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星遺物クローラー


始めに

ほいころです。
今回は最近ランキングデュエル・CS共に使用している星遺物クローラー(昆虫族)デッキを紹介しています
このnoteでも何回か紹介していますが、先日2月25日のサイヤCS(16人参加)にて予選3-0全勝でトナメまで上がることができたので改めて記事にしました。

現時点(R5.3.7)でのレシピ



星遺物部分

星遺物モンスター

本体の効果よりはリイヴがセットした魔法を即座に発動できるようにする条件としての運用になります。
とはいえ総数をそれなりにいれないと条件としては機能しないため軽いモンスターと明確に他の星遺物モンスターと差別化点があるものを採用しています。

星遺物-『星鍵』
星遺物の中で唯一消費なしで通常召喚できる下級モンスターです。それだけ。


星遺物-『星冠』
モンスターのリンク先に特殊召喚できます
攻撃力1000以下のモンスターをアルミラージにすれば出てくるためかなり軽い条件で出現します。また、Gを受けた場合などもEXから出たモンスター効果を無効にして破壊する効果で1妨害になりうるため、かなり扱いやすい星遺物モンスターです


星遺物の守護竜メロダーク
効果は特にこのデッキでは使いません(一応ベアグラムをサルベージできますが・・・)
星遺物モンスターの中で唯一闇属性ではないため、ビーステッドの共通効果で阻害されません
墓地にあると格段に動きを通しやすくなります

星遺物の蘇生カード


星遺物を継ぐもの
モンスターのリンク先にモンスターを蘇生します。
このデッキは墓地を肥やす手段が多く、その過程でクローラー・ソゥマなどの強力なモンスターが落ちていればこのカードのパワーも上がります
墓地がそれほど超えていなくてもアルミラージになったモンスターを蘇生することで星遺物カードであるこのカードを墓地に送ってリイヴのリンク召喚条件をリンク値とともに満たすことができます。


星遺物に眠る深層
発動時にレベル5以上のモンスターを蘇生します。
罠カードでターンを跨ぐため、リイヴでセットしてから墓地に星遺物モンスターがいなくても発動できます。
主に昆虫族ギミックで落としたスケイルモースを蘇生します。

その他星遺物関連カード


星遺物の醒存
星鍵士リイヴと並ぶ星遺物ギミックを入れる理由のカードです
デッキの上から5枚めくりその内該当カード1枚を手札に加え、残りのカードを墓地に落とします。
これによりかなり広い範囲のデッキトップを墓地に送りつつ、展開に必要な星遺物カードやクローラー・ソゥマを手札に加えることができます。
ただし、該当カードがなかった場合、めくったカードは全てデッキに戻ってしまうため、構築段階で星遺物カードおよびクローラーモンスターを多めに採用する必要があります。
現在は発動する醒存を含めなければ19枚採用しています。
リンク縛りはEXにリンクしかいないため特に関係ないです。


星鍵士リイヴ
墓地に星遺物カードがあればモンスターなんでも2体でリンクでき、星遺物魔法・罠をセットする効果とリンク素材として墓地に送られた場合に対象を取らずに場のカード1枚をデッキバウンスする効果を持っています。
セットする効果は実質サーチみたいなものですが、魔法は墓地に星遺物モンスターがいなければすぐに発動することはできないので注意です
リンク素材時のデッキバウンスについては捲りに使えるのはもちろん、マスカレーナと合わせることで相手ターンに妨害としても機能します。

昆虫族部分

このデッキの大部分を占めるギミックです
基本的にはクローラー・ソゥマにアクセスし、展開ルートに入ることを目指します

展開基盤


共振虫
展開の最も重要な構成要素であり、このカード自身も展開の初動の1枚です
レベル5以上の昆虫をサーチすることによって多くの昆虫を加えたり。墓地に落とす効果によって星遺物の蘇生カードやスプライトエルフなどの蘇生先を供給します。


ゴキポール
どこからでも墓地へ送られた場合にレベル4の昆虫をサーチします。
基本的には共振虫をサーチしますが、加えたモンスターがバニラなら特殊召喚してリンク値にできます。
さらに出したバニラの攻撃力以上の攻撃力のモンスターを対象を取らずに破壊できるため、自分ターンでは捲り、相手ターンでは共振虫等経由で墓地に落とせれば妨害にもなりえます。共振虫、ゴキポールともに攻撃力は1000なのでアルミラージになることもできます。

クローラー・ソゥマ
自己SSした後、対象にしたモンスターを裏守備にする効果、起動してクローラーを表か裏で1体または2体出す効果を持っています。
このデッキの基本ルートはこのモンスターから始まるのでいかにこのカードに触れられるかがカギになります。このカードで特殊召喚する採用クローラーモンスターはリバース効果でそれぞれモンスターか魔法・罠を破壊できるスパインとアクソンがおすすめです。

上級モンスター


クイーンバタフライダナウス
通常召喚されている場合、自身の攻撃力を0にすることで墓地の4以下の昆虫族3枚を対象に効果を無効にして特殊召喚します。
これにより共振虫含む昆虫族3体(スプライトエルフの条件のためレベル2モンスターを含んでおく)を蘇生し、共振虫の墓地効果を再び発動できるようになります。
レベル8で通常召喚されていなければならないため、重く見えますがルートに入れば騎甲虫アームド・ホーンをリンク召喚できるため、そちらの効果により通常の召喚権とは別に昆虫を召喚できるため、このカードをアドバンス召喚できます。その際もう1体のリリースはソゥマで裏守備にしたモンスターにすると無駄がないです。


樹冠の皇帝ベアグラム
召喚条件で手札・墓地から昆虫か植物3枚を除外して手札・墓地から自身を特殊召喚します。
共振虫でサーチでき、さらに共振虫を除外できます。
攻撃力が3400あり、これはペルレイノ∔スクリーム適用下のミドラーシュを一方的に破壊できる打点です。
出てくるのもチェーンブロックを組まない召喚条件のため、ルルカロスやグラファの効果にひっかかりません
こいつがいると自分の魔法・罠に相手はモンスター効果をチェーンできないため、星遺物の蘇生カードをある程度安全に通すことができます
また、このターン自身が直接攻撃できなくなる代わりに場の昆虫族・植物族以外の表側モンスターを破壊する効果で場合によっては相手が展開したカードを一掃できます。


ミドラーシュと同じ展開抑制効果を持ち、守備も2300あります
こいつを共振虫で落として星遺物を眠る深層などで蘇生するのが最終盤面の構成要素の1つです


騎甲虫スティンギーランス
互いのメインフェイズに墓地の相手モンスター1体と自分の昆虫族1体を対象にとり、こいつが出てきてから対象をデッキの1番下に戻します。
蘇生カードなどへの妨害になる他、墓地肥やしで落ちてしまったピン差しの昆虫族をデッキに戻すこともできます
また、序盤など相手墓地にモンスターがたまりにくい状況でもアギトケルベクで相手のデッキを落とせるので条件を稼げたりします


クモグス(サイド)
レベル5以上の昆虫族のため、共振虫からサーチできます

下級モンスター


B・F毒針のニードル&必中のピン
毒針のニードルは出てきた時にB・Fをサーチする効果、他の昆虫族をリリースして相手モンスターをフリチェで無効にする効果を持っています。
レベルが2のため、サーチ先の必中のピンと合わせてエルフの吊り上げからリンク値2として運用できます
相手ターンでエルフで吊り上げれば妨害としての運用も可能になります

必中のピンは昆虫がいればSSできるシンプルなサーチ先です
例のごとくムドラケルドウで戻せば、次ターン以降のニードル登場でサーチもできます。
ETでは200バーンする効果が有効に働くかもしれません


静寂虫(サイド)
永続効果で永続魔法・罠の効果を無効にします
ルーンなど永続系カードを多用する相手にサイドからいれます
レベルが2のためスプライトエルフで蘇生することもできます


応戦するG(サイド)
ピュアリィやヴァリアンツに対していれます
ゴキポールでサーチできるため結構アクセスしやすいです

EXモンスター



甲虫装機ピコファレーナ
リンク召喚時に他の昆虫を対象にとって手札を1枚捨て、そのモンスターにデッキから昆虫族を装備します。
基本的には共振虫を装備しますがドロール&ロックバード適用中などはベアグラムを装備する選択肢もあります
効果の発動のためにはリンク素材となる昆虫族2体∔対象となる昆虫族∔手札コスト1枚が必要となりますが昆虫族側の条件はクローラー・ソゥマ起動から整います。
手札コストもイシズパーツなどの墓地効果持ちを切ればさらなる動きに繋がります
墓地の昆虫族を3枚戻して1ドローする効果も強力ですが、他カードとのリソースの兼ね合いには注意しましょう。


騎甲虫アームド・ホーン
場にいる限り昆虫しか特殊召喚できないデメリット、起動効果で昆虫を召喚する効果、墓地から昆虫3体を除外して場を離れたら除外という条件で自己蘇生する効果を持っています。
基本的にはルート上でクイーンバタフライダナウスを召喚するために使います
2ターン目以降は自己蘇生を絡めてソゥマをアドバンス召喚したりなども考慮にいれます
また自己蘇生しても毒針のニードルの無効効果のコストにはなれることを覚えておくといいかもしれません

ソゥマからの展開

このデッキの大部分はアドリブですが、ここだけはルートが決まっています
裏守備にしたモンスター∔ソゥマの効果起動∔手札コスト1枚からルートに入ります
ソゥマでスパインとアクソンを出す
クローラー2体でピコファレーナをリンク召喚し、残ったクローラーに共振虫を装備する。
ピコファレーナとクローラーでアームドホーンをリンク召喚し、共振虫でダナウスをサーチ
アームド・ホーン効果で自身と裏守備モンスターをリリースしダナウスをアドバンス召喚
ダナウス効果でクローラー2体と共振虫を蘇生
クローラー1体と共振虫でスプライトエルフを出し、共振虫でベアグラムをサーチ
共振虫含む墓地の昆虫3体を除外しベアグラムを特殊召喚、共振虫でニードルまたはスケイルモース(墓地に星遺物カードがある場合)を落とす
ベアグラムとダナウスでマスカレーナをリンク召喚
スプライトエルフでニードルかクローラーを蘇生し、星遺物カードが墓地にあればリイヴをリンク召喚、それ以外はトライヒハートなど汎用妨害リンクをリンク召喚
リイヴがいれば星遺物に眠る深層をセットする

これにより盤面が
スプライトエルフ(EXモンスターゾーン)エルフ先にリイヴ(他リンク)∔マスカレーナ 星遺物に眠る深層により墓地のスケイルモースを相手ターンで蘇生可能になっていて
ベアグラムも返しのターンの墓地リソースとして使用可能になっています
ルート上ではスケイルモースとニードルは選択制になっていますが、墓地に共振虫が2体以上落ちていれば両方選ぶことができます。

その他

イシズギミック

アギトケルベク
基本的には墓地肥やしを加速させる運用に変わりありませんがこのデッキではピコファレーナやバリケイドベルグなどコストで手札を切ったり、醒存からさらに加速したりと通常の60よりは触りやすいです
ムドラケルドウ
妨害の他にピン差しカードのリロードとしても重要です
また、ソゥマの対象になった時、チェーンして墓地戻し効果を使ってもソゥマは出てこれることは覚えておきましょう

リンクモンスター

基本的にはリイヴと昆虫族以外は汎用的な妨害や耐性持ちモンスター、展開補助のカードを採用しています。
フィニッシャーにはトポロジック・ゼロヴォロスを採用しています

メインモンスター

手札誘発など汎用札の紹介は省きます

ドラゴン・アイス
手札か墓地に存在することで相手の特殊召喚に反応して手札の墓地効果持ちを切ることができます。


妖精伝姫シラユキ
墓地利用デッキの定番カード
このデッキでは共振虫や不知火の宮司の被除外効果を起動できたり、ゼロヴォロスの打点を大幅に上げられるためさらに相性がいいです


不知火の宮司(サイド)
墓地利用デッキの宿命として次元の裂け目などの除外変換ギミックに弱いデッキですがこのカードを入れておくとそれらを突破できる可能性があります
どこからでも除外されていいため、めくりカードで無理矢理探しに行くことも考えられます。


エリアル(サイド)
イシズギミックミラーに置いて、特に相手ターンでのけん制に使います
また、共振虫や宮司がある状態で効果で墓地に落ちればそれらのトリガーにもなります


ブロックドラゴン(サイド)
手札・墓地の地属性3枚を除外する度に1ターンになんどでも手札・墓地から自己SSできます
単純にリンク値稼ぎとして便利な他、やはり共振虫を除外できます
昆虫族はベアグラムととりあいになることだけは考慮しましょう
今はサイドですがパワーが高いカードなので使用した感触次第ではメインにいくかもしれません


魔法

芝刈り・おろかな埋葬の墓地肥やしカードや誘発をはじく墓穴の指名者、後攻で芝刈りを持ってくるための三戦の号(サイド)を採用しています。

終わりに

星遺物デッキの主に採用カードの役割について触れていきました
このデッキは昆虫ギミック・星遺物ギミックともに拡張性が高いので今の採用カードの他にも意外なカードが活躍できるかもしれません
一部カードの入手難度は高いですが興味があれば組んで回してみてもらえたらうれしいです。
ありがとうございました。


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