TIME Alpe d'huez DISC 2024 購入記 その1 序章
随分とこのnoteも放置してしまった。はっきり言って、公開はしているもののチラシの裏の落書きみたいなものなので、備忘録として記している。
3年前に購入をしたGIANT TCR ADVANCED 2という私にピッタリなロードバイクから、TIME Alpe d'huez DISCという分不相応なロードバイクに乗り換えた際の記録として残しておきます。
そろそろ新しいフレームを・・・
TCR ADVANCED 2 DISC SEの購入~納車に至るまでを詳細に書いたが納車された後は当欄をほっぽらかしにしていた。
その後、TCRはかなり乗り倒し、コンポをUltegra Di2に自らの手で換装し、日々のライド、富士ヒル、ブルベ等大活躍をしてくれた。
TCRは本当にいい自転車で、不満もほとんど無く、カムバックライダーの自分がほぼ初心者として、最新のディスクロードを堪能するには間違いのない選択であったことは今でも心の底からそう思っている。
基本的なスペックもそうだし、自分自身でコンポの入れ替えを実施することで、自転車のメンテナンスについてかなり深くまで理解することができた。
例えば、圧入式のボトムブラケットの打ち換えをする事で、その構造のメリデメを完璧に理解できたし、ディスクブレーキのメンテナンスをすることで、その扱いに対しての恐怖心等も解消され、心おきなくその性能を堪能することができた。
また、乗り味も当初言っていたように、ほぼ初心者の私が乗るには全く遜色のないスペックで、ヒルクライムであろうがロングライドであろうが、その懐は深く、選択したホイールMavic Ksylium SL DISCの扱いやすさにも助けられ、先にも記したように全く不満がなく、3年前から初心者に毛が生えた程度の自分にはぴったりの愛機であることは疑いようがなかったのである。
しかしながら、ロードバイク沼というのは恐ろしいもので、なぜだか新しい、しかも軽いフレームに興味が出てきてしまったのだ。
きっかけは友人が新しいマシンを手に入れたこと
去年の春ごろ、それまでニューマシンの導入を臭わせて詳細を語ろうとしなかった友人から、1枚の画像がLINEで送られてきた。
そこには、彼の選択としては少し意外なニューマシンが。。。
「ほほぅ、そう来たか・・・」
とその瞬間は思ったのだが、次の思考として「俺が今ニューマシンを買うとしたら何かな・・・」という雑念が湧いてきた。
TCRに不満はないけど、もっと乗り心地が良くて、もっと軽いロードバイクがいいなぁ、、、
TCRのペダル無しでの重量はその時のセッティングだと8.5kgくらい。また、剛性感たっぷりのフレームから来る乗り心地のハードさが少し気になってきてもいたのだ。
最初に興味を持ったのは"S-works Aethos"
そこで、私が最初に興味を持ったのはスペシャライズドがUCIの規定にとらわれず、純粋にロードライドを楽しむというコンセプトのもと開発したAethos。それも、フレーム単体重量が500グラム台というS-works Aethos。
私自身、そもそも自転車で速く走ることにあまり興味がない。"ロードレース"にもあまり興味はなく、ヒルクライムイベントには出るものの、目標値としては富士ヒル・ブロンズ。自転車には目を三角にしてタイムを追求する、、、という事は求めておらず、”気持ちよく、長く乗れる・登れる”という事はTCRを選んだ時から全く変わりがない。
そういった意味ではAethosのコンセプトは私には大いに響き、コンポは現在のものを流用するとして、ハンドルは何を選ぶか?ホイールは?サドルは?等と沼に向かってまっしぐら状態となっていった。
しかしながら、そういったフレーム以外のパーツアッセンブルを考えていった際に、結局スペシャにはrovalというコンポブランドがあり、その中から選ぶ・・・、製品自体は素晴らしいと聞くし、ラインナップも充実しているので全く問題ないのだが、なんだか囲い込まれている感じが・・・roval以外のブランドのものを選んでもいいのだがなんとなく違和感を感じる・・・
Aethos自体には本当にいいイメージがあるのだが、なんとなくその囲い込み感の息苦しさみたいな壁を超える事が出来ず、興味は薄れていった。
それでも欲しい新フレーム
S-works Aethosから気持ちは離れたものの、その購入検討を行うにあたり、軽量モデルのハイエンドフレームセットを買うのにはどのくらいの予算感が必要なのかはだいたい掴めた。コンポはUltegra Di2を流用して、フレームを新しく、ホイールもそのフレームに見合ったものを組み合わせると概ね80万円~90万円程度かと。
はっきり言って高い。高すぎる。狂気の沙汰とも言える。
しかしながら、最近人気の空力バリバリのエアロロードのハイエンド達は風洞の使用コストなども踏まえ、もっと高額になる。フレームセットのみで80万円~100万円を超えるモノ達がざらにある。エアロを考慮したリムハイトの高いホイールセットを組み合わせると、簡単に120~130万円台に手が届く予算が必要となってしまう。
とはいえ、私自身はそういったカリッカリのエアロロード達にあまり興味はなく、あくまで軽量マシンを手に入れたい。そうすると、予算的にはそこまで高くないのでは?という訳の分からない考えとなってしまっていた。恐るべしチャリンコ脳!恐るべしチャリンコ沼!!
潜在意識から呼びかけてくる「いつかは・・・」という声
友人から新車の画像をもらってから3か月程度たったある日。
ふと、そういえばTIMEに乗りたいと思っていた時期があったな、との思いがよぎった。「いつかはTIME」そんな風に語られた特別なブランド。しかしながらその特殊性から、非常に高価というイメージ。自分にはあまり関係がないなと思い込み、記憶の奥底へとしまい込んだ存在。
ちょっと気になって、PCとスマホでTIMEを検索してみると・・・Alpe d'huez というモデルがちょっと前にフルモデルチェンジをしたとの記事が!
なんでも、トップグレードのAlpe d'huez 01というモデルとセカンドグレードのAlpe d'huez21というモデルが統合されAlpe d'huez(DISC)になったと。正確にはAlpe d'huez 01がAlpe d'huezになったのか?ちょっとよく分かりませんが、とにかくセカンドグレードが無くなりモノグレードになったと。造形としては、旧来のセカンドグレードのAlpe d'huez 21に近い形をしながら、新素材を配合して、ケーブルのフル内装化を果たし、、、TIMEの独自技術であったマスダンパーを内蔵するアクティブフォークが廃止され、、、とのこと。
価格を見るとフレームセットで60万円程度。。。あれ?S-works Ahtosとそんなに変わりがないじゃん。アクティブフォークがついていると70万円近くしたAlpe d'huezだったけど、意外といけるのでは・・・とよからぬ考えに。
「いつかはTIME」って思っていたけど、その”いつか”ってひょっとして今なのでは???
あー!完全に頭がバグってる!!いったん冷静になれ!と言い聞かせるも、結局数週間後にはやばいテンションのまま、いつもの自転車屋さんへ体が勝手に向かっていた。
さて、次回はAlpe d'huez DISCを購入~納車までの一連の流れを記します!
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