日本人の食事摂取基準(2025年版)案 その8(活用に関する基本的事項)
今回から「4 活用に関する基本的事項」に入っていきます。
いよいよ、食事摂取基準の使い方です。
今回は「4-1 活用の基本的考え方」のみについて記載します。
次回が「4-2 食事評価と留意点」でかなりのボリュームがあるため、今回は短めです。
短いですが、めっちゃ大切な図が出てきます!
4-1 活用の基本的考え方
健康な個人又は集団を対象として、健康の保持・増進、生活習慣病等の発症予防及び重症化予防のための食事改善に食事摂取基準を活用する場合は、PDCA サイクルに基づく活用を基本とします。その概要が下記の図です。
PDCAサイクルはさまざまな所でよく使われているかと思いますが、食事摂取基準の特徴はまず最初に、食事評価(アセスメント)があるところです。
食事評価の中でも最初に、摂取量の推定を行い、次にその摂取量と食事摂取基準の各種指標とを比較して食事評価を行います。
その後、Plan(計画)に入っていきますが、Cの中にも、再度、食事評価が入ってきます。
食事評価(アセスメント)が最初にあるので
食事摂取基準は、A-PDCAサイクルになります。
これが食事摂取基準の特徴なのですが、他のPDCAサイクルも本当はA-PDCAサイクルなのかもと最近思ったりします。
また、食事評価(アセスメント)はとても大切ですが、食事評価特有の測定誤差があったり、食事評価の方法も様々です。
ここらへんの話は次回いたします。
ボリュームめっちゃ多いと思います。
はたして、「4-2 食事評価と留意点」を1回で終わることができるのか。
できなさそうだったら2回に分けようかな。考え中。
●お疲れさまでした〜
今回は「4-1 活用の基本的考え方」だけでしたが、ここの図は必ず頭に入れておきましょう。
総論も49ページ中24ページまで終わりました。ちょうど半分くらいですね。
今気づいたけど、総論の半分は活用に関する内容なんですね。
活用方法を読まずして、各栄養素の基準値は使えない。というか、食事摂取基準自体使えない。と思って頑張って読みましょう。
では、お疲れさまでした〜
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