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銘柄評価:三菱倉庫(9301) 87点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

三菱倉庫株式会社は1887年4月に設立され、1949年5月に上場しました。主な事業内容は倉庫・港湾運送等の物流と不動産賃貸・マンション販売です。主要事業セグメントは、物流が売上比率85%(利益率7%)、不動産が売上比率15%(利益率28%)です。株購入における総合評価としては、安定した物流事業に加え、高収益な不動産事業が魅力で、バランスの取れた収益構造が強みです。また、企業価値向上の施策が進行中で、長期的な成長が期待されます。

2. 安定した成長の有無

三菱倉庫は健全な財務状況を維持しており、ROEは7.3%、ROAは4.1%です。株主還元も積極的で、配当利回り3%以上を目標としています。売上と利益は安定して成長しており、特に不動産事業の高収益性が全体の成長を支えています。

3. 直近の売上高、営業利益

直近の売上高は254,507百万円、営業利益は18,941百万円です。過去数年間の成長率は安定しており、特に2023年には売上高300,594百万円、営業利益23,027百万円と堅調な成長を示しました。将来の予測では、2025年に売上高270,000百万円、営業利益20,000百万円とされています。現在の株価は5,450円、時価総額は4,110億円、総資産は679,143百万円です。

4. 現在の株価

現在の株価は5,450円で、時価総額は4,110億円です。総資産は679,143百万円で、自己資本は405,426百万円です。自己資本比率は59.7%です。

5. キャッシュフロー、現金

営業キャッシュフローは417億円、投資キャッシュフローは-314億円、財務キャッシュフローは-148億円です。現金及び現金同等物は584億円です。

6. 配当性向

配当金の過去の実績として、2022年には80円、2023年には90円、2024年には120円の配当を実施しています。今後の配当予測としては、2025年に160円の配当が予定されています。

7. 以下のポイントで採点し理由を解説(各20点満点、理由は各100文字以内)

  • 業績と財務: 18点

    • 安定した収益と強固な財務基盤が高評価の理由です。

  • 株価の安定性: 17点

    • 長期的に安定した株価を維持しており、市場での評価も高いです。

  • 成長性: 16点

    • 高収益な不動産事業の成長が期待されますが、物流事業の競争が激しいです。

  • 業界地位と競争力: 18点

    • 倉庫・運輸業界での確固たる地位と競争力を持っています。

  • 配当性向と株主還元: 18点

    • 継続的な増配と安定した還元政策が評価されます。

8. 総合評価(100点満点中)

総合評価は87点です。三菱倉庫は安定した業績と強固な財務基盤、物流と不動産のバランスの取れた収益構造を持ち、今後の成長が期待できる企業です。

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