『レゾンデートルの祈り』が初めての受賞!

9月24日(土)、シドのマオさん主催による「Mao's Room 大賞2022」において、拙作『レゾンデートルの祈り』が大賞として選ばれました。

ファンクラブコミュニティ「Mao's Room」より

「Mao's Room」は有料会員制のファンコミュニティとなっておりますので詳細については伏せますが、ファンの方々やマオさんに「おすすめ本」として選んでいただけたのは本当に光栄で、とても嬉しいことです。

度重なる重版も勿論嬉しいですが、僕はまだ「賞」というものをいただいたことがありませんでしたので……。

来年以降の開催は未定とのことですが「Mao's Room 大賞」一回目の名誉ある大賞……どんな賞よりも嬉しいですし、夢を見ているかのようです。

改めて、マオさん、そしてマオさんのファンの方々、ありがとうございました!

「Mao's Room 大賞2022」は未入会の方々も、入会後にアーカイブでご覧いただけるようです。マオさんの歌声、曲は本当に素敵ですからね……聴き惚れたあなたも入会して、一緒に応援しませんか!

ちなみに僕が今年一番聴いた曲は間違いなくシドの「街路樹」です。
シドの中で、ではなくて全楽曲の中で一番聴きました。

「街路樹」は2022年3月にリリースされたシドのアルバム「海辺」に収録されている4曲目の楽曲です。失恋から始まる物語が歌詞となっていて、歌詞だけ見ると秋の肌寒さに感じる切ない空気感のある楽曲なのですが、実際に聴いてみると次に進み出そうと思えるような明るさもあり、お洒落な曲調なんです。

アルバム「海辺」のサンプル盤をマオさんからいただいたのが同じく3月だったのですが、その頃『レゾンデートルの誓い』の「泣いてない」の章を執筆している最中でした。
4月上旬と5月下旬に江ノ島にロケハン(現地取材)をしに行った時、「街路樹」を特によく聴いていたので、秋〜冬の曲なのに僕にとっては春の曲になってしまいました(笑)
「街路樹」を聴くと今日も頑張ろうと思えるんですよね。今でも出勤する時に聴いて自分を鼓舞しています。

恋する人を唄った秋の曲だと分かっていても、僕にとっては恋愛に関わらず一日の始まりを前向きにしてもらえる一曲になっていて。感じ方や想いの寄せ方、そして曲との想い出というのは人によって違うんでしょうね。

それはきっと僕が紡いだ作品も同じで、これまでもこれからも人によって受け止め方が違うのでしょう。

誰にどう届くか分からない。そんな中でこうしてマオさんやファンの方々に「おすすめの一冊」として選んでいただけたのは、きっと何か心に残るものが届いたからなのだと……そう思いたいです。

何か一つでも掛け違えていたら存在しなかった今は、自分が選んで手繰り寄せた糸の延長線上にあったもの。
そう信じて、これからも後悔しない道を歩いていこうと思います。

この度は本当にありがとうございました!
それでは、おやすみなさい。

楪 一志


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