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風の時代のメッセンジャー
紫金山・アトラス彗星の写真が美しい。4年前ネオワイズ彗星が接近した時は私の中でちょっとした天体ブームが沸き起こり、車で1時間走って海岸からの撮影に何度か挑戦した。肉眼で探すのがものすごく難しくて、苦労して仕留めた撮影結果には胸を躍らせた。彗星見に行こうよって家族を誘ったけど結局その日見えなくて、近くの有名店でまぐろラーメン食べて帰ったっけ。彗星は何だかワクワクさせてくれる。映画「君の名は」何度見ても泣ける。まさに今も激動のタイミングなので、もう少しこのワクワクを楽しめそうなのは喜ばしい。
撮影に成功した方の情報では首都圏だと23区内の高層ビルや神奈川の海岸で成功率が高いように見受けられたが、今日の予報は晴れのち曇りだったためとりあえず自宅近くの多摩川まで夕方自転車を走らせた。ちょうど日が沈むところで、秋空を黄金色に照らす夕陽にエネルギーを分けて頂いたのだが、西の方角にはすでに雲がたなびいていて楽観できない。地表に近い地点に現れると聞いていたので山嶺に遮られない場所を選んだが、出現予想場所がパチンコ屋の真上くらいで、日が落ちても明々と照らされる照明が災いしたのか、結局彗星を見つけることができなかった。理屈としては富士山が見える場所なら発見できる可能性が高そうなので、それを踏まえてリトライしたいと思う。
それでももうじき満月を迎える美しい月や金星、スピリチュアル的に由来のあるアルクトゥルスも拝めた。橋の中央で待機していたので、川の流れと鈴虫の鳴き声にも癒された。懸念としては行きがけに自転車で通行中、鼻を強打したのか顔面血まみれの女性が介抱されているシーンを目撃した。何か手伝えることがないかと一瞬考えたが、すでに多くの人が電話で救助を呼んだり身体を支えて慰めていらっしゃったのでそのままスルーした。この出来事が実は伏線となって、夜に大きな打撃を喰らってしまう。最近懇意にさせて頂いている方のYoutube動画を勧められたので拝見し感想を返したら、ものすごい剣幕で叱られてしまったのだ。何が逆鱗に触れたのか知りたくてその後開かれたスペースに参加すると、まるで公開処刑のように衆目の前で鋭い言葉を浴びせられた。内容をかいつまんで言うと、以前妻に対してどう接したら良いか相談した時にアドバイスを頂いて、私が泣くほど感激して実行しますと宣言したにも関わらず、私が何のアクションも起こしていないかのように受け取られて、あんなに凄い師匠に無料でアドバイスを頂いたにも関わらずその煮え切らない態度は何だ!と詰め寄られたという展開だった。
面白いことに、参加しているキャストのほとんどが今年初めに知り合ったスピリチュアルカウンセラーの知人で、それこそソウルメイトとして過去世で繋がりがあったに違いないほど、親近感を抱く仲間たち。今回のスペースにも以前仲良くなった方がひょっこり参加されていたのだが、その方に一連の流れを聴かれてしまい「一方的に責められてるけど大丈夫?」みたいに心配するDMが届いた。思わず苦笑しつつも、これは必要な流れだからまぁ見ててくださいと返しつつ、言葉に殴られるままに佇む。一般的には会ったこともない方から罵詈雑言を浴びる謂れはないはずだが、最近の私が3次元の世界を脱却したことは明確に感じているし、この時間もとても重要なんだと受け止めた。あるチャネラーに以前、彼女は女性だから女性の意識を掬い上げることが上手だと聞いていたので、おそらく私が共有している妻の想念をキャッチしたのではないだろうか。それで家庭を省みず東京生活を謳歌している私を彼女に代わって怒鳴りつけたくなったのだろう。
実はアドバイスを受けて私としてはきちんと妻に言いたいことを言ってスッキリしていたのだが、もちろんその内容は妻が求めていた事ではなかったかもしれない。妻は気にしてないから帰ってきてと言ってくれたが、私を自由に遊ばせてくれたのは確かに妻の我慢の上に成り立ったのだろう。それに対する感謝や恩返しの姿勢が足りないという意味で激怒されたのだろうか。先日の尿管結石もおそらくは、単身赴任はもう限界だよという兆し。だからこそ職場に辞意を伝えて東京生活にピリオドを打ち、鹿児島に戻る事を決意して東京に残すべきご縁を断ち切ろうと動いていたのだ。ただチャネリングが集合意識にアクセスしたのだとしたら、ひょっとしたら縁を切られる方々の想いも汲み上げたのかもしれない。現実的に東京でご縁を頂いた方とお会いできる機会が次々と消失しているのだから、私が今それを選んだという事なのだろう。そしてその判断は冷徹な思考や論理でもたらされていて、神様にとっては時流に逆行する傲慢な振る舞いだから、深く考えずに流れに身を委ねろという啓示だったのだろうか?
次元上昇における大きな指針として、調和と統合が挙げられる。分離と分断を軸に動くと波動が下がり、転換を促す現象が現れる。私の場合本心の願いは、おそらく家族仲良く暮らしたいということだ。それにどうしても目を向けられないのは、両親や妻を心から愛せないことが原因。心の中で両親と妻を責め続けている。または彼らをどこかで受け入れられない自分を責め続けているのだろう。これまでスピリチュアルを学んで、むしろ理屈では全ての現象が私が抱える思い込みの産物だと理解できているが、ふとした時に湧き上がるとてつもない怒りのエネルギーを含んだ感情を前に呆然と佇み、硬く殻を閉じた種は依然心の中に潜んでいて、時折激痛を伴う尿管結石と共に時限爆弾のように抱えていることが分かった。ただそれすらも思い込みに過ぎない。私はもうエゴに囚われていないよって手放すだけで、根源は霧散する。いくら走っても追いつけない蜃気楼のようなものだったのだ。
また、スピリチュアルの大家に褒められたいという気持ちもある。母の胸に抱かれて四六時中いい子いい子されていたいという甘えを捨てられないどころか、加齢を経て死に近づくほどよりその想いに取り憑かれる感もある。いいじゃないか甘えたって!甘えたいと思うから甘えられそうな相手を探して、自分を甘やかしてもらえるように画策する。うまく行ったらお慰みだわ。そうして幾人もの私にとって都合の良いキャラクターを産み出しては、私の都合に合わせて消していった。創造主なんだから好き勝手にやってきたけど、別れはいずれもモヤモヤさせられた。カルマメイトやツインレイなどのレッテル貼りによる過度な期待も私を苦しめた。本質で嗅ぎ取る部分とエゴによる理想や空想と戦い、自分を見失うことも多かった。理屈と理想はなかなか統合できない。試行錯誤こそがヒトの生きる定めかもしれない。神様は高いところから、私たちの無意味だけど意味があるカオスを俯瞰して、ニヤニヤ微笑んでいることだろう。
考えて行動してあげく転ぶのはもはや癖だから、さっさと認めて降参したらいい。布袋寅泰さんのサレンダーだよ。どんどんやればいい。転ぶ事を恐れるな。あなたはもっと自信を持っていい。他人の言う事ももっともだが、決めるのはあなたで責任を取るのもあなた。遠慮は要らない。誰のものでもないあなたはどんな現象も丸呑みできる大きな器を目指せばいい。天上天下唯我独尊、天網恢々奴にして漏らさず。いちいちクヨクヨせずに流れに任せればいい。全部がマトリックスで展開されるホログラムなのだから、あなたは本質だけを優しく見つめたらいい。
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