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銘柄評価:丸井グループ(8252) 86点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

丸井グループ(8252)は、1937年3月に設立され、1963年4月に上場しました。主な事業内容は、小売業とフィンテック事業です。小売事業は自社販売から賃貸へと移行し、売上比率は30%で利益率は9%です。フィンテック事業は『エポスカード』による割賦販売や手数料収入が柱で、売上比率は70%、利益率は25%です。丸井グループの株は、安定した収益構造と成長性を兼ね備えており、特にフィンテック事業の成長が期待されるため、長期投資に適しています。

2. 安定した成長の有無

丸井グループは財務状況が健全で、自己資本比率は25.2%です。13期連続増配を実施しており、株主還元にも積極的です。売上と利益も安定して成長しており、特にフィンテック事業が今後の成長を牽引する見込みです。

3. 直近の売上高、営業利益

2024年3月期の売上高は235,227百万円、営業利益は41,025百万円です。過去数年間の成長率は堅調で、2025年3月期の予測では売上高254,500百万円、営業利益45,000百万円となっています。株価は現在約2,427円、時価総額は4,827億円、総資産は1,003,501百万円です。

4. 現在の株価

現在の株価は約2,427円で、時価総額は4,827億円です。総資産は1,003,501百万円で、自己資本は253,250百万円となっています。

5. キャッシュフロー、現金

2024年3月期の営業キャッシュフローは380億円、投資キャッシュフローは-182億円、財務キャッシュフローは-78億円です。現金及び現金同等物は645億円です。

6. 配当性向

過去の配当実績として、2022年3月期は52円、2023年3月期は59円、2024年3月期は101円でした。今後の予測では、2025年3月期は106円、2026年3月期は106~113円とされています。

7. 採点と理由

  • 業績と財務(17/20): 安定した売上と堅実な財務基盤が評価されます。

  • 株価の安定性(16/20): フィンテック事業の成長と小売事業の安定性が高く、株価も比較的安定しています。

  • 成長性(18/20): フィンテック事業の拡大により高い成長が期待されます。

  • 業界地位と競争力(17/20): 業界内での強力なブランド力と広範な事業展開が評価されます。

  • 配当性向と株主還元(18/20): 連続増配と積極的な株主還元が評価されます。

8. 総合評価(100点満点中)

総合評価としては86点です。丸井グループは安定した業績と堅実な財務基盤、フィンテック事業の成長性、強力なブランド力と積極的な株主還元が評価される企業であり、長期的な投資先として有望です。

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