クオーターファイナルを10倍楽しむ!ルール確認とオーダー予想?

はじめに

 BPLS3 beatmaniaIIDX部門のレギュラーステージが全試合終了し、いよいよシーズンも佳境に入りました。来週10月4日(水)はクオーターファイナルの2試合が放送されます。放送前にルールや試合のポイントを確認しておきましょう!


【重要】放送は19時スタートです

 クオーターファイナルを楽しむために最重要な知識、放送時間です。いつも通り21時にYoutubeを開くと2試合目の半分くらいまで終わっているでしょう。

(画像元:9月27日の本放送よりキャプチャ)

実況を生で観覧できるイベント

 試合そのものは収録配信ですが、実況解説は生放送になるようです。この実況解説はチケットを購入して生観覧することが可能です。詳しくは公式サイトへ。

ルールを確認

 公式サイトにルールが掲載されていますが、その中でも知っておきたいポイントを取り上げます。

5試合制

 クオーターファイナルおよびセミファイナルは5対戦での試合になります。

(公式サイトからキャプチャしたものに楽曲難易度を加筆)

 チーム4名が全員出場する必要があります。1選手が2対戦に出場することになりますが、連続した対戦に出場することはできません。
 勝利に必要なポイントは11ptですが、10ptずつで引き分けになった場合はレギュラーステージの順位が高かったチームが先のステージに進出できます。(楽曲の引き分けを考慮していません)
 このルールの肝は、ある選手を大将戦と中堅戦or次鋒戦に出場させると最大10pt稼がせることができるという点です。よって相手に関わらず勝ちを計算できるスター選手を擁するチームが著しく有利です。

課題曲追加

 レギュラーステージの課題曲に比べ何曲か追加されています。公式サイトの課題曲ページはABC順及び50音順でソートされていますが、そのソートに従わずに最下部に配置されている曲が追加曲です。強烈な難曲であるSomnidiscotheque、Xeruleanあたりは追加曲の中でも存在感がありますね。

ストラテジーカードの枚数

 各チームにストラテジーカードが1枚付与されます。この1枚はクオーターファイナル・セミファイナルのどちらで使うかはチームで判断しなければなりません。この点でレギュラーステージで首位に立ち、クオーターファイナルを免除されたチームは有利に立ち回ることが可能です。

ストラテジーカードの補充

 また今シーズンからクオーターファイナルでストラテジーカードを使用し、かつ11pt差以上をつけて勝利した場合セミファイナル用のカードが補充されるというルールが追加されました。
 このルールの意図を考察します。クオーターファイナルは副将戦までに決着が付く場合があります。例えば、副将戦終了時に11pt-3pt以上に偏った結果になった場合、大将戦は試合結果に影響しません。このルールを追加することで、獲得ポイントにも意義を持たせ大将戦を消化試合にしない狙いがあると思われます。(ただし、チームにとってはクオーターを勝ち抜くこと以上に大切なことはなく、このルールが戦略やカード使用の意思決定には影響しないのではないかと予想しています。)

オーダー予想の前に

 決勝トーナメントのオーダーは事前には発表されず、試合進行とともに明らかになっていきます。BPLファンとしてはオーダー予想も楽しみの一つでしょう。ここで筆者もオーダー予想にチャレンジしてみようと思います。
 先に述べた通り、クオーター・セミはスーパーエースを擁するチームが著しく有利です。試合順は前後しますが、Tradz vs シルクハットのオーダーから考えてみようと思います。

クオーターファイナル 第2試合

 まず予想オーダーを提示します。

太字は濃厚

 この試合はTradzから考えるとわかりやすいです。言うまでもなくKKM*選手が最強で相手を考慮すること無く配置できるからです。大将KKM*選手は確定。次鋒と中堅のどちらにKKM*選手を配置するかですが、ジャンルと難易度から中堅でこちらも確定でしょう。またレギュラーの成績と内容を考慮するとRAITO.選手も先鋒が濃厚です。次鋒と副将はRIOO選手と8S.選手のどちらもありえそうです。
 シルクハットはKKM*選手からポイントを奪わないと絶望的な戦いになってしまいます。よってオーダーを受動的に考えざるを得ず、相手を読んで配置していくことになるでしょう。
 大将PEAKは全ジャンルの中で最もパワーを要するジャンルでここはSEIRYU選手に任せるでしょう。次に考えるべきは中堅のKKM*選手に誰をぶつけるかです。素直に一番の戦力のSEIRYU選手を当てる手もありますが、今期のシルクハットはU*TAKA選手やPEACE選手といった超強豪選手にはVELVET選手を当てる起用をつづけています。結果的にはポイントになっていないものの試合内容は上々であることを思うと、アタッカーとしてVELVET選手を選出してもおかしくありません。
 次鋒TRENDはSEIRYU選手とVELVET選手のうち中堅に出なかったほうではないでしょうか。VELVET選手であればソフラン力を活かして『罪過の聖堂』も使えそうです。
 先鋒と副将はKKM*選手の脅威がありません。ポイントと難易度から先鋒KIDO.選手の副将LICHT選手が無難な予想です。

クオーターファイナル 第1試合

 第2試合はKKM*選手の起用がかなりわかりやすいために予想もそれなりに立てやすいです。一方、第1試合のオーダー予想は複雑怪奇という他ありません。こちらは考慮する点を整理してから予想に移ろうと思います。

ゲーパニの大将戦は誰?

 ゲームパニックのオーダー予想は困難な部分が多いです。オーダーの鍵となる2度出場する選手、大将戦に出場する選手がどちらもよくわからないからです。
 ゲームパニックには今期全勝のPEACE選手がいます。PEACE選手は副将戦までであれば相手を考慮すること無く配置できます。一方で超高難易度を得意とする選手ではなく、大将戦に出すには相手やストラテジーカードの可能性を考慮しなければならないでしょう。
 MIKAMO選手も☆12で非常に強力な選手です。地力と対応力の高さが屈指であり、相手のストラテジーカード使用を防ぐことができるでしょう。
 今期のゲームパニックのチーム方針に従えば、TAKA.S選手を☆12で起用するのがスムーズです。TAKA.S選手のここまでの☆12成績は3戦で1勝1敗1分とまずまずです。一方で、ジャンル全体というよりも特定の楽曲に強みを持つタイプでありストラテジーカードの脅威が残ります。

ゲーパニの2度出場は誰?

 ゲームパニックは2度出場する選手もわかりません。単純な勝率で言えばPEACE選手が勝っているのですが、次鋒TREND☆8~10と副将NOTES☆11をMIKAMO選手がシーズン中に経験済みです。クオーター進出チームはクオーターとセミの準備を並行して進めているはずであり、練習資源の節約も非常に重要です。また、大将戦のみの出場は待ち時間で選手の指が冷える恐れもあり、それも踏まえると選択肢は膨大になります。
 以上を踏まえて3パターン提示します。

スマホの方は拡大して見てください。

ノバ東北の予想はもう無理?

 ここまでゲームパニックのオーダーを考えてみましたが、ノバ東北はさらに予測が困難です。
 まずは大将戦を考えると、46選手、TAKWAN選手、TATSU選手の3名に可能性がありそうです。レギュラーステージでは46選手のパワフルさが多くの勝利をもたらしましたし、TAKWAN選手も高難易度に強い上に☆12CHORDをレギュラーシーズンで経験済み。TATSU選手も確実な武器を持っているでしょう。
 そして2度出る選手も多くの選択肢がありえます。46選手は今シーズンで☆11PEAKを経験済みであり、しかも自選曲をストラテジーカードで消されてしまったため武器が残っている状況です。中堅+大将でフル回転してもおかしくありません。
 NIKE.選手は個人賞のカウンター賞でランクインしており、他選曲奪取能力が光ります。また☆11PEAKには必殺技とも言える「kors k's How to make OTOGE CORE」もあります。☆8~10のCHARGEも過去シーズンに経験があり、他のチームでは考えにくい先鋒+中堅の2度出場も面白いです。
 TATSU選手は2シーズンを通して自選曲で全勝しています。ゲーパニで最も恐ろしいPEACE選手にぶつけるにはこの上ない存在です。PEACE選手が得意領域で2度出場してくるという読みをすれば、次鋒+副将で「夢のポッパー対決」にするのも有力なオーダーです。

先鋒NIKE.が外れてたらもうわかりません

予想の結論

 以上、ゲーパニとノバ東北のオーダー予想がどれだけ難しいかを述べました。これだけ沢山の候補を出しておきながらひとつも当たっていない可能性ももちろんあります。筆者の最終的な予想は、ファンとしての願望も込めて役割分担を明確にしたゲーパニ型破りで読みづらいノバ東北のチームカラーが最も強いオーダーを提示します。

間違いないのはFRIP選手だけ

おわりに

 BPLのIIDX部門も終わりに近づいてきました。寂しい気持ちも募ってきますが、最後まで懸命に応援して行きましょう。そしてなにより放送が19時からに変わることを忘れないように!


文責:ユキジ X(Twitter) @isuzumi_BPLFan

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