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銘柄評価:高島屋(8233) 88点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

高島屋は1919年8月に設立され、1949年5月に上場しました。主な事業内容は百貨店業で、東京、大阪など全国に展開しています。主要事業セグメントと売上比率は、百貨店業が73%、商業開発業が11%、金融業が4%、建装業が6%です。利益率は百貨店業が8%、商業開発業が17%、金融業が21%、建装業は-2%です。高額品を軸に富裕層・訪日客向けの売上が好調であり、国内外の成長戦略も進行中です。株購入における総合評価は、高いブランド力と成長性を考慮し、良好と評価できます。

2. 安定した成長の有無

財務状況は健全で、自己資本比率は35.7%です。株主還元も積極的で、配当は増加傾向にあります。売上と利益は堅調に増加しており、特に富裕層と訪日客向けの売上が成長を支えています。将来的にも成長が期待できるため、安定した成長が見込めます。

3. 直近の売上高、営業利益

2024年2月期の売上高は4,661億円、営業利益は459億円でした。過去数年間の成長率は安定しており、将来の予測では2025年度の売上高は4,970億円、営業利益は500億円と見込まれています。現在の株価は約2,475.5円、時価総額は4,005億円、総資産は1兆2,704億円です。

4. 現在の株価

現在の時価総額は4,005億円です。総資産は1兆2,704億円、自己資本は4,541億円で、自己資本比率は35.7%です。財務的には健全であり、将来的な成長も見込めます。

5. キャッシュフロー、現金

2024年2月期の営業キャッシュフローは595億円、投資キャッシュフローは-385億円、財務キャッシュフローは-206億円でした。現金及び現金同等物は928億円と、強固なキャッシュフローを維持しています。

6. 配当性向

過去の配当金は、2022年度は24円、2023年度は26円、2024年度は37円と増加しています。今後の配当予測では、2025年度は40円が見込まれています。配当性向は適度で、株主還元に積極的です。

7. 採点と解説

  • 業績と財務(20点満点中18点)
    業績は堅調で、財務状況も健全です。

  • 株価の安定性(20点満点中17点)
    株価は安定しており、時価総額も中規模ですが堅実です。

  • 成長性(20点満点中18点)
    成長性は高く、富裕層と訪日客向けの売上が期待されます。

  • 業界地位と競争力(20点満点中18点)
    老舗百貨店としての強いブランド力と市場での競争力があります。

  • 配当性向と株主還元(20点満点中17点)
    配当性向は適度で、株主還元に積極的です。

8. 総合評価(100点満点中88点)

高島屋は、安定した業績と健全な財務基盤を持つ企業です。特に富裕層・訪日客向けの売上が好調で、将来的な成長も見込めます。総合評価は88点です。

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