丸に梅鉢SS・A『歌は天地繋ぐ言祝ぎ』
詩人の谷川俊太郎さんの『魂のいちばんおいしいところ』という詩集が好きだ。
その中でも特に『三つのイメージ』という詩が気に入っている。
その詩の最後の締めくくりはこうだ。
私は「チャネリング*」という、一般の人が聞き慣れないであろうことを副業にしている。
「チャネリング」をするたび、この詩のように「ひとつの問いかけ」を、依頼者に対して贈っているように思う。
前世であったり、天界であったり、はたまた、妖怪の生きる世界であったり、様々な世界線を行き来しながら、今世の依頼者を守る存在である「ハイヤーセルフ」が伝えたいことを整理し伝えるのはなかなか、時間のかかることだ。
こちらが形式上提示している「2時間」などあっという間で、長ければ4時間かかる。
これを仕事にすると決めて1年が経つ。
今までやった仕事の中で、最も「向いている」仕事だと確信している。
「やりたいことか」と聞かれると、いまいち、ピンと来ない。
「では、なぜ、チャネリングをやっているのか」という話になる。
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