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パスワード管理アプリってどうなの?(仕組み編)

スマホやパソコンを使っていると、「ログイン情報を保存しますか?」と聞かれることが多いですよね。
これって、パスワード管理アプリがやれることの一部なんです。
今回は、そんなパスワード管理アプリの仕組みについて、初めての方でもわかりやすくお話しします。


パスワード管理アプリは「鍵付き金庫」


まず、パスワード管理アプリってどんなものかというと、イメージとしては「鍵付き金庫」みたいなものです。
普通なら、たくさんのパスワードを覚えるのって大変ですよね。
たとえば、SNSやメール、ネットショッピングのサイト、銀行のオンラインサービス…いろいろな場所で異なるパスワードを使わないといけません。
でも、このアプリを使うと、そのたくさんのパスワードを一つの「金庫」にまとめて保管できます。

この金庫を開けるために必要なのが「マスターパスワード」という、金庫の鍵です。
このマスターパスワードさえしっかり覚えておけば、他のパスワードは全部このアプリが覚えてくれて、必要なときに金庫から取り出してくれるんです。

たとえば、あなたが大事な書類をまとめて金庫に保管するとしましょう。
金庫の鍵さえあれば、中の書類を安全に取り出せますよね。
パスワード管理アプリも同じように、あらゆるパスワードを一つの場所にまとめて、簡単に使えるようにしてくれるんです。

自分での管理は「メモ用紙に書いたパスワード」


一方で、パスワードを自分で管理する場合はどうでしょうか?
これは、いわば「メモ用紙に書いたパスワード」と同じようなものです。
パスワードを紙に書いて、それを机の引き出しにしまっておくイメージです。
この方法も悪くはありませんが、もしそのメモ用紙を無くしてしまったり、誰かに見られてしまったりしたら大変ですよね。

また、書いたメモを探す手間や、そもそもどこに書いたのかを忘れてしまうリスクもあります。
反対に、パスワード管理アプリなら、一度設定すれば自動で保存されるので、手間が省けますし、探す手間もありません。

どちらの方法が安全なのか?


「じゃあ、どっちの方法が安全なの?」という疑問が出てきますよね。
実は、どちらも一長一短です。
パスワード管理アプリは、マスターパスワードがしっかりしていれば非常に便利で安全ですが、逆にそのマスターパスワードが漏れてしまうと、全部のパスワードが危険にさらされます。

一方、自分で管理する方法は、各パスワードが独立しているので、一つのパスワードが漏れても他のパスワードは守られるというメリットがあります。
でも、複数のパスワードを覚えるのは大変ですし、どこにメモしたかを忘れるリスクもあります。

どんな人におすすめ?


「どっちの方法が自分に向いているのかな?」と思う方もいるかもしれません。
パスワード管理アプリは、たくさんのアカウントを持っている方や、それぞれ異なるパスワードを使いたい方におすすめです。
たとえば、オンラインショッピングやSNS、銀行のサービスなどを頻繁に利用している場合、便利さを実感できるでしょう。

逆に、アカウントの数が少なく、すべてのパスワードを覚えておける人や、紙に書いて管理することに慣れている人には、自分での管理が向いているかもしれません。

まとめ

パスワード管理アプリは、たくさんのパスワードを安全に管理できる「鍵付き金庫」のような便利なツールです。
ただし、自分での管理方法にも、それなりのメリットがあります。
どちらの方法が自分に合っているか、日常の生活スタイルやリスク管理の観点から考えてみましょう。
大切なのは、自分の情報を守る意識を持つことです。


あなたが無理なくできる範囲で、最良の選択を考えてみませんか。
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ぜひお気軽にご相談くださいね。


次回はパスワード管理アプリの安全性についてもう少し深掘りしてお話しします!

それではまた。
みゆき

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