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銘柄評価:オリックス(8591) 91点

1) 会社の概況と特徴

オリックスは、1964年設立の総合金融サービス会社で、リース業を起点に多岐にわたるビジネスを展開しています。特に、生命保険、不動産、エネルギー、空港運営といった分野での事業投資が特徴的です。国内外で積極的に事業を展開し、特に海外市場ではその事業の約24%を占めています。また、環境エネルギーや金融市場においても影響力を持つ企業です。

2) 株購入における総合評価

オリックスは、多角化されたビジネスモデルと強固な財務基盤を持つことから、堅実な投資対象として評価されます。特に、海外展開と新規事業への積極的な投資は、将来の成長潜在力を高めています。訪日観光客の増加や航空機、空港の需要回復が見込まれるため、業績のさらなる向上が期待されます。このため、長期的な視点での投資に適していると考えられます。

3) 売上と利益、成長性

  • 売上高: FY25.3予測で3,300,000百万円、前年比で増加予定。

  • 営業利益: FY25.3予測で450,000百万円、継続的な増益が見込まれます。

  • 成長性: 新しい事業への進出と海外市場での積極的な展開が、成長を牽引しています。

4) 株価と時価総額、総資産

  • 株価: 2024年2月の株価は3,174円(高値)

  • 時価総額: 38,259億円

  • 総資産: 15,769,189百万円

5) キャッシュフロー、現金

  • 営業キャッシュフロー: FY23.3で9,130億円

  • 投資キャッシュフロー: -10,984億円

  • 現金等: 13,669億円

6) 配当性向

  • 配当金: FY25.3予測で年間50~51.2円

  • 配当性向: 株主に対する還元姿勢が強く、配当が安定しています。

7) 採点と理由の解説

  • 業績と財務 (19/20点): 強固な財務構造と連続した増益が見込まれる。

  • 株価の安定性 (17/20点): 株価の変動はあるものの、全体的には企業の基盤が安定しています。

  • 成長性 (18/20点): 持続可能な成長戦略と新興市場への展開が将来の成長を支える。

  • 業界地位と競争力 (19/20点): 金融業界内での強いブランドと多様な製品が競争力を支えています

  • 配当性向と株主還元 (18/20点): 安定した配当を継続しており、株主還元に積極的ですが、さらなる増配が期待されます。

総合評価: 91/100点

オリックスは、安定した業績と強固な業界地位を持つ優良企業です。継続的な成長と持続可能なビジネスモデルを評価し、投資先として高いポテンシャルを持っています。

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