が可能となっています。
・「匿名短編コンテスト」シリーズは、同一のお題に基づく短編小説を匿名で公開し、読者の投票をもって順位を競うものです。匿名で作品を公開することにより、知名度や人間関係にとらわれない純粋な評価・感想が飛び交うことが期待されます。
・コンテスト期間終了後には全ての作者名が公開されます。当コンテストが新たな作者・読者間の出会いの場となれば幸いです。

【作者としての参加資格】

・当コンテストには、原則として、Twitterのアカウントをお持ちで、かつ、主催者の板野かも(https://twitter.com/itano_or_banno2)とTwitterで相互フォローの関係にある方のみ、作者としてご参加頂けます(ただし、Twitter以外で板野との個別通信手段をお持ちの方についても、例外的に参加を受け付ける場合があります)。
・現時点で板野と相互フォローの関係にない方は、新たに板野のTwitterアカウントをフォローして頂き、相互フォローが成立した時点からご参加頂けます。基本的に板野が文芸創作関係の方のフォローバックを拒むことはございませんので、敷居を感じずお気軽にフォローして頂ければ幸いです(万一、板野からのフォローバックが漏れている場合には、遠慮なくDMでお話し掛け下さい。板野のアカウントはフォロー外からのDM受付をオープンにしております)。
・カクヨム等の小説投稿サイトのアカウントをお持ちでない方も、上記条件を満たす限り作者としてご参加頂けます。
・プロアマを問わず、あらゆる属性の方の参加を歓迎致します。

【読者(投票者)としての参加資格】

・当コンテストには、Twitterのアカウントをお持ちの全ての方が、読者(投票者)としてご参加頂けます。
・作者としてご参加頂いている方も、同時に読者(投票者)として投票に加わることができます。

【作品形式】

・当コンテストには、以下の条件を全て満たす作品に限りご応募頂けます。
 1.カクヨム基準で500字以内の掌編小説であること(当イベントはカクヨムでは公開しませんが、文字数カウントはカクヨム基準を踏襲します)。
 2.当該テキストだけで一つの作品として成立していること。
 3.一次創作であること。
 4.新作であること。
 5.主として日本語で記述されていること。
 6.諸般の法令・公序良俗等の一切に違反しないこと。
 7.今回のお題「試」の一字を本文中に含むこと。

・条件1に関して、「小説」の定義は各参加者の判断に委ねますが、エッセイ、脚本、詩、作詞、短歌など、明らかに小説以外の文芸創作形式に分類されると思われるテキストについては、主催者の判断でリジェクトする場合があります(ただし、地の文がなく台詞のみで構成される小説や、ブログ・SNS・報道記事・説明書・論文・判決文その他の文章形式の文体模写パスティーシュからなる小説などについて、板野はかなり寛容な立場に立っています)。
・条件2に関して、以下のことは許容されます。
 (ア)同一作者が当コンテストに応募している別の作品との間で、世界観・設定・登場人物等の要素が共通していること。ただし、各応募作はあくまで単独の作品として成立していなければならず、複数の応募作を読まなければ一個の話として理解できないような形式は許容されません。
 (イ)当該作者の既存の作品との間で、世界観・設定・登場人物等の要素が共通していること(つまり、既存作からのスピンアウトであること)。ただし、匿名コンテストの性質上、原作との関連は暗示にとどめなければならず、第三者をして明らかに原作を特定しうるような形式は許容されません。

・当コンテストには、後述する投稿上限数を超えない限り、お一人で複数の作品をご応募頂くことができます。ただし、上述の通り、各応募作はそれぞれが単独の作品として成立していなければならず、前後編などの形式は許容されません。

〈許容される例〉
 ・各々独立した物語である応募作Aと応募作Bが、共通の舞台や背景を持つことが明示される。
 ・応募作Aの設定用語や登場人物名が、別の物語である応募作Bの作中で言及される。
 ・応募作Aと応募作Bに同じ人物が登場し、別のエピソードを繰り広げる(いわゆる連作短編の形式)。

〈許容されない例〉
 ・応募作Aと応募作Bが前後編の関係であり、両方を読まなければ一個の話として成立しない。
 ・応募作Aは単体の作品として成立しているが、応募作Bは応募作Aを読んでいなければ全く理解できない内容である。

【投稿上限数】

・当コンテストにおける投稿上限数は、原則としてお一人につき1作です。ただし、ツイートでの呼びかけや、リプライ・DM等での直接の声掛け等により、新規参加者の勧誘に成功された方は、1名勧誘に成功するたびに投稿上限数が倍々で増えます。1名勧誘成功で2作、2名勧誘成功で4作、3名勧誘成功で8作、4名勧誘成功で16作(以下同様)となります。
・「新規参加者の勧誘に成功する」とは、新規の方が現実に参加表明され、「誰々さんの誘いで参加しました」「誰々さんのツイートを見て参加しました」など勧誘の事実を主催者に申告された場合を指します。

【応募方法】

・作者としての参加を希望される方は、TwitterのDMで主催者にその旨をお申し出下さい。折り返し、作品エントリー用のGoogleフォームのURLと、その方固有の参加者番号をお伝え致します。参加者番号の照合により、なりすましや人違いを防ぐ仕組みです。
・応募にあたり、「残酷描写あり」「暴力描写あり」「性描写あり」(以上、カクヨム公式レーティングを踏襲)、「ホラー要素あり」「BL要素あり」「GL要素あり」(以上、匿名短編コンテストシリーズ独自レーティング)に該当する場合は、必ずGoogleフォームの当該箇所にチェックを入れてください。これらのレーティングに該当する作品については、公開時、タイトルの末尾に【残酷描写あり】などの文言を付加します。
・上記レーティングの内、「ホラー要素あり」は、心霊や妖怪を扱った作品の中でも、特に読者を恐怖させる意図で書かれた作品が該当します。例えば、幽霊が出てくるがほのぼのしていて全く怖くない場合などは、チェックを入れて頂く必要はありません。
・企画用Twitterアカウントにおける応募作品の公開順は、原則として、受付の順とします。つまり、行動や執筆の早い方が公開順において多少の優位を得ることになります。

【スケジュール】

以下、日付は全て2023年です。
・1月9日(月)~1月15日(日):事前受付期間。この間にお送り頂いた作品は、1月16日まで公開を保留し、同日に企画用Twitterアカウントにて一斉に公開します。
・1月16日(月)~1月22日(日):追加受付及び投票期間。この間、お送り頂いた作品を随時追加公開します。読者(投票者)の方は自由に投票を行って頂けます。
・1月23日(月)~1月29日(日):投票のみの期間。読者(投票者)の方は引き続き自由に投票を行って頂けます。
・1月30日(月)以降のなるべく早い日に、投票結果を取りまとめ、作品の順位・入賞結果を公開するとともに、各作品の作者名を公表します。

【順位・入賞】

・Twitterのリツイート、イイネ、感想リプライによる投票に基づき、以下の方法で順位を算出し、入賞作を決定します。

《順位》
・企画用Twitterアカウントにおける当該作品の掲載ツイートに対する、リツイート(引用リツイートは含まず)、イイネ、感想リプライ(作品掲載ツイートへの一次リプライのみをカウントし、ツリー以下は含まず)各1件につき1点を当該作品の得票とし、獲得票数による順位を算出します。ただし、一つの作品の掲載ツイートに対し、お一人から複数の感想リプライが投稿された場合、最初の1回のみを投票としてカウントします。
・最終集計においては、後述するカモフラージュの投票分はノーカウントとします。ただし、投票期間中に中間発表を行う場合は、カモフラージュ分も含めた仮の値を発表します。

《入賞》
・当コンテストへの参加人数が20名(最少催行人数)~39名の場合、入賞枠は1枠(上位1作が入賞)となります。参加人数が40名以上の場合、20名ごとに入賞枠が1枠増えます。40~59名なら2枠、60~79名なら3枠、80~99名なら4枠、100~119名なら5枠(以下同様)となります。ただし、主催者の想定を大幅に上回って参加人数が増えた場合、主催者の判断で受付を〆切ったり、入賞枠の増加を打ち止めとする可能性があります。
・結果発表後、全ての入賞作の作者に、一律、Amazonギフト券2,000円分(匿名での授受が可能なEメールタイプ)を賞金として贈呈します。お一人で複数作の入賞も認めます。最も下位の入賞枠が複数作同率となった場合、その枠の賞金は折半となります。
・名誉のみを求めて参加されたい方は、賞金を辞退することも可能です。その場合は、参加表明時から結果発表後までのお好きなタイミングで主催者にその旨をお伝えください。

【投票方法】

・読者(投票者)として参加される方は、1月16日~1月29日の投票期間中、自由に応募作に目を通し、リツイート、イイネ、感想リプライを用いて投票を行うことができます。先述の通り、作者として参加している方も投票を行うことができます。
・明らかに当該作品に好意的ではないリプライ(批判意見のみ、誤字脱字の指摘のみ、無意味な文字の羅列等)については、主催者の判断でカウント対象外とする場合があります。
・読者(投票者)としての参加にあたり、必ずしも全ての応募作に目を通す必要はありません。各作品のタイトルや、他の方の言及等を参考に、気になる作品にだけ目を通すという形で一向に構いません。
・お一人で何作にでも投票することができます。一作だけにしか投票しなくても構いませんし、全ての応募作に投票しても構いません。
・いわゆる複垢、捨て垢など、明らかに活動実態のないアカウントからの投票については、主催者の判断でカウント対象外とします。
・引用リツイートや、既存の感想リプライへの更なるリプライ(ツリー)は投票のカウントには含まれませんが、作品の応援や企画の盛り上げのためにこれらを行って頂くことは全く問題ございません。

【参加者名の公開】

・作者としての参加を表明された方については、開催期間中から、その筆名とTwitterアカウントを企画用Twitterアカウントにて公開します(もとより、コンテスト終了後には全作品の作者名を公表しますが、期間中から参加者一覧を公開することにより、参加者間の交流や、新たに参加を検討される方の参考として役立てて頂ける意図です)。
・特に希望される方については、結果発表時まで参加を秘匿しておくことも可能です。その場合は、主催者への参加表明と同時にその旨をお伝えください。

【匿名性担保のためのカモフラージュについて】

・匿名性の担保のため、参加作者にあっては以下の行為が容認・推奨されます。
 (ア)自分自身の応募作に投票を行うこと。勿論、感想リプライの投稿にあたっては、自身が作者であることを隠し、一読者のふりをしなければなりません。
 (イ)自分自身の応募作に引用リツイート等で言及すること。勿論、この場合も自身が作者であることを隠し、一読者のふりをしなければなりません。
・この規定には違和感を覚える方もいるかもしれませんが、これらの行為を容認・推奨しなければ、匿名コンテストの体裁を維持することができません。仮に自分自身の作品への投票や言及を禁止とすると、ある作品に投票・言及していないということをもって当該作品の作者であると推定されてしまうためです。自分自身の作品に第三者のふりをして言及するのは、当人としても気恥ずかしく、また周囲としても失笑を禁じ得ないかもしれませんが、匿名コンテストを匿名コンテストたらしめるための必須の要件として、ぜひ、その恥ずかしさをも楽しみに変えて頂ければ幸いです。
・ただし、作者自身による投票分については、当該作品の得票カウントからは除外します。つまり、カモフラージュを行った方も行わなかった方も、公平に票数がカウントされます。

【応募作の著作権について】

・当コンテストの応募作に係る著作財産権、著作者人格権その他全ての権利は、当該作品の作者に帰属します。ただし、各作者は、当コンテストへの作品応募をもって、主催者との間で以下の取り決めを交わしたものとみなされます。
 (ア)作者は、当コンテスト主催者に対し、企画用Twitterアカウントにおいて当該応募作を公開することを無期限に許諾する。
 (イ)作者は、当コンテストの結果発表までの間、自身が当該応募作の作者である事実を何人に対しても明かさないものとする。
 (ウ)作者は、当コンテスト主催者に対し、当コンテストの結果発表時に当該作品の作者名を公表することを許諾する。
・上記(ウ)に関して、著作者人格権の一種である「著作者名を表示しないこととする権利」については行使をご遠慮頂くことになります。どうしても平時の筆名を伏せたい場合は、当コンテスト限りの筆名の使用を承りますので、主催者にその旨お申し出ください。
・上述の通り、応募作に係る全ての権利は本来的に作者に帰属するものですので、コンテスト終了後は、主催者に一切の断りなく、応募作をご自身の作品として自由に公開・利用して頂くことが可能です。

【トラブルへの対応について】

・当コンテストは、他者を貶めたり出し抜いたりしてでも勝利を目指すといった性質のものではなく、作者・読者含め全ての参加者が和気藹々と楽しく盛り上がれることを最優先の目標としています。したがって、万一、参加者間の和を著しく乱しかねない言動があった場合、直ちに主催者が介入し、当該人物の参加取り消し等の措置を取ります。
・具体的には以下の行為を禁止事項とし、これらに該当する行為が確認された場合、作者の場合は当該人物の作品エントリーの取消と今後の企画への参加禁止措置、読者(投票者)の場合は当該人物の投票の無効措置を取ります。
 (ア)作品へのリプライ、引用リツイートまたはDM等において、当該作品の内容や作者の人格・名誉を貶める発言をはじめ、当該作品ないし作者に負の影響を及ぼしかねない発言の一切を行うこと。
 (イ)作品へのリプライ、引用リツイートまたはDM等において、他者に対し、当該作品への投票を取り消すよう求めたり、自身が投票を取り消した旨を喧伝すること。
 (ウ)作品へのリプライ、引用リツイートまたはDM等において、当該作品が当コンテストの実施要項または諸般の法令、公序良俗等に違反している可能性について言及すること。
 (エ)当コンテスト期間中、主催者がTwitterのリプライやDM等において応答を求めたにも関わらず、正当な理由なくそれに応答しないこと。
 (オ)当コンテスト期間中、主催者とのTwitterの相互フォロー関係を解除すること(必要な連絡が送れなくなり困ります)。
 (カ)その他、企画参加者として相応しくないと主催者が判断する一切の行為。
・上記(ウ)に関して、万一、当コンテストの実施要項または諸般の法令、公序良俗等に違反している可能性のある応募作を見つけた場合は、その旨をリプライや引用リツイート等で発言することは絶対に避け、主催者にDMで連絡して対処を委ねてください。

【Q&A】

Q. 参加作者は、当コンテストに応募していることをTwitter等で表明しなければなりませんか?
A. 表明しても構いませんし、しなくても構いません。応募しているのにしていないと発言すること、またはその逆も構いません。そのあたりも含めて匿名コンテストの遊び方だと思います。

Q. 主催者も当コンテストに作者として参加しますか?
A. するかもしれませんし、しないかもしれません。ただし、主催者が作者として参加する場合、その投稿上限数は、主催者以外の参加者における最多の投稿上限数を超えないものとします。

Q. 主催者も当コンテストに読者(投票者)として参加しますか?
A. 参加しません。企画運営上の必要により、主催者のアカウント及び企画用Twitterアカウントにて作品掲載ツイートへのリツイート等を行った場合も、それは投票カウントには含めません。

Q. 読者(投票者)は、作者名の予想をリプライや自身のツイート等に書いても構いませんか?
A. 構いませんが、当人に迷惑が及ばないように十分な配慮の上で行ってください。

Q. 叙述トリックを用いて異性間の恋愛であるように見せ、ラストで実はBL/GLだった旨を明かすという趣向の作品を投稿したいのですが、ネタバレ防止のため、レーティングをタイトルに付加しないことはできませんか。
A. 個別に検討しますので、ご相談ください。

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