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慣行と奇跡 プログラミングの例から


慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名によって
おぉ、アッラーよ!
祝福くださいムハンマド様を
そして彼の御一門の人々を
そして彼らの救済を近づけてください

慣行 سنت:現行の秩序
奇跡 معجزه، کرامت، امر خارق العاده:慣行の上にある秩序によって慣行に中断を生じさせる秩序

例;キングコングが着地したら画面が揺れるゲームプログラミングを想定する。キングコングがジャンプして着地した際に画面全体を揺らすプログラム処理を導入すれば揺れるが、①処理を入れていなければ当然揺れないし②処理を中断させれば画面は揺れない。つまり、ゲーム内のキングコングがジャンプするからゲーム画面が揺れるのではなく、プログラミングが機能することでゲーム画面が揺れる。

ジャンプして画面が揺れるプログラム処理がなければ画面は揺れない

我々がジャンプして着地した際に土埃がたつのは、慣行が、この世界の現行の秩序がそのまま適用されているからである。ジャンプした際に土埃が舞うのはジャンプした人=行為的原因が生じたからだと認識しているが、実際にはその「現行の秩序が作用しているから」土埃が舞うのである。あまりにも当然のことで見逃しているが、我々は単に「なにかを行った原因」にすぎず、その行為により土埃が舞うか否かは現行の秩序が司ることである。

「現行の秩序」と「奇跡」を現代人がイメージしやすい例では?と思いついたので備忘録としておく。

関連ワード:新神学(預言者性、奇跡)、イスラーム哲学(原因性)、イスラーム神学(強制と自由意思、امر بین الامرین、神の行為の意図/目的、預言者性、奇跡)

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