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日本人の食事摂取基準(2025年版)案 その1

日本人の食事摂取基準(2025年版)の素案が公開されたので、少しずつ順番に個人的な視点から書いていきたいと思います。



●前文がついてる!

今回の報告書には前文がついています。
これがまず最初の特徴かと思います。
ここには大切なことがギュッと書かれている印象です。

●食事摂取基準の改定の趣旨

今回の策定検討会等では下記2つを主に検討してきたようです。

  1. 健康や生活習慣病等の予防に関連する国内外の栄養に関する最新の知見

  2. 各種診療ガイドラインの改訂内容を食事摂取基準の策定に反映できるか

食事摂取基準はずっと①の姿勢で作られているのかなと思いますが、
②は2020年版から意識し始めたことだったと思います。
②は主に「目標量」や「生活習慣病及び生活機能の維持・向上に係る疾患等とエネルギー・栄養素との関連」のことなのかなと個人的には思っています(疾患の発症予防、疾患の重症化予防)

・骨粗鬆症が追加


また、健康日本 21(第三次)との調和をはかっており、「生活機能の維持・向上の観点」から骨粗鬆症が追加されました。

●健康日本21(第三次)
 →社会生活を営むために必要な機能の維持・向上等の観点
●食事摂取基準(2025年版)
 →生活機能の維持・向上の観点

●「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書の活用について

ここでの注目は「基準値だけでなく、〜中略〜策定の基本的事項や策定の考え方、留意事項等を十分に理解し用いること」!

個人的には「総論を読め!総論を理解してから基準値を使え!」ってことかなと解釈しました。

●今後の食事摂取基準のあり方


ここでは今後の改定時期や見直しを行う際の体制構築について言及されています。

今後は5年に1度ではなくなるのかもしれませんね。分かりませんが笑


まず前文についてのみ、書いてみました。
年度内に2025年版について、ひと通り書けたらよいなー。

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(案)

厚生労働省ホームページより

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