新たな生物鍋
みなさま
味覚、開拓してますか?
ご無沙汰でこんなことを聞くのも不躾なんですがね。あえて聞きましょう。味覚の秋。(まだ暑い時に書き始めたものですが)
食の楽しみとは!
普段食べるものから選ぶだけでなく、新たな食べ物を知ることにもあります。
そんなわけで味覚開拓兵こと私いたがきは、隊長(バイト先の社員さん)の背中を追ってアマゾンの奥地へ進みました。
(いつもお誘いありがとうございます❤️🔥)
君はどぜうを(以下略)
どぜう?なんだそら
と思われた近代食生活をお過ごしの方のためにご紹介。
ですって。
「どじょう一匹、うなぎ一匹」
サイズによるだろ。と思いつつ。
子供の頃川で追いかけ回して遊んだものです。よもや口に入ることとなるとは。
実際に提供されるのは、すでにやわらかく甘く煮込まれたどぜうさん達ですので、生きている様子は見られません。
写真で少しビビってしまいました。
が、ここで尻込みしてはどぜうに尾鰭を指して笑われます。
食うぞ……丸鍋……!!!
!!!!!!!
想像以上のインパクトです。
みんな体に艶があって何匹かと目が合いました。
安心してください。
これだけでは食べません。
臭み取りの意味も込めてネギを投入します。
これがしなったら食べごろだそう。
おぉ、緑が入るだけで安心感が。
美味しそうに見えてきました。(失礼)
実食!!!
フーフー
パクッ
シャキ モシャッ(?!) シャクシャク
………………
うまい。
なんだこれ。
小骨があって、滋味深い味です。
サンマのワタがもっとマイルドになってあっさりしたような感じ
ニシンも近いかも。
ニシンの臭みが4kHzだったら、
どぜうの臭みは2kHzという感じ。(伝われ)
何というか旨味の本体と臭みがより近い感じですかね。
でも臭いわけじゃないんですよ!
身の味が薄いので、そう感じるだけ。
タレにつけて煮てあるので味はちゃんと美味しい。長ネギ、嬉しい。
ご飯と食べるものかというと、そこまで味が濃いわけでもないかな
おでんぐらいの味の濃さです。
なんだかクセになります。
むしゃむしゃ食べていると、別の奇怪料理が登場。
こちら、鯉。
鯉?!?!
上野キャンパスのバスロマンみたいな色の池で泳いでる?
いかにも。
食べられるんだ。
食材としてはあまり向かない魚だそうですが、人間の食欲を侮らないでください。
こちらも甘く煮詰めてあり、身はホロホロ。
骨は多いですが骨の周りは味が濃くて美味しかったです。
これは完全に日本酒のアテだね。
そう。お酒もいただきました。
うますぎ。
後ろの青いお皿気になりました?
気にならないって?
まぁそう言わず見てってよ。
クジラです。
「さらしクジラ」という料理で、鯨の尾羽(おびれ)や皮を薄くスライスして脂肪分を取り除いて冷水に晒したものだそう。
見た目はクラゲみたいな感じですが、持ってみるとフルフルサワサワ。酢味噌で食べます。
おいしい!
けど味はほぼしないかな。
遠くに鯨の味がするけど、食感を楽しむもの。
キクラゲともクラゲとも違うんだよなー
そんなに歯ごたえないんですよ
機会があれば食べてみてください。
まだこの食感を形容できない。
奇怪な食べ物をたくさん食べてびっくりしてしまいましたが、クラシカルな卵焼きや冷奴でフィニッシュ。
どれも知らない味ですごく美味しく楽しかったです……
やはり味覚は更新していかねば。
死ぬまでにあとどれくらい新しい食べ物を食べられるかな〜
楽しみは尽きません。
本当にご馳走さまでした!
P.S
社員さんとはそのままカラオケに行きました。
社員さんは中国語が堪能なので中国語ソングを歌っていました。
字幕あれば結構意味わかるもんだね。
漢文勉強しておいてよかった!
また行きましょう!!!
おしまい
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