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蒲郡SGボートレースメモリアル 優勝戦 回顧

<予想>


進入はほぼ枠なりの3対3で想定して、3白井の3カドは特訓でも練習していなかったし、意表をついて本番で引いてくる可能性もあったが、そういうタイプでもないと考えて3カドに引く可能性は低いという結論。

事前考察の記事でも書いたように3白井の伸びだけが怖い存在でしたが、今節の1原田のキレキレのS勘に節一に仕上がっている行き足があった。

スタート展示の気配を見る前に1原田のインに絶対の信頼がありました。

スタート特訓ではスリット抜けてから2平本よりも3白井が半艇身ほど覗く感じ。

ダッシュからは4池田がそれほど下がるような感じではなかったが、3白井より出ていくことはないし、外の5浜野谷には1/3くらい覗かれる見え方。

スタート展示ではそれほど目立たなかった3白井だったが、これまでのレースで見てきた足とスタート特訓での足を重視して、事前考察通りに1原田と3白井がスリットで抜ける展開と判断。

周回展示の評価はすごく難しかった。

それほど差がなかったが、2コーナーの周回展示で5浜野谷だけが外に流れずに前へ押す推進力があるように見えた。

3白井はスリット近辺の足を求めたのかチルト0にした分、昨日ほどの出足がない見え方で、2平本も昨日よりも初動の一瞬でも出口の加速でも力強さを感じなかった。

それでも大差がない周回展示でした。

事前の考察通りに3白井がスリットで仕掛けて捲り差しを狙う1コーナーに、外の誰を連れてくるか。

周回展示ではそれほどよく見えないが、本番では強いレースもできていた5浜野谷。

今節、浜野谷のレースを見ていて展示と本番で足の評価に誤差が生じることもあって、ここでも展示で読み取れない部分がある可能性もあった為、5浜野谷の出足を評価。

さらにスリット近辺で4池田よりも前に出てくる足があって、スリットでも攻めやすい位置に出てこれると想定して、5浜野谷を連の軸。


<本番>

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本番は想定通り3白井の3カドではなく、枠なりの3対3となった。

ほぼ横一線のスリット隊形になって、1原田はさすがのS勘でゼロ台の全速Sを決めた。

注目の3白井はスタートでは2平本よりも遅い。

そこから伸びて2平本より前に出ていくが、そこから2平本を内に寄せながら捲り差しに持ち込む展開になると想定していた。

が、3白井は内にプレッシャーをかけずに真っ直ぐ走っている。

そこから捲り差しを狙ったが、初動が入らずに捲り差しでもツケマイでもない、外へ流れて2平本を叩くことができなかった。

このレースは1原田に対してスリットで迫る3白井のレースと予想していた為い、この時点で完全に終わりを感じた。

結果的に3白井がうまく攻めきれずに1原田の先マイに2平本の差しの逃げて差しての展開になって、これは一ミリも想定していない展開となった。

バック直線では外の選手は展開がなく、3白井も初動が入らなかったがそこから舟が戻ってきて3番手位置。

外3人がそれについていくだけのレースになってしまい、センターの攻めから外の展開になる可能性しか頭になかった為、まったく見当違いの結果となった。

レースリプレイを見ても3白井はスタートしてから2平本に追いついて覗く足はあったが、そこまで目立って出ていく感じではなく、勿論2平本がいいスタートを行ったこともあるが、3白井の直線を評価しすぎてしまったのかもしれない。

スタート特訓の映像を見返しても3白井は明らかに2平本よりも出てくる。

ただ、スタート展示ではそれほど差を感じなかった。

本当のところはどうかわからないが、思い当たる部分がひとつ。

2平本の周回展示に昨日までの力強い一瞬の出足がなく、昨日までよりも重たかった。

これはスタート特訓終了後に、2平本はこれではスリットでやられると判断して、出足型の舟足から行き足求めて調整して、その分出足が落ちていた。

スタート展示で3白井が2平本に対してスタート特訓で見たように伸びてこなかったところを振り返って見ると、その可能性もないことはない。

スタート展示での気配よりも、これまでのレースとスタート特訓での気配を重視しすぎた。もしかすると、これが今回の勝負の失敗なのかもしれません。

ただ、これに関しては本当のことはどうかわからないし、これまでのレースを見ても白井の伸びが強いのは明らかで、スタート特訓でも実際に伸びているのを確認している。

不確定なことを重視するよりも、根拠があるところを重視するのは当然のことで、今回の判断は間違っていなかったと思うし、次も同じレースがあっても同じように決断するだろう。

<おわりに>


予想を配信し初めてからそろそろ3年が経とうとしていますが、今回のSGは今までのSGの中でも最も力を入れてやってきました。

開催前のエンジン台帳も全52基のエンジンを全てチェックすることから始まり、節間は自分が納得するまでリプレイを見返して、舟足の把握に全力で取り組んできました。

自分の中では誰よりも足を把握していたと言えるくらいにやってきましたが、今節は最後の最後まで結果を出すことができませんでした。

結果はでませんでしたが、舟足をしっかりと把握できていた分、内容は悪くなくて、もっといいところを取れてもいいという感じがありました。

舟券に絡める足があるのに人気してない選手を狙って舟券を買うというのが、僕のやり方ですが、推した選手はそれなりに舟券に絡んでいい配当を連れてきてくれたと思います。

ただ、そのチャンスを捉えきれなかった。

結果が全ての世界で、今回のSGは惨敗でしたが、今まで以上に力を入れて取り組んできた分、充実した1節間でした。

この悔しさは明日以降に必ず活かします。

次のSGはしばらく先になりますが、10月のダービーです。

次のSGでも今回と同じように、いい舟券を取る為にできることは全部やって、リベンジできるように頑張ります。

1節間、有難うございました。

1s1m

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