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【ワンピースカード】4弾環境最強の緑おでんデッキ

1.はじめに

 はじめまして。いたくと申します。
 2023年CS大阪エリアで全く環境にいないおでんリーダーを使用し、ベスト32という結果を残し、まぎれもなく4弾環境で最強のおでん使い(というよりも最強のおでんデッキを作った人?)だと思うのでこの機会にnoteを初めて執筆させていただきました。
 2023年8月20日現在、第5弾環境の情報が徐々に公開されてきていますが、第5弾でも活躍できる可能性は残っていると思っています。白ひげにはめっぽう強く黄色対面にもかなりやれるので、私のおでんデッキ公開によって環境に少し影響を与えられるのでは!?とワクワクしています。
 つたない文章かと思いますが、どうぞお手柔らかによろしくお願いいたします。

 最終的なデッキリスト自体はtwitterにも載せておりますので是非そちらをご確認ください。
 有料とさせていただいている「5 いたく型おでんデッキver1~2」では私(いたく)が最初に思いついたロシナンテ軸のおでんデッキ(ver1)について紹介し、何がやりたかったか、実際に実戦で使ってみた結果感じたこと、そこからの修正結果(ver2)について掲載しています。
 「6 いたく型おでんデッキ(ver3(最終版))」ではver2からさらに修正を加えて、チャンピオンシップ2023(1次予選)決勝大会に最終的に持ち込んだデッキについて修正理由も交えて紹介しています。
 「各対面で意識する動き」などは今のところ書く予定はありませんので、ぜひ皆さんで試行錯誤してみてください。

早速ですが、以下の写真の状況の時、あなたはどのような選択をとりますか?
相手のリーダー白ひげはパワー8000の状態とします。
相手の手札が少なく現実的には起こりえない状況ではありますが、ロシナンテ軸のおでんデッキであればこのような自分の盤面はよくある状況です。

おでんvs白ひげ詰将棋問題

私がとる選択は「4.理想的な動き」に記載しています。

2. これまでの実績

●2023年7月30日:2023チャンピオンシップ1次予選大阪エリア大会
 参加者:約1,200人
 使用デッキ:緑おでん
 戦績:7勝2敗、26位でベスト32入賞(決勝大会進出件獲得)
●2023年8月5日:フラッグシップバトル
 参加者:約64人
 使用デッキ:緑おでん
 戦績:5勝1敗 2位でシリアルシャンクスゲット
●2023年8月20日:2023チャンピオンシップ1次予選決勝大会
 参加者:猛者157人
 使用デッキ:緑おでん
 戦績:1勝3敗。。。
以上です。

大阪エリア大会までスタバでの優勝経験もなく、フラッグシップでも1度だけギリギリクイーンを手に入れたことがある程度でした。
普段はYouTubeでワンピカードの動画を見たり、1人回しをしたり、ばんろび(メタバースロビー)での対戦がメインで、チャンピオンシップ直前になってからスタバ等に参加し練習し始めたいわゆるエンジョイ勢です。


3. おでんを握るに至った経緯

 マイナーでリーダー効果に癖のあるリーダーで構築を考えるのが好きで、1弾では赤緑ロー、2弾環境以降はゼットを愛用しており、チャンピオンシップの店舗予選もゼットで決めました。(ローはマイナーとは言えませんが、、、)

 4弾環境になってからはレベッカを使いこなしたいという思いで当初は使っていましたが、エリア大会福岡(7月2日)での上級者のレベッカの使いこなしに愕然とし自分にはたどり着けない領域だと思い完全に諦めました。

 7月上旬、エリア大会大阪まであと1か月と迫る中、4弾環境で「テキストは強い」というカードとして「ロシナンテ(緑8コスト)」「リーダー イッショウ」がよく言われていましたが、これらを何とかして活躍させられないかというところに興味が出てきました。(リーダー イッショウについては省略)

 「ロシナンテ(OP04-119)」の効果というと、登場時に緑のコスト5のキャラを登場させられて、実質8コスで13ドン分の役割。また、相手ターンにアクティブの5のキャラがKOされないので、黒や赤、黄(雷霆)で中コスト帯のKOが容易にできる4環境でめちゃくちゃ強そうですよね。

まずは緑で強いといわれているリーダーでのロシナンテ採用を考えました。4弾環境の緑といえば赤緑ローや緑紫ドフラミンゴくらいでしょうか。ただこのリーダー達では、ロシナンテを入れる枠が全くありませんでした。

次に考えたのがどのコスト5の緑のキャラと組み合わせるのが強いかです

 コスト5の緑のキャラは4弾環境では10種類しかなくOP01に収録の「ヤマト」「傳ジロー」「ロー」「ドレーク」、OP02の「キャロット」「フランキー」、OP03の「ジャンゴ」、OP04の「ディアマンテ」、ST02の「ホーキンス」「ロー」です。

すべて強いですが、この中で完全に書いていることがおかしいバグレベルに強いカードがあります。そうです「傳ジロー」です。

傳ジローは5コス7000とバニラと同じコスパであり、リーダー錦えもんでも採用されることもあるカードですが、おでんデッキで採用した場合にはその効果はワンピカード界最強レベルの強さです。(ということを自身は使ったことがなかったのでYouTubeの対戦動画等で理解していました笑)

つまり
ロシナンテ&傳ジローが強そうやしおでんデッキ作ってみようというのが初めのきっかけです。
・おでんへの愛ではありません。
・ロシナンテ採用も愛ではなく性能の評価です。
・これまでのおでんデッキで採用されていたカードも知ったこっちゃありません。
・6コス錦えもん型は試したことがないのでわかりませんが全くコンセプトが違うので検討すらしていません。
・8コスおでんもロシナンテ軸で使っていたら採用したいと思ったことはありません。

ずっとおでんリーダーを愛用している方には申し訳ございませんが上記を踏まえてお読みいただければと思います。

4. 理想的な動き

どの対面に対しても共通して強いのは最速傳ジロー。以上。簡単ですね。

傳ジローは最強カード!!なので4ターン目以降に常にアタックできる状態にしておきたいです。(1枚を残し続けるor2枚以上並べる)1枚を残し続けるには巣がきや白滝が重要になります。

基本的にはドフラミンゴ最速着地ができる後攻を選択するのが強く、理想的な動きとしては
後攻3ターン目:
 傳ジロー登場
後攻4ターン目:
 ロシナンテ+5コス緑
 リーダー効果で2ドンアクティブ
 傳ジローにドンつけてアタック(さらに2ドンアクティブ)
 残りドンの使い方は状況に応じて
後攻5ターン目:
 10ドフラミンゴ
 リーダー効果で2ドンアクティブ
 傳ジローにドンつけてアタック(さらに2ドンアクティブ)
以下略

後攻4・5ターン目に8コス10コス登場でドンを使い切ってもリーダー効果と傳ジローでプラスアルファの行動ができるのが他のリーダーには出来ないおでん最大の強みです。

ここで「1.はじめに」で記載した「おでんvs白ひげ詰将棋問題」の答え合わせ?をします。
盤面に傳ジローが残っており、上記の理想の動きができそうです

手札1枚(カウンター2000)で返して、相手に速攻がなければ次のターン余裕の勝利となります。
速攻がなければ勝ちなので7~8割くらいで勝ちでしょうか!
というわけで不正解です。より高い確率で勝てる立ち回りが存在します。その立ち回りでは相手のライフがトリガーでなければ確定リーサルです。
それについては「6. いたく型おでんデッキ(ver3(最終版))」で答え合わせをします。

5. いたく型おでんデッキver1~2

 まずは私が最初に作成したロシナンテ軸のおでんデッキは以下の通りです。(誰も使ってないデッキで実績残したんだから売名くらいさせてくれという気持ちでタイトルは「いたく型おでんデッキ」としていますが、普通に「ロシナンテ軸おでん」という呼び方でいいと思います笑)

いたく型おでんデッキver1

いざ実践
対白ひげ:めちゃくちゃ勝てる
対カタクリ:勝てそうなのに負ける
対ゾロ:ほぼ負け
対レベッカ:1000%負け

修正の考え方①:サーチイベントは1コス無駄にするから不要

 ver1で入っていたドン・キホーテファミリーは1コストのサーチイベントですが、こんなカードはいりませんでした。サーチがなくても引けるからというのもありますが、それは運と確率の話なのでさておき一番の理由は1コスト無駄にしているからです。
 ここでいう無駄とはサーチを外すということでも相手がアタックしてこない場合のことでもなく、貴重な1ドンをサーチに使ってしまっているということです。
 例えば、対白ひげの後攻3ターン目に手札に「傳ジロー」と「ドン・キホーテファミリー」があった場合にどのような動きになるか。このターンの動きとしては5コスで傳ジローを出して、1コスアクティブで返して相手のターンにドン・キホーテファミリーでロシナンテ探しに行くというような動きになるかと思います。無事にロシナンテを回収できれば安心してしまいますが、1コスをイベントカードのために温存したことでリーダーアタックができず、相手の手札を消費させられていないことが勝負を分けていたということも十分にあるのです。また、その1コスイベントが仮に別のカードだった場合はどうでしょう。2000カウンターなら相手のアタックを1回余分に防げて1ターン延命できることもあるでしょうし、強いキャラカードならロシナンテに頼らずゲームプランを立てられた可能性もあるのです。

(p.s)対戦後に「10ドフラ素引きは強すぎです(そのせいで負けたという雰囲気で)」といわれることがあるのですが、それは違うといいたいです。「10ドフラを引くか引かないか」ではなく「10ドフラを引くか、それ以外のカードを引くか」なのです。10ドフラを引いたからそのプランで進めたのであって、別のカードを引いていれば違うプランを取ります。

修正の考え方②:おでんデッキではすべてのワノ国のカードは実質2000カウンター?!

 おでんのリーダー効果はワノ国を1枚捨てることで2ドンアクティブにするというものです。2ドンのカウンターイベントは巣がきやパンクギブソンがありますが、これは1枚でパワー+4000となります。つまりカウンター値が少ないワノ国のカードリストですが、おでんデッキではそれがあまりデメリットにはならないのです。むしろリーダー効果を最大限に利用し、カウンターイベントを多めに積むという構築にできるのです。これは錦えもんとの最大の違いです。

修正の考え方③:白髭以外の対面での先行2ターン目の動きも考慮

 カタクリに対して先行2ターン目にももの助がいないとやることがなさ過ぎたので3コスお菊を採用。赤緑ローにも強そう。

修正の考え方④:低コストブロッカー

 5コスヤマトが黄色に強そうにもかかわらず、ブロッカーの採用が少なく、ほとんど勝てなかったため、黄色が苦手とする低コストブロッカーの採用。理想的な動きに記載した10ドフラ登場後のプラスアルファの行動で低コストブロッカーを出せればかなり強い動きになります。

修正の考え方⑤:弱エ奴は使い方も難しぃ!!!

 5ドンアクティブで返すタイミングがねえし、ばればれや。

これらを踏まえてver2

いたく型おでんデッキver2

リーダー効果と傳ジローを活かした2コス4000カウンターイベント盛り盛り!!

いざ実践・・・
カウンターイベントかさばり過ぎー

6. いたく型おでんデッキ(ver3(最終版))

修正の考え方⑥(改):低コストブロッカー

 黄色対策の低コストブロッカーとしては1コスベッジを挙げていましたが、3弾の1コス以下をKOできるシュトロイゼンや4弾ではアマンドも加入し、2コス以下のブロッカーは安心しておいておくことができなくなりました。

 そこで候補に挙がったのが、3コス4000のネコマムシです。たまにテキスト読ませてくださいと言われますが、「ブロッカー」以上です。カウンターもありません。基本的には完全にシャチの下位互換です。

 3コスということもありキャラおでんKO時に連れてこられるカードであるためキャラおでん採用デッキには十分に採用する価値のあるカードですが、おでんを採用していません。
 しかし、おでんデッキでは十分に採用する価値のあるカードなのです。
 その理由については「修正の考え方②:おでんデッキではすべてのワノ国のカードは実質2000カウンター?!」に基づきます。また、パワー4000のブロッカーというのは非常に優秀なのです。(5コスマルコ、白ひげアタック時効果の対象外など)

修正の考え方⑦:カウンター2000の採用枚数

 第1校から第2校にかけてカウンター2000の採用枚数を8枚→4枚に減らしたのは完全に間違いでした。採用しているカウンターイベントはいずれも強いカードではありますが、終盤に手札にカウンターイベントが4枚とかあった場合に8ドン構えて返しますか?そんな弱いことないですよね。

修正の考え方⑧:高コストカウンター値無しのカードがかさばるとしんどい

 ロシナンテとドフラミンゴの採用がこのデッキの特徴(ドフラミンゴは緑全般に採用されていますが)ですが、どうしても引きたいからと言って4枚採用すると、かさばったときに邪魔でしかありませんでした。
 基本的に強いカードしか採用していないため、どちらか1枚でも引ければ十分にゲームプランを立てることができるので採用枚数を減らすことにしました。

修正の考え方⑨:目指すは完成された50枚(「4×12+2」or「4×11+3×2」)

 修正の考え方⑧と合わせてロシナンテとドフラミンゴをそれぞれ3枚採用し、それ以外を4枚×11種でデッキを構築することを目指すことにしました。

修正の考え方⑩:ピン刺しの強み

 手札1枚で相手の5コスブロッカー無効ルフィの16000パンチを防ぐことができるカードがあります。そうです「弱ェ奴は死に方も選べねえ」です。

 ver1では2枚採用しており、あまり使う機会もないと感じたのですが、ver2でパンクギブソンを採用するようになったときに、ギブソンケアで4コストのキャラからアタックしてくることが当然多いと感じるようになりました。相手を惑わすことができます。

というわけでこれらを踏まえてver3(最終版)

いたく型おでんデッキver3(最終版)

※50枚の内訳は目標としていた4枚×11種+3枚×2種ではありませんが
4枚×8種+4枚(2000カウンター)+4枚(4000カウンターイベント)
+3枚×3種+1枚(ピン刺し)
なので比較的綺麗な構築だとは思っています。

長文にもかかわらずここまでお読みいただきありがとうございます。

最後に最初に出した「おでんvs白ひげ詰将棋問題(再掲)」の答え合わせをしましょう。
決して頻繁に起こる状況ではなく小技にはなりますが、おでんの面白さが詰まった動きになります。

おでんvs白ひげ詰将棋問題(再掲)

このターンでリーサルを狙いに行きます。相手の手札は最も理想的なラディカル1枚&2000カウンター3枚を想定しています。

 最後の2行は相手のカウンターの切り方によって多少変化するかと思いますが、いずれにせよ確定リーサルです。
 負け筋は最初のヤマト10000をライフで受けられてリーダーパワー+1000するトリガーを踏む場合や十字架トリガーですがそもそも元の手札にカウンター値のないカードがあればトリガーがなんであれ勝ちです。
 大阪エリア大会時点ではイゾウ以外の2000カウンターはロシナンテの対象であるキャロット4枚採用だったのですが、このような動きをするために決勝大会にはベビー5を2枚採用しました。

(リーサル計算方法)
①使用できるドンの計算:10ドン+4ドン(傳ジロー2体)+2ドン(リーダー効果)=16ドン
②キャラの登場に使用するドンの考慮:16ドン-2ドン(1コスキャラ2体)=14ドン
③②で算出したドンを振り分け。(今回の場合相手のライフが1枚残っているので、均等に割り振ります。)10000×3+12000×1
とそれっぽく書いては見ましたが、実際の対戦では計算した上でリーサルを確信し攻めるのではなく、このターンで決めなければ負ける可能性が高いから攻め切るしかないという状況が多いです笑。相手の計算を狂わし、リーサルに持っていけるのがおでんの強みです。

 また、このおでんデッキでは対戦時間はそれほど長くならないので、最後のターンの最適なドンの割り振りは余裕をもってできると思うのでゆっくり考えてアタックしましょう。

長文にもかかわらずここまでお読みいただきありがとうございます。(再)
急いで書いたため今後も余裕があれば修正していきたいと思います。

2023チャンピオンシップ1次予選の結果がまぐれの結果と言われないよう今後も頑張っていきたいと思います。では!

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