見出し画像

最速で「それっぽく」なる

転職して半年、弊社の上期が終わるところなのでやや節目的な締めをしてみようと思ったら、結局この20年とやってきてることが変わらないということに気づいたというオハナシ。

システム屋として開発、システム導入、保守と色々な範囲ではやってきたけど、担当してた業界というのも多種多様かつ短期間。
職務経歴書としてまとめたときに「コア」となる技術やスキル、業界が見えてこないことは30そこそこの頃には少し悩みではあった。

そこから更に10年システム屋でやっていくと、自分よりも上の世代が業務知識よりもシステムの知識だけというとても脆弱なスキル構造になっているということに気が付いた。

偏ったシステム知識の図

客先常駐でホストコンピュータの保守をやってただけで、業務知識よりも保守していた特定システムの特定領域の知識だけを伸ばしていたので、システム刷新されてしまうと、その知識を真ん中からへし折られる格好になってしまっていた。

手あたり次第にやってみる知識の図

結果的にそうなってしまっただけではあるけど、自分がこれまでのシステム開発や導入現場でやってきたのは、業務領域を幅広に捉えてそこに関するシステムの知識などを小さく広く積み上げていく事。
それによって対象システムが変わっても困らないし、幅広に対応して来たことで顧客と話をしててもそれなりに対応出来るし、分からない領域はその場その場でヒアリングしていけば更に領域は広げられる。

結局、保守SEだろうがシステムコンサルだろうがやってる事の本質にあまり違いはなくて、短期間で「それっぽく」なれるのであれば、それまでの経歴とかはそれほど重要ではなかったなということ。

さすがにコンサルはクライアント側に聞いて領域を広げるのは使えないので、後から猛追する必要はあるけどね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?