自己満足と実力

おはようございます!東京で芸人として暮らしています。大阪出身の22才 仁尾一成です!

今日はこのnoteという場を借りて、自分について本気で考えている事を整理したいと思います。

少し長いですが読んで頂けたら嬉しいです。

お笑い芸人として有名になる。

僕はその目標から逃げているのではないのか。

今日はそんな事に気づかせていただきました。

今朝、僕は怪物と朝ごはんをご一緒させていただきました。

怪物?

そう!怪物です。

その人の事を簡単に紹介すると、慶應大学卒業。慶應アメフト部主将。大学アメフト日本代表主将。その後電通に就職し、一年半で退社。その次は生命保険の営業マンとして最年少所長になり。その後はその肩書を捨てて単身アメリカへ。ハリウッド俳優になります。1年間アメリカで過ごし、日本に帰って来てからは起業。

今は1年間で東京都内にパーソナルジムを5店舗出店し、その傍らスーツ屋さんを営む。

こんな人間居てるんや。僕は高校の時にこの人な存在を知ってそこからこの人の事は少し気になってはいました。

つい一週間ほど前、この方がTwitterで朝食を一緒に食べよう!という機会を設けてくれるというツイートが流れて来ました。

僕はその方にダイレクトメッセージを送り、自己紹介。

で、何かの縁で、今日その方と朝ごはんを食べる機会を得ました。

そこで僕は今までの自分。これからの自分を自分に正直にぶつけてみた。

すると、その人の脳内はやっぱりシンプルで今の自分がどういう位置にいるのか。どんな事をしたいのかを僕より知っているかの如く話を進めてくれます。

「僕は芸人として有名になりたいと思い大阪から東京へ出てきて芸人をしています。先月までワタナベコメディースクールという養成所に通っていました。養成所では1年間ネタを書き続けてそこそこの結果を養成所内で残せるようになったのですが、最終的には事務所に所属することは出来なかったです。で、所属できた奴らと僕らにはどんな違いがあるのか自分で考えたのですが、所属できた奴らには親戚に有名人がいたり、面白い個性があったり、経歴があったり。僕らとそいつらな違いはそこだと考えて、これから芸人を続けるにあたって、僕にも変わった経歴が欲しい。そう思いプライベートでBARを経営しようと考えています。僕は19才の時にヒッチハイクで日本縦断をしたという経験があって、一対一で人とお話しする事が好きで、その立ち上げたBARで一対一で僕を知ってもらいその方に漫才を見てもらえる。そんな生活を実現したくて質問をぶつけにきました。」

長々すいません(笑)

こんな感じで僕はその方に自分をぶつけてみました。

すると答えはシンプルでした。

「君はお笑い芸人としての実力をつけたいの?それとも、変人になりたいの?」

こう言われました。

「僕の考えだけど、今の芸人さんは変人になろうとする人がとても多いと思うんだ。人を笑かすという実力をつけるんじゃなくて、変わった行動をして目立とうとする。周りと違う自分に酔ってチヤホヤされたい。そんな具合にね!でもそれはそれで幸せならいいと思うんだ。そこがゴールならね!で、所属できた人間が周りに有名人がいるとか、バックボーンがすごいとかゆうのは全て言い訳で、全てそいつに人を喜ばせれる能力があるのかってところだけだと思うんだ。だから所属できたそいつらには人を笑かす実力があったんだ。君にはそれがなかった。ただそれだけのことだと思うけどね。」

なるほど。

これを自分にも当てはめてみると僕も完全に変人になりに行っている人間だなぁと気付かされました。

ヒッチハイクをしたのも、東京に出てきたのもお笑いの養成所に通わせてもらったのも。

人を笑かしたい。という目的じゃなく。

こんな派手に生きている自分かっけぇっしょ?

がしたかっただけなんかなぁって気づきました。

でもこれはこれで自己満足。そんな自分にチヤホヤしてくれる人がいて、そこで本気で満足できるならそれはそれでいい人生。

でも、本気で芸人として人を喜ばせられている芸人さんをみているとやっぱり人を笑かせる実力がある人ばかり。いや、そういう人しかいてないんです。

あーーーー。逃げてたな。

実力をつけることから。

変な事をしとけば周りが注目してくれる。

僕が目指しているのはその辺止まりやったんかな。

ありがとう。

芸人として変人になり周りからチヤホヤされる自分になりたいのか、実力をつけて笑いで人を喜ばせられる人間になりたいのか。

そんな選択を発見できた朝でした。

今の僕にはこれといって今まで結果を出せた経歴がないんです。

有名大学に受かった。何かのスポーツで爆裂的に結果を出した。とか。

その方は言いました。

「二十代までに、何か一つのことで頑張れば結果が出る。という経験を身に染みて理解している人間は強い。」

なるほど。

それ以外の人は頑張る前に逃げてしまう。

やから自分が思った事を本気の意味で積み重ねないまま時間が過ぎていく。

僕には二十代までに何か死に物狂いで頑張って結果を出せたという経験がない。

言い方を変えるとそういう経験を得ている人間よりは弱いんです。

でも岡本太郎は言います。

「未熟だから強くなれる。」

と。

熟してしまった果実はそれ以降は腐るだけ。

何事も勉強です。

今日この方から頂いた考えと今までの考え。

どっちが自分にとって幸せで、人を本気で喜ばれられる自分はどちらなのか。

きっちり自分の頭で決断して過ごしていきます。

僕は芸人として実力をつける事に賭けてみます。

頑張ります!!!

必ず。

スーパースターになります。

最後まで読んでくださった方。

本当に

ありがとう。