第9回シンデレラガールズ総選挙 ボイスアイドルオーディションの超個人的感想

第9回シンデレラガールズ総選挙、ボイスアイドルオーディションの結果が発表されあるプロデューサーは歓喜し、あるプロデューサーは落胆し、そしてあるプロデューサーはいつもと変わらずただただ先を見据えていた。

そのあるプロデューサーの中に含まれている自分も今回のイベントは様々な感情で満たされていた。

まず前提として現在自分は福山舞さんを1番に応援している。

久々の開催となったボイスアイドルオーディション。

開催決定が京セラドームで発表されたとき自分には「またとないチャンス」というやる気と同時に「このタイミングでのボイスオーディション上位はもう確定しているようなもの」という半ば諦めのような気持ちが混在していた。

この時点での自分の予想としては「松本紗理奈さん、辻野あかりさん、浅利七海さん」の3連複。八神マキノさん、工藤忍さんも十分可能性があるだろうという自分のtwitterのTLから出した予想だ。

お気づきになったと思うがここに福山舞さんは入っていない。これは福山舞Pの方々が盛り上げていないからとかそういうわけではない。ただ自分のTLという狭い世界の情報に昨年の選挙結果とネット上での各アイドルの盛り上がりを考慮して客観的に出した予想だ。

松本紗理奈さんは今年に入ってデレステで初めてのSSR追加、「セクシーデリバリー松本」という単語が存在するなど話題性に富む。そしてなんといっても彼女がブルーナポレオンの一員だという点で上位3人に最有力だと考えた。ブルーナポレオンは川島瑞樹さん、上条春菜さん、荒木比奈さん、佐々木千枝さん、松本紗理奈さんの5人で構成されるユニット。正直説明が不要な程プロデューサーの間には広く知れ渡っているユニットである。しかし多くのプロデューサーたちは彼女たちが歌っているところを想像や妄想でしか見たことがない。なぜなら全員にボイスがついていないからだ。そして今回のボイスアイドルオーディションはシンデレラガールズ総選挙とは別に設けられたイベントのためブルーナポレオンの票は松本紗理奈さんにほとんど流れる、そう考え今回の最有力候補と考えていた。

辻野あかりさんは彼女さえ揃えばこのユニットが全員ボイス揃うというのは少ないがtwitterを見ている限りファンが流れにくく地盤が固いというのとネット上でミーム化した動画がかなり話題になっていることで勢いを感じ有力なアイドルとした。

浅利七海さんも同じくネットのユーザーの反応を見ての予想だ。キャラとして立っていて応援しているプロデューサーも多い。ボイスありのアイドルも交えた前回の総選挙でも全体14位でかなり高順位だった。

八神マキノさんも工藤忍さんもそう。前回の総選挙の順位的にこうなるのではないかという予想だ。

ただまだわからない。もしかしたら福山舞さんもいい勝負をする可能性が少しでもあるかもしれない。


そしてあっという間に始まった選挙期間。

今回は前回以上にデレステとモバマスの無課金獲得投票券の格差が縮まっていたり課金による獲得票数が莫大になっていたり環境の変化があった。

福山舞Pの方々はボイスアイドルオーディション発表以前から選挙期間中でもあるGWに行われる夏コミに焦点を当てて福山舞合同誌を頒布し福山舞さんをアピールできるように準備してきた。しかし新型コロナウイルスの世界的な流行によりコミケが中止になってしまった。そのためその合同誌の中身を少しだけ公開したり福山舞さんリレー企画「毎日舞ちゃん」という福山舞さんに関する何かしらの作品を参加者が1人ずつ毎日twitterで投稿するなど様々な活動を行った。

ここからは主観になるが選挙期間中、このようにたくさんの人が心の中で思い描いている、様々な解釈の福山舞さんを見れて個人的には純粋に楽しかったし自分の中の福山舞さん像みたいなものがより深まったような気がした。

他のtwitterユーザー、プロデューサーに関しても少なからず今回の企画は良い影響を与えることができ一定の効果を挙げられたと感じた。(これは自分の狭い世界で行った解釈のためあまり参考にはしないでください)

ここも個人的な考えだが「○○が好き」という言葉は一度発しただけではほぼ覚えてもらえず見向きもされないが「○○が好き」という言葉を定期的に何度も何度も繰り返し発言することでその自分の好きなものや人、概念を周りの人に覚えてもらえて最終的にはたくさんの人を動かすことができるようになる。このようなことを今回の総選挙で少し感じることができた。他プロデューサーが発していた選挙期間はもう始まっているという言葉が刺さってくる。


ボイスアイドルオーディションの結果は1位辻野あかりさん、2位砂塚あきらさん、3位桐生つかささん。

少しの可能性に賭けて福山舞さんを応援していたがやはり上位3人という壁は“まだ”厳しい。一般的にはコンテンツは生物とされるためいつか衰退するときがくるがまだまだアイドルマスターシンデレラガールズはスタミナがあるように感じる。来年も再来年もシンデレラガールズ総選挙は開かれるだろう。ボイスアイドルオーディションももしかするとやる可能性はある。そのためにも来年再来年、その先を見据えてスタミナや仲間を増やしていくしかないだろう。(ただ終わらせ方にこだわって運営からのコンテンツの供給が停止する可能性が0ではない)

今回3位の桐生つかささん。自分はあまり彼女には深くはないが桐生つかさPの方々のツイートがTL流れてきて少し泣いてしまった。彼女にも様々な魅力、バックグラウンドがあってそれに惹かれたプロデューサー達が彼女についていった結果掴み取ったボイス追加。

結局自分は誰がシンデレラガールになっても泣くし誰にボイスがついても泣くだろう。それは悔し泣きではなく嬉し泣きである。

今回惜しくも福山舞さんはボイスオーディション3位圏外だったがまた来年もチャンスがある。そしてその活動はもう始まっている。自分も含めて多くのプロデューサーはまた前を向いて歩いていかなければならない。


最後になるが第9回シンデレラガールズ総選挙、ボイスアイドルオーディションに関わった全ての人へ。お疲れ様でした。

そして今回念願のシンデレラに選ばれた北条加蓮さん、ボイス追加が決定した辻野あかりさん、砂塚あきらさん、桐生つかささん本当におめでとうございます。

今回躍進したアイドル、結果が振るわなかったアイドル。全てのアイドルの皆さんにありがとうございました。


本当に最後、終わりに近づくにつれて書くのが雑になってすみません。これを読んで何かしら感じたり思ったりしてもらえると嬉しいです。

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