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銘柄評価:東武鉄道(9001) 87点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

設立年:1897年11月
上場年:1949年5月
主な事業内容:東武鉄道株式会社は、関東地方で最長の路線網を持ち、特に北関東に強固な地盤を築いています。主要な事業は鉄道事業ですが、東京スカイツリーを中心とした再開発や日光などの沿線観光にも力を入れています。
主要事業セグメントとそれぞれの売上比率と利益率

  • 運輸:売上比率32%、利益率14%

  • レジャー:売上比率29%、利益率11%

  • 不動産:売上比率8%、利益率26%

  • 流通:売上比率24%、利益率3%

  • その他:売上比率7%、利益率6%

株購入における総合評価(300文字以内)
東武鉄道は、安定した収益基盤と多角的な事業展開により、長期的な成長が見込まれる企業です。特に鉄道事業と観光事業の連携が強みであり、東京スカイツリーや日光などの観光地を活かしたビジネスモデルが収益を支えています。財務状況も安定しており、増配の傾向が見られるため、投資先として魅力的です。

2. 安定した成長の有無

財務状況の健全性:自己資本比率31.4%、ROE 9.5%、有利子負債747,741百万円と健全です。
株主還元の状況:増配を継続しており、24年度の配当金は30円を予定。
売上と利益、成長性:売上高は2025年3月期予想で639,000百万円、営業利益は62,000百万円と成長を続けています。

3. 直近の売上高、営業利益

売上高:635,964百万円(24年度)
営業利益:73,883百万円(24年度)
過去数年間の成長率:連22.3から連24.3まで安定した成長を示しています。
将来の予測:連25.3予では639,000百万円の売上、営業利益62,000百万円と予測。
株価と時価総額:株価は現在3,039円、時価総額5,790億円。
総資産:1,704,063百万円。

4. 現在の株価

株価:3,039円(2024年6月時点)
時価総額:5,790億円
総資産:1,704,063百万円
自己資本:535,693百万円

5. キャッシュフロー、現金

営業キャッシュフロー:916億円(24年度)
投資キャッシュフロー:-616億円(24年度)
財務キャッシュフロー:-679億円(24年度)
現金及び現金同等物:312億円

6. 配当性向

過去の実績:22.3年度10円、23.3年度15円、24.3年度30円
今後の配当予測:25.3年度25円、26.3年度25~30円

7. 評点と理由(各20点満点)

業績と財務:18点
理由:安定した収益と健全な財務基盤を持つ。

株価の安定性:16点
理由:多角的な事業ポートフォリオにより株価の安定性が高い。

成長性:17点
理由:観光需要の取り込みや非鉄道事業の強化により成長が期待される。

業界地位と競争力:19点
理由:関東地方での強固な地盤と広範な路線網により高い競争力を持つ。

配当性向と株主還元:17点
理由:増配を継続し、株主還元を重視している。

8. 総合評価(100点満点中)

87点

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