見出し画像

13年ぶりに使い捨てコンタクトを変えた話

私はもう小学生の頃からずっと目が悪いです。もし眼鏡とかコンタクトがない時代に生まれていたら、20歳になる前に大怪我をして死んでいる自信があります。最近だと裸眼で視力を測る機会が全くないのですが、たぶん 0.01 もないんじゃないかと思います。

コンタクトレンズは中学生の頃からずっと使っていたのですが、社会人何年目かに眼科に行ったところ、角膜に血管が入り込んでしまっている(角膜パンヌス)ということでしばらくコンタクトは使用禁止になってしまい、眼鏡着用での生活を余儀なくされました。なんでパンヌスができるかというと、コンタクトレンズで覆われていると角膜が酸素不足になってしまうためのようです。

でもさすがにメガネ生活に耐えられなくなり、数年後に別の眼科へ相談に行きました。すると、(酸素透過率のよい)ハードコンタクトか使い捨てソフトコンタクトなら再開可能との許可をもらえたのです。これは本当に嬉しかったですね。

そのときに処方してもらった「ワンデーアキュビュー トゥルーアイ」という使い捨てコンタクト、後から調べてみたら発売間もない時期で、1日使い捨てコンタクトレンズとしては初めて「シリコーンハイドロゲル」を採用したコンタクトだったのですね。この素材は、酸素透過率の高さという点で画期的なものだったようです。

それから13年の間、特に疑問を感じることもなく今の銘柄を使い続けてきのですが、先日あるサイトで「ワンデーアキュビュー オアシス」という別の商品があることに気づきました。ジョンソン&ジョンソンのサイトに行ってみると、「オアシスMAX」というさらに上位のモデルまであったのです。

https://acuvuevision.jp/contact-lenses/acuvue-oasys-max-1-day

ちなみに「オアシス」「オアシスMAX」ともレンズの保湿に「ポリビニルピロリドン(PVP)」というムチンを模した成分を使っているようですが、オアシスでは涙のようなレンズ、オアシスMAXでは涙を安定させる、と微妙に表現が違っているのが気になります。私が調べた範囲ではその違いがどこから来るのかは分かりませんでした。ムチンというのは人の粘液とかに含まれる、生体由来のぬるぬる成分ですね。

この表を見るかぎりでは、トゥルーアイよりオアシスのほうが酸素透過率も良いし、装用感も良さそうです。ただ自分の眼に乗せたときの装用感は実際に付けてみないと分からないので、とりあえず「オアシス」を1ヶ月分だけ試してみることにしました。その結果は・・・

  • 午前中のつけ心地は特に変わらない。

  • 昼寝から起きたときとか、まばたきせずに画面を見てしまった後とかに、オアシスだと視界が曇ることが少ない。

  • 全体的にオアシスのほうがレンズが柔らかい感じがする。(気のせいかも)

一番違うのは、ジムでめちゃくちゃ汗をかいた後の見え方です。どのくらいかというと目に汗が入るくらいなのですが、そうするとトゥルーアイだとかなり曇ってしまうのが、オアシスだと曇りが少ない気がしました。

あとこの記事を書くにあたって、ジョンソン&ジョンソン以外にも、酸素透過率の高い使い捨てコンタクトがたくさんあることを知りました。シードのAirGrade 1day(Dk/L 187)、アルコンのデイリーズトータル1(156)、ボシュロムのアクアロックスワンデー(134)あたりの酸素透過率が高かったので、ワンデーアキュビューにこだわりがない人は試してみても良いかもしれませんね。


サポートしてくれたら、私が美味しいものを食べます笑