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絵についてのあれこれ


ここのところ絵を描いたりTwitterやpixivで他の人の絵や漫画を見て「ワーッ!上手いな〜」となったり、色々な人の絵に対する考え方に触れる中で、なんとなく昔と絵に対する考え方が変わったなと感じることが多くなった。

そして先日例の先生が出したガチで最高な漫画を読んだ後から頭がごしゃごしゃしていて何か自分に見える形で文にしておきたかったのでこうして書き出します。



まず大前提として私は絵を描くし見るタイプのオタクであり、かつ元来非常に不器用なので絵がなかなか上手くならない。私より後に描き始めて私のレベルをとうに飛び越していった人をネットでは何十人も見てきているしもっといるんだろうなとは思う。素直に羨ましいし勝手に参考にしてる。許して。

とにかく本当に不器用だし描き始めて5〜6年目までデッサンやクロッキーなどすらまともにしてこなかったので今考えるとそりゃ上手くなるはずがない。現状維持で好きな絵が描ければいいタイプであったのなら良かったんだろうがそんなことはなく、際限なく上達を望んでしまうからさらにタチが悪い。不器用なくせにゴール地点が遥か彼方だからスタート地点近くでゴロゴロしてるだけなのが非常にもどかしいけれど、努力すれどもゴールが近づく予感もしない。そもそもゴールが見えない。努力が自己流すぎるから。

ただこんな絵が描きたい!というものははっきりしつつあるのでゴール自体は前よりも鮮明になったとはと思っているけど、やはり遥か彼方なので物理的に見えない。


昔は自分の絵に根拠もなく自信を過剰に持っていて、本当にめちゃくちゃ上手いと思っていたけど評価がついてこなくてガチ切れしてた(本当に最悪)。

ある時期を境に少しずつ見てもらえることが多くなったけれど同時に自分を省みたというか身の程を知ったというか自信はどんどん消失していって、今毎年見てくれている人は増えていってるのに絵が下手だなという思いも比例して増えていってる。正直そこは見てもらえているのはあくまでジャンルが人気だからとかキャラが魅力的だからであって私の実力ではないという所もある。

じゃあ自分の実力を見てほしいのか、きちんと実力をつけて見てもらえればそれでいいのかと言ったらそういう訳でもなく、「私」が納得するような絵を自分で描けるようにならなければいつまでもこの葛藤は終わらないんだろうなとは思う。非常にめんどくさい。


ただ前と違うのはこの葛藤がめちゃくちゃ楽しいしやりがいがあるってことで、昔はネットの評価に一喜一憂してたのが最近本気で気にならなくなってる(数字を意図して見てないところもある)のもその変化から生じたものかもしれない。

上手く思ったように描けないのは辛いけど逆を返せばどこか伸びしろがある、まだ上手くなれる、まだ自分の思う魅力的なものになれると自分に期待が出来る。1年前の絵を見て上手くなったじゃ〜ん!って笑えるのも楽しいので、下手だった時間もけして無駄ではないし。

いつか金貯めて美大受験して〜とか思い始めるようにもなった。多分言うだけなんだろうけどそれくらい絵に対して学びたいという欲求が強くなったってことでもあるんだろう。美大卒に好きな先生が多すぎる。

何もない、何も成せなかった人生でもまだ自分に出来ることがあるって信じたいだけかもしれないけど。


よく発している自分の絵下手だな〜!って言葉は私の場合は「下手だけど褒めて!」ではなく(だからもっと上手くなるぞ〜!)という気持ちで発してるというまとめでいいんだろうか。

ならもっと上手くなるぞ!ってだけ言えば良くないか? それはそう。


あと自分で自分の絵を認められていないから褒め言葉をちゃんと受け止められなくてそんなことないでしょと否定しがちだけど、それもきちんと拾い集めて信じていくのも大切なのかもしれないなあ。褒められると本当に嬉しいのは間違いないし本気で照れ照れするので気持ち悪いんですよね…キモ=オタクなので…。

好きって言ってくれた人本当にありがとう。その好きを受け止めてそれを励みに今後も頑張ります。

頑張るぞ〜!





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