マガジンのカバー画像

武道ガールズ

13
武道大好きな女子高生達の青春小説です。連載中です。 あらすじ 花見が趣味の女子高生さくらは、部活や汗や青春とは無縁な生活を送っていた。桜満開のある日、伝説の桜の木を探していたさ…
運営しているクリエイター

#女子高生

「武道ガールズ」12 大山花の初恋

12 大山花の初恋  初恋は人生に一度だけだ。幸薄く、若くしてこの世を去ろうとも、100歳を…

いそG
1年前
3

「武道ガールズ」10 正面打ち一ケ条抑え

10 正面打ち一ケ条抑え 「技、はじまります。見ててください」  春名の声に、道場中央を見…

いそG
1年前
2

「武道ガールズ」 9 構え

9 構え 「日曜の朝からさくらがお出かけなんて珍しいわね」 「なんだデートか?」 「ジャー…

いそG
1年前
3

「武道ガールズ」 8 一歩目

8 一歩目  はじめの一歩を踏み出すのに、どうしてこんなにためらうのだろう。前に進みたい…

いそG
1年前
3

「武道ガールズ」 7 合気道 剣道 夜桜

7 合気道 剣道 夜桜  靴下では滑って転んでしまいそうなくらい、ツルツルの木の階段をヒ…

いそG
4年前
2

「武道ガールズ」 6 合気道

6 合気道  二階から拍手と歓声が聞こえた。  サヤカの舞と、しだれ桜と、乱舞する花びらと…

いそG
4年前
4

「武道ガールズ」 5 桜演舞

5 桜演舞 「お花見終わっちゃった」  制服に着替えたさくらは、だれもいなくなった桜の木を見て残念そうに言う。  とうとう1球もラケットに当たらなかった。あんな恥ずかしい思いをして、花見もできず、惨めすぎて今にも涙がでそうだ。  全部この娘のせいだ、とヒナコを軽くにらむ。  練習が終わり、他の新入生達が楽しそうにテニス部への入部を決めるなか、さくらとヒナコだけが先に部室を出た。もうヒナコとは関わりたくなかったが、なりゆき上、とりあえず自転車置き場までと思い、一緒に歩く。

「武道ガールズ」 4 私は強い 高遠彩

4 私は強い 高遠彩  テニスをやったのははじめてではない。小学生の夏休み、おじいちゃん…

いそG
4年前
4

「武道ガールズ」 3 高野文子の書

3 高野文子の書 「個人情報ゲットしました」  桜の下に戻りながら、一仕事終えた高野文子が…

いそG
4年前
3

「武道ガールズ」 2 角田秀一の写真 藤原千明の春風

2 角田秀一の写真 藤原千明の春風  風を待っていた。  テニスコートが見渡せる、満開の桜…

いそG
4年前
1