![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52300557/rectangle_large_type_2_a3f71b7b25122bd48933304a76d3276b.png?width=800)
G1徳山クラウン争奪戦 優勝戦 反省会。
徳山優勝戦 回顧
事前段階での狙い
優勝戦メンバーが決まった視点での狙いは1幸哉の逃げから6山口の連軸。
山口剛は初日から直線気配プンプンで、徐々に出足でも上位レベル。準優の道中戦を見て明日も狙えると考えていた。
逆転があるとすれば2菊池の差し。
直前気配、展示を見てからの狙い
直前の展示気配では2菊地のスリット近辺の舟足がピカピカに光って見えた。
2菊地。スリット手前45mでは、1/3艇身後ろにいるところから、スリット延長45mでは半艇身前にいることが分かる。
この時、幸哉は当然スピードを落としていないし、全速でスタートを切っている。
このスリット近辺の舟足が仕上がっているなら、S力もある2菊地が1幸哉に対してスリットでプレッシャーをかけられると確信した。
一方、昨日の狙いだった6山口は期待通りの展示気配で、S展では大外から5大上よりも伸びる、周回展示でも力強く進むはの完璧の展示だった。
他のメンバーは僅差でレース足なんかは違いがわからないほどの好展示。
展開予想、買い目
1幸哉はスタートいってブイをキッチリ回るイン旋回をすることはもちのロンで僕の知識にインプットしている。
しかし、直前展示気配でスリット近辺の舟足で光って見えた2菊地にスリットでプレッシャーをかけられるなら話は別。
2菊地のスリットで覗く展開にたまらず、1幸哉は早めに握るイン旋回を想定した。
(レースが終わってから考えると、想定しすぎていた。のかもしれない。)
出足は僅差の1幸哉と2菊地。
スリットでプレッシャーをかけられる分、1幸哉が不利だと結論づけた。
◎2菊地 ◯1原田
の、菊地の差し抜けを本命視した。
本番
とにかく菊地がハナを切ってくれと。1幸哉より早いSが決まれば、展開通りになる。
スタート。
スリットでの2菊地と1幸也。ほぼ同タイ。
スリット後、2菊地は1幸哉より伸びてはいるがプレッシャーをかけられるまでは伸びてない…
こうなると握る必要がない幸哉はいつも通り、ブイをガチガチにしめて旋回。
ご覧の通り、出来るはずだった2菊地の差し場がゼロで、ターンした後に1幸哉と1コーナーの幅を極限まで締めていることがわかる。
1幸哉がいつものような差し場をガチガチに締めるイン旋回に持ち込むことができたため、想定していた”差しのレース”ではなく”ツケマイのレース”になってしまった。
一瞬で万事休す。
この瞬間、体の至る所から変な汗が…
今回の反省点
外したレース直後に仕事の打ち合わせがあったのだが、今も何を打ち合わせしたのか内容をひとつも覚えてないくらい、頭の中が真っ白だった。
このレースの敗因は展示で2菊地のスリット近辺の舟足を評価しすぎたことにあると考えている。
スリットでプレッシャーがかかる幸哉。
いつもの自分のターンができずに我慢出来ずに、早めに握っていくイン旋回を想定しての菊地の差しを本命視。
しかし、本番は菊地が全くスリットでプレッシャーをかけられなかった。
結果的に幸哉はベッタベタに落としての旋回で、菊地の差しはイチミリも開かず、何もさせて貰えなかった。
幸哉がベッタベタに落として回っている分、外を握りっぱなしで攻めた魚谷が幸哉のアウトコース並走まで持ち込んだ。
レース展開が180度違う結果になってしまった。
レースの後に何回も展示を見直してみたが、やっぱりスリット手前からの加速感は幸哉より菊地で、スリット延長でも伸びて行くのは菊地。
実際に本番もスリット後では2菊地の方が少し出て行く足だったが、Sで優劣つかなかった分、1幸哉に対してプレッシャーをかけるには至らなかった。
今回の予想では真逆の1コーナーになってしまったわけだが、菊池の気配は間違いなかったと思う。
このレースの反省点は、フォーカスするポイントの間違い。
幸哉も菊地のどちらもS力がある選手で、でどちらがハナをきってもおかしくない状況の中で菊地を評価しすぎた。
菊地がスリットでプレッシャーをかけられないなら、当然に幸哉はブイを締めて差されないいつもの旋回をするわけで、菊地の差しより3コースの魚谷のツケマイが効く展開になる。
つまり、幸哉と菊地のスリットにフォーカスするより、いずれにしても道中戦のレース足を評価していた6山口を中心に買い目を組み立てるべきだったのではないかと考えている。
菊地がスリットでプレッシャーをかけて幸哉がたまらずに早めに握り込むイン旋回を余儀なくされようが、幸哉がスリットでプレッシャーを受けずにいつものようなイン旋回をしようが、6山口にはあまり関係ない。
本番になってみないと分からない、幸哉と菊地のスリットの優劣にフォーカスしすぎるよりも、レース足で評価していた6山口の絡みで買い目を組み立てることにフォーカスするべきだったと反省している。
ましてや6山口の展示は期待通りの展示だったわけだから。実際に本番レースでは、前の展開はあったものの強烈なレース足で3着に食い込んでいる。
予想の段階でインコースがどんな旋回をするのかを決めつけてしまうのは時期早々で、どちらのパターンも想定して考えることができれば違う結果になっていたのかもしれない。
とはいえハズレはハズレ。
今回のハズレは必ず次回にいかします。
1s1m
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?