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【投資】後学のために - 不公正取引の疑いで注意喚起…

当方がフォーカスしている日本株戦略の1つ、極小時価総額銘柄(時価総額100億円未満とか)への投資をしているとどうしても課題となるのが、それらの銘柄の流動性(日々の売買高)の少なさです。

日々なかなか取引が成立しないので、自分が目標としているだけの額を購入するのに数ヶ月かかってしまうこともあります。

そんな中、本日、普段利用しているネット証券から当方に対して、当方が最近購入していた銘柄について「不公正取引の疑いがある」ということで注意喚起の連絡がきました(具体的な銘柄名の言及は控えます)。


不公正取引とは?

不公正取引とは、相場操縦を目的に「見せ玉」や「仮装売買・馴合売買」、「終値関与」、「高関与率の継続」等により、株式等相場を意図的に変動させる状態等指し、金融商品取引法および関係諸法令により禁止されているものです。

証券会社は相場操縦などの不公正取引の有無について日々、取引・注文の審査を行っており、審査の結果、不公正取引等に関与したおそれがあると思われる取引については、顧客に連絡を取り注意喚起等をしているとのことです。なお、不公正取引の意図がなかったとしても、その注文形態や約定内容によっては、結果的に不公正取引に該当すると判断される場合もあるとのこと。なので、意図せずとも不公正取引等に関与したと疑われないよう、それについての理解を深める必要があります(と、今日注意されました^^;)。

何が引っ掛かった?

当方が引っ掛かったのは「高関与率の継続」。「高関与率の継続」とは、売買取引が頻繁に行われていると第三者に誤解させる目的で、特定の銘柄の売買を行なった結果、当該銘柄に対する特定の顧客の市場関与率が高位となる状態です。出来高の少ない銘柄の売買を反復した場合には、このような形態と取られかねず注意が必要です。

当方、この3日間ある銘柄を継続購入。この3日間でそれぞれ1日の売買代金の3割から4割を占めるのが続いたということで、審査の目にとまりました。実は実際の取引額自体は恥ずかしいくらいに大した額じゃなかったんですが、元々売買代金が少ないだけに、結果として占める割合が大きくなってしまいました。

今後の注意点

もちろん当方は相場操縦の意図はまったくありませんし、当該銘柄についても指値注文が成立しただけ(こちらから積極的に価格を動かしたわけではない)なのですが、上記疑いはその意図に関わらず注意喚起対象となります。

今回は単に1日の売買代金に占める自身の関与が大きかったというだけでなく、それが複数日継続したということで「高関与率の継続」という項目にあたったということ。

これからは日々の売買代金が少ない銘柄の取引については、より慎重に日々の取引額を制限し、かつより時間をかけて行うようにしないといけませんね。ポジション構築後だけでなく、ポジション構築期間中もより忍耐と我慢が要求されるということですね。

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