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磯森照美のエッセイ集

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投稿したエッセイをまとめています。
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#掃除

エッセイ | テレビボードに隠れていた

自分の家に居ても落ち着かない時がたまにある。何をしていてもダメで、ソワソワする。 エッセイを書こうか? いや、言葉を選ぶ余裕がない。 テレビを見ようか? ダメだ、じっとしていられない。 散歩でもしようか? それは暑いから嫌だ。 わがままな私は何もしたくない。このソワソワと向き合っているしかないのだろうか。 部屋の中を歩き回り、扉を開けたり閉めたりする。収納の扉を開けた時に、長い間使用していなかった掃除道具が目に入る。 「……掃除でもしようか」 普段はロボット掃除機が私

エッセイ | ホコリは見せない

まただ。玄関前にホコリがある。あの部屋はたまにそういうことがある。 自分の部屋を出て鍵を閉め、エレベーターに向かう途中に気付く。他人が住んでいる部屋の玄関前にホコリがたまっているのだ。 「共用廊下にホコリがたまるのは仕方ないこと。それが運悪くこの部屋の前にたまっただけだ」とこの部屋に住んでいる人は考えているのかもしれない。 私は心の中で「それは違うぞ!」と叫んでいた。 それはあなたの部屋から出てきたホコリだ。あなたの生活が生んだホコリだ。部屋から出していいものじゃないぞ

エッセイ | ものもらいの撲滅を願う

最近汗をかくことが多くなったからか顔を触ることが多い。額の汗をふいたり、目に入りそうな汗をぬぐったり。外出先の移動中であれば、最近は無闇に物を触ったりしないため手に菌がついていることも少ないのだが、家に居る時はつい油断してしまう。 自分の家で風呂掃除をしていた時に、蒸し暑い空間であることと、手強い汚れをゴシゴシと擦るため汗をかいていた。暑いし体も動かしているから仕方ないなと思いながら作業をしていると、予想していたよりも早くに汗が眉の上まで垂れてくる。 そろそろまずいのではな

エッセイ | ロボット掃除機が快適な生活を運んでくる

掃除があまり好きじゃない。 特にモップがけや掃除機をかけるのが苦手で、これまでの生活で習慣化できたことが全くない。 掃除をしないでいると埃が溜まっていき、部屋が汚くなり、あまり自分の家に居たくなくなる。月に何万円も払っているのにそれは勿体無いですよね。 ・生活にロボット掃除機を導入引越しの際に埃がない生活をしたいと心に誓い、ロボット掃除機を購入することを決意しました。 購入しに行ったお店でも、展示しているコーナーに直行し、近くにいた店員さんに「これ買います」と言って即購入し