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じゃがいも最強説!?

実は4月の中頃からジャガイモを自宅の庭で育てています。

理由は結構壮大なのですが、世界各国が小麦の輸出を制限し始めたときに日本で生産できる炭水化物ってなんだろ?と考えたわけです。

日本といえば米。ですが、米は病害、天候に弱いのと食べれるようになるまで時間がかかりすぎる。

さつまいももありますけども、あれは米と同じで年一回。

松平定信は江戸の大飢饉をそばを育てさせて救ったと言いますが、やはりそば粉にして麺にするには手間がかかる、、。

そんな中で、
じゃがいもって最強だと思いませんか?

ジャガイモが最強だと思う点を以下に挙げます。

・二毛作である→ジャガイモは春植え夏収穫、秋植え春先収穫と一年のうちに二回収穫時期がある。
・食べるときはお湯で茹でるか、電子レンジでチンで食べれる。(調理時間10min以内)
・カリウムが豊富→むくみなど筋肉にはなくてはならない成分で不足すると筋肉が痙攣したりしてしまう。
・痩せた土地でも育つ。

割とどこでも育つ種としての強さ、食べるのにかかる手間の少なさ、年に二回収穫できるという生産性。

かなり優秀な食材なのですが、南米で食べられているユカほど主食的な立ち位置にいないのはなぜでしょうか?
日本ではなぜこんなにも米食なのでしょうか?

そもそも芋が日本に来たとされる16世紀時点での芋は味がそれはそれは食べられたものじゃなかったらしい。

そして一番大きいのは租庸調制あたりからずっとなされてきた税金としての米。
田んぼは水を張るために堀のような状態にするため、境界がわかりやすかったため把握と管理がしやすかった。

そして米は一つの苗から取れる米の量がある程度決まっているので収穫量の検討がつき、安心だった。

素人なりに米食が根付いた理由を考えるとこんな感じでしょうか。。

このように税制に立脚して考えると米は優れていたと考えられますね。

栄養素的に見るとどうでしょうか?(急な方向転換)

米100gあたり
kcal 356
P 6g
F 0.9g
C 77g
K 88mg
Ca 5mg
Mg 23mg

じゃがいも100gあたり
kcal 76
P 1.6g
F 0.1g
C 17.6g
K 410mg
Ca 3mg
Mg 20mg
Vc 35mg

となります。
やはりエネルギーを得る上では米の方が優勢ですね、、、。

しかしカリウムの含量は米の約3.5倍、ビタミンCは米ではなく「りんごは医者いらず」と言われるりんごの約8倍。

それに加えてじゃがいものビタミンCはデンプンと結びついているらしく、壊れにくいとのこと。

カリウムが不足すると筋肉の痙攣などが起こりやすくなり
ビタミンCが不足すると、シワができやすくなる、ストレスに弱くなる、貧血になりやすくなりやすくなる、肝臓の解毒作用が低下するなど様々な弊害が出てきます。

さらに牛などは自分の体内でビタミンCを合成できるのですが人間はできないので食物から摂取する必要があるようです。

こう考えていくと米は調理に時間はかかるけどエネルギーを摂るには効率いいし、じゃがいもは調理はすぐできるけどエネルギーの摂取効率はあまり優れていない代わりにカリウムやビタミンCを摂るにはすごく優秀。

色々考えてみたけど、何事もバランスよくですね!(結論そこか!!)
ダイエットもそうだけど「〇〇が最強!」「〇〇だけ摂っていれば健康!」のような極論は存在しないと思うので

騙されないように、自分の体と向き合いながら、自分に合った方法でやっていくのが一番ですね。


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