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【復習:POOLO JOB】五月女 菜穂さんの「伝えるための文章術_トラベルライター概論」

この記事は、POOLO JOBの講義の復習です。

5月13日に「伝えるための文章術_トラベルライター概論」の講義を受講しました。
講師は五月女菜穂さん、新聞記者としてキャリアを始めたのち、現在はフリーランスのライターをされています。"旅"と"演劇"という2つの軸を持っているという異色の方! POOLO JOBのコースも終盤に差し掛かっていたので、今までを振り返るような講座内容にしてくださいました。


「ライター」とは"伝える人"

まず、「"ライター"とは何かを一度考えていただきたい」と受講生への問いから講義は始まりました。

五月女さんによると、「ライターとは"伝える人"」でまとめられるとのこと。
その理由として、ライターという仕事の範囲は幅が広く、作家からジャーナリスト、ブロガーなど多岐に渡るので、それをまとめていうと"伝える人"になるそうです。

そのうえで、差異を生み出すのは「"伝える" × "何か"」という掛け算。
たとえば、五月女さんの場合は「ライター × 演劇」であり、それは、取材するものだったり、職業や住んでいる地域だったりと、この掛け算の"何か"の部分には正解がありません。そして、ここに専門性が生まれます。

今回の講義では、「ライター × 旅」のトラベルライターという定義でお話をしてくださいました。

ここで、五月女さんから受講生へ、頭の片隅に置いておくべき注釈をお話しされました。
それは、「旅を仕事にする」のと「旅をしながら仕事をする」のは違うということ。

「旅を仕事にする」のは、旅がコンテンツになります。
一方で、「旅をしながら仕事をする」のは、リモートワークなどで移動しながら働くことになります。たとえば、ワーケーションはこちら側になります。
この2つは混同しやすいので、自分がやりたいことはどちらか知っておくようにとのことでした。

POOLO JOBのコースは「旅を仕事にする」のがテーマなので、講義はこの方向で進みます。

トラベルライターには2種類ある

五月女さんによると、トラベルライターには、2つのタイプがあるそうです。
それは、「作家」タイプと「ライター」タイプ。

「作家」タイプ

  • 書きたくて仕方がない

  • 毎日更新、書くことが自己表現

  • 世界観を伝えたい

  • エッセイとかコラムを書きたい

「ライター」タイプ

  • 取材が楽しい

  • 書くことは自己表現にはつながっていない

  • 正直、書くことはしんどい

  • インタビュー記事が書きたい

五月女さんは「ライター」タイプだそうです。
作家タイプの例は、深夜特急の著者である沢木耕太郎さんになります。
氏の実体験をもとに本を書き、文学として成り立っているので、まさに作家タイプです。

「ライター」タイプは、誰でもなれると五月女さんはおっしゃいます。「作家」タイプは、ある程度センスが必要だけど、「ライター」タイプは正しい努力とやる気があればよいとのこと。この講座で学んだ先には「ライター」になれるので、ぜひぜひ頑張っていきましょうと、受講生にエールを送ってくださいました。

選ばれるための心構え

続いて、ライターとして選ばれるための心構えをお話ししてくださいました。

  • 記事には旬がある
    トラベルの記事は旬が短いので、取材したら早く出す心がけを。締め切りには、こういう事情もある。

  • 記事の価値を考える
    クライアント案件の場合は、報酬以上のコストがかかっているのを覚えておくこと。報酬以上の価値あるものを書くぞという心意気を持つ。

  • インプットなくして、アウトプットなし
    インプットした分だけアウトプットの質も一緒に上がっていき、自信にもつながる。この講座が終わってもインプットは続けていこう。

  • アウトプットなくして、成長はなし
    インプットばかりで頭でっかちにならないように。書かないと文章力は上がらない。書いた記事の評価をうけることも大事。書いたら書いただけの見返りと成長が待っている。

講義の後半では、執筆に使えるアプリ、文字起こしや画像のヒントサイトなども教えてくださいました。


以上、五月女菜穂さんの講義の復習でした。
「"伝える" × "何か"」のお話では、私が伝えたい "何か"を自問する機会となりました。
「作家」か「ライター」かのお話では、私は作家タイプだと思います。
だとしたら、トラベルライターという肩書きで、どういう発信をすればやりたいことに近づけるのか?
まだわからないことばかりなので、いろいろ記事を書いて方向性を探していきたいと思います。


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