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四五面玲瓏


昔、飲み屋で見つけた四字熟語

結婚した前後なので、もう20年ほど前ということに愕然とするんですが、その頃の自分は物流システム関係の社員・協力会社を取りまとめるリーダーをすることになって結構パニくりながら仕事を回しているような状況でした。

マネジメント経験もあんまりないけど、前任者の主任やそのまた前任者が上手く回せてなかったチームを何故か取りまとめることに。
ガツンガツン人とぶつかりながら手探りで仕事してた時に、飲み屋のトイレで出会った言葉が「八面玲瓏はちめんれいろう

「どこから見ても丸くてカドが無い」という意味の熟語なんだけど、当時の自分とはまるで真逆過ぎてビシっと電流走りました。

あまりにも衝撃過ぎて、当時の部屋のパソコン画面の上にA4で大きく印刷した紙を貼ったくらい。これだけ丸くなったら全部うまく回るようになるわ!って思ってました。

やっぱりまだまだゴツゴツしてるわ

過去の自分と比較すれば、だいぶ丸くなったんだろうなという自覚もあるし、カミさんからも「結婚当初と比べたらどんどん丸くなっていってるよね」とは言われはします。
でも、世間一般の基準からしたらまだまだ尖ったり扱いにくい部分だったり、ちょっとテンションが上がると話し方に圧が出てしまったりと、全然丸くなんかないじゃん。

20年経ってまだまだって思える部分は伸びしろとして捉えてしまおう。
今はまだ半分ちょっとぐらいしか丸さが出せてないな。そう思ったのでタイトルの造語「四五面しごめん玲瓏」というのを今さらながら産み出してみたというところ。

20年経っても全然カドだらけだけど、ゴツゴツしてない面だけを目の前の人に向けられていればそれでいいんじゃないか?と思っているので、高速で面を変え続けられたらそれはもう八面玲瓏ってことでいいんじゃないか?

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