将来の話

まず初めに、俺に将来なんてない。なぜなら無能だから。

だが無能なりにもお金を稼ぎ、100年ほど時間を潰さなければならない。やっと22年経ったところだ。

俺は時間の潰し方を間違えた。あの世に引っ越そうとして失敗し、何もやることがなくなり仕方なくフリーターになったのが暇つぶし19年目のことだった。

何も無い自分が嫌だった。肩書きだけでも喉から手が出るほど欲しくて、親に入学金を借金させ、目指しているというポーズだけをとり、大学に入学した。

それから3年と4ヶ月と半月が経った。お金の稼ぎ方を考えなければならないらしい。今までみたいにバイトでいい。どうせ2年ぐらいしたら海外行くし。

親に言った。
「いや正社員の方がいいって」

たまたまこっちに帰ってきていた兄もいた。「俺がお世話になったキャリアコンサルタントと1回話してみないか?」

うるせ〜なぁ〜笑


キャリアコンサルタント?正社員?俺からすればぜーんぶ「普通」向けの話。何で障害者が一般雇用と障害者雇用で悩むか知ってるかよ。障害者雇用は給料が低いからだよ。

「自分の身に何かあって働けなくなるかもしれないじゃん。」と親は言った。

そんなもしもの話にビビってフリーターより毎月10万近く低い給料で働かなきゃいけないんかい。アホくさ。

身内には古い考え方と普通の考え方しか出来ない人しかいない。俺自身まだフリーターとして生きていくことを決めた訳では無い。結局総合的に見てどちらの方が稼げるかという話だ。


全てを諦めるのは生存本能が許してくれない。
無能が夢を見るのも許されない
だったらせめて自由に生きよう。
人生は悲しいなんてことも当たり前のこととして受け入れられるようになる。
それまではつらいかもしれないけど
つらかったらいっぱい泣こう。
涙が枯れるまでいっぱい泣いたら
無表情になれるよね。

どうせそんな人生。

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