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トレチャコフ美術館にて「音楽の夕べ in ヴルーベリ・ホール」が開催中

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※画像はトレチャコフ美術館公式サイトより


トレチャコフ美術館にて「音楽の夕べ in ヴルーベリ・ホール」が開催中

トレチャコフ美術館本館ではヤマハミュージックの協賛で「音楽の夕べ in ヴルーベリ・ホール」が2019年12月26日から開催中。このプログラムはトレチャコフが主催するクラシックの祭典「T フェスティバル」の一環で、19世紀末のロシア美術を代表する画家ミハイル・ヴルーベリの作品を飾るホールを会場に、若き音楽家たちによるピアノのソロコンサートが開かれる。
今後の日程としては1月16日、2月13日、3月12日、4月9日の計4回が予定されており、各回19時からの公演となる。

モスクワに旅行する予定がある方はトレチャコフ美術館へと足を運んで、クラッシック音楽とアートが交わる優雅なひと時に浸ってみてはいかがだろうか。

オンラインチケットはこちらから購入可能(ロシア語)

会場:トレチャコフ美術館(旧館)

メトロ「トレチャコフスカヤ駅」から徒歩5分ほど

Moscow, Lavrushinsky Lane, 119017



ミハイル・ヴルーベリ(1856-1910)

オムスクに生まれる。ヴルーベリはロシアの画家の中でも特に語ることが難しく、異端という言葉で形容する他がないほど特異な才能を発揮し続けた芸術家である。

イコン画、モザイク画から多大なインスピレーションを受け、まるで幻視のような不可思議な世界を描いた。そのあまりにも独特な画風に当時から賛否両論が激しく、生前これらの作品が満足な評価を得ることは少なかったという。

詩人レールモントフの作品から霊感を得た『デーモン』シリーズ(『坐せるデーモン』『飛翔するデーモン』『転落するデーモン』)などが代表作。「悪魔」と呼ぶには弱々しく痛ましいその姿は、まるで悩める画家自身を投影しているようである。

ヴルーベリの画集はイスクーストバオンラインショップにて購入可能です。


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