見出し画像

感想:IN SILENCE第三話「顔のない男」

どうも、井弦です。あれほど長かった梅雨が明けて、すっかり真夏の暑さになったかと思えばもう秋です。早すぎる……(真顔)

今回は執筆に2ヶ月ぐらい掛かってしまいましたが、stalemateさん制作のボイスドラマ、IN SILENCE第三話「顔のない男」の感想を書いていきます!

ついこの前に念願のお披露目がされて、一話、二話と公開されて盛り上がってからそんな経ってないはずなんですが、何か前から存在していたような感覚になってしまいます。それだけ、このボイスドラマがいつしか自分の中で定着しているんでしょうか…。いや、たぶんしてます。

今回は若手パラリーガルの櫻井くんにもフォーカスしたエピソードで、ずっと胸に抱いてきた葛藤や過去と並行しつつ、カンナちゃんの頼れる相棒として少しずつ変わっていく様子がとても印象的でした。櫻井くん成長回ですね!

殺人を犯した記憶だけはあるのに、それ以外は覚えていないという男性、海老原和則の弁護。
福良野さんの演技が本当に自然で、対話しているのにまるで箱の中に隔たれているような距離感を感じさせるリアリティがありました。個人的な交流もあるため、芝居も含めてよく知ってる気でいたんですが、凄いです…。本当に凄い。
かつて婚約の折に良くしてくれたという彼を救いたいと、偶然櫻井くんと合コンで知り合った杉浦日南子役の海月姫ゆうかさんのお芝居も、ドラマの世界観に合ったナチュラルさのある女性でとても素敵でした!
そしてこの事件を通して、櫻井くんはカンナちゃんをサポートするぐらいの気概を見せるスマートぶりが出た訳で…。
何でしょう。「あんなに小生意気だった子がこんなに成長して…!泣」って親心にも似た心境になってしまいます笑

今回は被害者の方に非があって、最愛の娘を失った悲しみで憎しみに駆られ殺人を犯してしまった妻を守るために、自ら罪を被った男。
これを表面的に見ると一見加害者の男性を悪だと認識しがちになりますが、このボイスドラマは本当に、目の前の全てが真実と限らないと教えてくれます。
その目の前に見える事件を覆う闇を切り開き、根本的に覆して光を照らし、事件によって傷ついた人々の心に寄り添い救い出すカンナちゃんと弁護士達の存在。ハードな内容ながら優しさも滲むストーリー内容で、何だか聴いている私自身も救われているような気分になりますね。
手を差し伸べてくれる存在は、確かにある。

毎度ながら、stalemateさんのキャスティングや脚本には脱帽させられます…。私も目の前の事に惑わされず、誰かの支えになれる人間であれるように生きていきたいです。

そして昨日、待ち望んでいた第四話とエピローグが公開されました!
さっそく全て聴き終えたのですが、改めてそちらの感想も書いていきます!
もう、泣きそうになるくらい素敵ですので皆さんもぜひ聴いてくださいね…(号泣)

では、また次の記事にて!

※サブタイトルに一部誤表記がありました。訂正してお詫びいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?