![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42734957/rectangle_large_type_2_be114d371266249a7aa62f416f4e0a77.png?width=1200)
Photo by
tomekantyou1
しとしとドラマ「無脳シリーズ」第4話〜ほうれん草とちりめんじゃこをあえたもの。〜
りこはお風呂でおしっこをする。お湯を止め、湯船に浸かった瞬間、今までこれっぽっちも無かった尿意が、一気にりこの頭を支配する。脳みその鎖を解いてやると、ジュワッと、黄色い粒子が扇状に広がり、「これがアンモニアか」と、気づいた時には、溶けてなくなる。「アンモニアは水に溶けやすい。」
りこは大人しい女の子だ。メイクはナチュラルに仕上げるし、服は白色がよく似合う。大学まで貞操を守っていたが、最初に付き合った男がまずかった。男と同棲を始めた時分に、男はりこにお風呂でおしっこをさせた。「なんか不思議な気持ち……。」男はりこのおしっこを手で受け止め、流し、そのままりこの穴へ指を入れた。りこの穴はキュッとしまったが、お構いなかった。結局男は別の女を作り、りこは二日ほどそれで泣いた。
「でも、アンモニアだけじゃなくて、尿素や、水分とか、老廃物とか、色々入ってるよなぁ。」
「人からアンモニアが生成されるなんて、不思議。」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?