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日々クルアーンと預言者様の御家族と共に 2日目

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慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名によって

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おぉ、アッラーよ!祝福くださいムハンマド様を
そして彼の御一門を
そして彼らの救済を近づけてください

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二日目

唯一神の存在する理由

2.秩序

سَنُرِيهِمْ آيَاتِنَا فِي الْآفَاقِ وَفِي أَنفُسِهِمْ حَتَّى يَتَبَيَّنَ لَهُمْ أَنَّهُ الْحَقُّ أَوَلَمْ يَكْفِ بِرَبِّكَ أَنَّهُ عَلَى كُلِّ شَيْءٍ شَهِيدٌ

われらは、徴が真理であることが彼らに明白になるまで、〔遠い〕空の彼方において、また彼ら自身の中において彼らに示す。まことにあなたたちの主は、すべてのことの証言者であられる。そのことだけでも十分ではないか。
41.フッスィラト章53節
※クルアーン日本語訳は「聖クルアーン日本語訳 澤田達一」より引用

説明:

クルアーンの多くの節が、人間を存在世界の存在物の秩序の研究へと招待しています。この節は、秩序による確証(برهان نظم)の土台とすることが出来ます。今よりもずっと以前から、最も常用されている唯一神の存在証明です。この確証(برهان)は2つの前提から確立しています:

1.世界中のあらゆる存在物は、秩序の産物や徴であり、計算づくされた、法則に則った、そして目的を持ったものであると解ります。空や銀河、太陽や月そして星々、大地、海そして山々、動物や外界に存在する存在物、その他世界のあらゆる部分を支配する自然の秩序や法則に関する最小限の熟考が、この主張の正当性を証言するのです。

2.あらゆるモノにおける秩序の存在は、それらを創造した者の知識や叡智を表しています。外界でお互いに結び付く糸(秩序、関連性)が互いに分断されず、創造の秩序が適正で均整がとれたものであるための。

ハディース

イマーム・サーディグ様(彼にサラーム)は仰った:

至高なる唯一神の存在を証明する最初の理由は、この世界の創造とそこにあるモノ同士の調和、そしてその間にある存在物の秩序なのです。
توحید مفضل: ص47


訳者註:
唯一神の存在証明に用いる確証は様々ありますが、各確証には其々に守備範囲があります。

今回の秩序による確証(برهان نظم)は、この世界に見て取れる秩序から秩序づける者(ناظم)の存在があること、そしてその者はそれに関する知識と叡智を有すること、上の本文にはありませんが、能力(قدرت)を有することを証明します。しかし、その者が必然的存在で初めも終わりも無い永遠不滅な存在か?、公正な存在か?、慈悲慈愛に溢れるか存在か?、その知識はその者の本体と同質である(ذاتی)か?、その知識は変化するか不変であるか?など、それらを証明したり解明する為の確証でありません。それらはこの確証の守備範囲外です。それらは別な確証や法則(قاعدة)を用いて論証、証明します。

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