画像1

24.御光章55節 クルアーン朗誦 解釈 救世主マフディー様の世界統治

تفسیر نور  حجت لااسلام قرائتی
00:00 | 00:00
وَعَدَ اللَّهُ الَّذِينَ آمَنُوا مِنكُمْ وَعَمِلُوا الصَّالِحَاتِ لَيَسْتَخْلِفَنَّهُم فِي الْأَرْضِ كَمَا اسْتَخْلَفَ الَّذِينَ مِن قَبْلِهِمْ وَلَيُمَكِّنَنَّ لَهُمْ دِينَهُمُ الَّذِي ارْتَضَى لَهُمْ وَلَيُبَدِّلَنَّهُم مِّن بَعْدِ خَوْفِهِمْ أَمْنًا يَعْبُدُونَنِي لَا يُشْرِكُونَ بِي شَيْئًا وَمَن كَفَرَ بَعْدَ ذَلِكَ فَأُوْلَئِكَ هُمُ الْفَاسِقُونَ

アッラーは、あなたたちのうち、信仰して善い行いをする人たちには、あなたたち以前の人たちに継がせたように、確かにこの大地を継がせることを約束なされた。そして彼らのために、かれが嘉される彼らの宗教としてゆるぎないものとされ、彼らの恐怖を、安心無事に変えられる。彼らはわれに仕え、われに何ものをも同位者としておかない。だがそれ以後になお不信心になる人たちこそは、放蕩者である。24.御光章55節

《解釈》
24.御光章55節の解釈、4代目イマーム・サッジャード様、5代目イマーム・バーギル様、6代目イマーム・サーディグ様(彼らにサラーム)からの多くの伝承を見ていきます。

この節の示すものと完全一致するのが、救世主12代目イマーム・ザマーン様(彼にサラーム)の世界統治です(تفسیر نور الثقلین)。創造主である唯一神は、その日、信仰者たちが世界を統べることを約束しています。

クルアーンには、幾度も適切な者たちによる最終的な統治について説明されています。たとえば:
3度述べられています:《لِيُظْهِرَهُ عَلَى الدِّينِ كُلِّهِ》イスラームはすべての宗教の上に勝利する
9.悔い改め章33節、48.勝利章28節、61.隊列章9節

他の箇所には、《أَنَّ الْأَرْضَ يَرِثُهَا عِبَادِيَ الصَّالِحُونَ》まことにこの大地は、われの正しいしもべたちがこれを継ぐ
21.預言者章105節

他の箇所には、《وَالْعَاقِبَةُ لِلتَّقْوَى 》結果は恐懼のためにある(訳者註:最終的な未来の結果は罪に待ったをかける心のブレーキのためにある)
20.ター・ハー章132節
もしくは、《وَالْعَاقِبَةُ لِلْمُتَّقِينَ》最後〔の勝利〕は恐れおののく人たちのためにある
7.高壁章128節

信仰者たち(正しいしもべたち)の代理人が意図するところは、①創造主であられる唯一神の地上における代理人、もしくは②以前の民から入れ替えることです。《قُرطبی》は自身の解釈書において、完全なイスラームの勝利について、幾つかのハディースを伝承します、曰く:
地上に家はない、但しイスラームがその家に入る以外は。

尊き預言者様は、最期のハッジにおいて、マッカからの帰途で(ズィルヒッジャ月18日)ガディール・フムで、創造主である唯一神のご下命によって、アリー様(彼にサラーム)を自身の代理人に指名すると、クルアーンの節が降りました、《رَضِيتُ لَكُمُ الإِسْلاَمَ دِينًا》あなたたちのための教えとして、イスラームに満足したのである
5.食卓章3節

24.御光章55節においても、創造主である唯一神の約束とは、その賞賛に値する宗教の勝利です。
《دِينَهُمُ الَّذِي ارْتَضَى لَهُمْ》彼らのために、かれ(唯一神)が嘉される彼らの宗教として

この通り、世界を席巻するイスラームとは、ガディール・フム《غدیر خم》のイスラームなのです。

タフスィール・ヌール:
ホッジャトルイスッラーム・ガラーアティー師 
تفسیر نور  حجت لااسلام قرائتی

シャアバーン月15日 イマーム・マフディー様の生誕日に際して訳出

キーワード
イスラーム いすらむ イスラム コーラン こーらん クルアーン

いただいたサポートで、日本人のイスラーム研究を応援します!