孫正義氏のTwitterアンケートが工作された件

孫正義のアンケート結果がひっくりかえった

ツイッターアンケートに、不可解な出来事が起こりました。

Twitterアンケートを行ったのは、ソフトバンク創設者の孫正義氏。フォロワー数256万5000人の巨大ツイッターアカウントです。PCR検査を100万件無償提供すると発言して、大変な騒ぎになった、そのお方です。

彼が、「素早く徹底した休業と分厚い補償を即刻やるべきだと思いますか」とアンケートを開始したのが、4月9日の23時35分でした。(Internet Archive)

私も翌日の夜にアンケートに気づき、「はい」に回答しています。私の記憶が確かならば、その時点で異例の15万票が入っており、その94%が「はい」だったと記憶しています。

その数時間後、4月11日の午前0時ごろのスクリーンショットはこちら。(すべて画像は拾いものです)

孫正義アンケート11日午前1時

朝になって、結果がひっくり返っているのを見て、驚きました。これだけの投票数のアンケート結果が変わることがありえるのかと。

孫正義アンケート11日午前8時

その後、孫正義氏はアンケートを削除しました。

その間、RT数はほとんど増えなかった

夜中の間に、30万票が入り、そのほとんどが「いいえ」だった。

いったい何が起きたのでしょうか?

注目すべきはRT数です。

孫正義アンケート11日午前5時

これが、午前5時時点のスクリーンショットです。午前0時から5時間の間に28万8074票が入っていますが、そのうち28万2000票ぐらいが「いいえ」に投票した計算になります。この間の「いいえ」率は98%前後だと推測されます。

その間、RTは187件しか増えてないのです。(私のツイートを見たモーラスさんが調べて教えてくれました。)

つまり、Twitterで特定の政治クラスタに大拡散され、その人たちが投票した結果、アンケート結果が大幅に変わったという可能性はほとんどありません。

考察

何が起きたのか。論理的に考えられうる可能性は3つぐらいあります。

①Twitter外のネットワークで大拡散され、28万人がツイッターで投稿した。
②誰かが何らかのプログラム・Botを利用して、大量に投票した。
③Twitter社が数字を弄った、あるいは誰かがTwitterをハッキングした。

さしあたり③の可能性は除外して考えますが、①の可能性は今回は比較的低いと思います。こういうことはありえるのですが、午前0時から5時という時間に28万人を動員することは、流石に無理があるでしょう。また、こういう場合、リプライ欄や引用リツイートでも、「休業補償絶対反対」という大量投稿があるものですが、その形跡も今のところ確認出来ません。

だとすれば、②の、誰かがbotをプログラミングして、複数台のコンピュータで自動投票させた、という可能性が高そうです。

だとするならば、事前に25万を優に超える数のTwitterアカウントが存在したことになりますし、それが誰かの意思決定によって一斉に動く状態だった、ということまでは言えそうです。

そして、そのために、相当額の資金が投入されたことも、容易に推測出来ます。


最後に一言

Twitterの開発者向け利用規約は次のようになっています。

Twitter利用規約

この28万ものアカウント群は、Twitter規約違反の可能性が高いことは指摘しておきます。Twitter社は、これらのアカウントを調査し、利用禁止とするべきです。

また、この仕事の発注者さん。どこのどなたか知りませんが、そんなクソくだらないことに金と時間をかける余裕があるなら、真面目に休業補償とコロナ対策をやってください。



みなさんへのお願い

本記事は、私が初めて指摘したことではありません。Twitter上で昨日、多くの投票者が、驚いて騒いでいました。

私は単にそれをまとめて、ごく簡単な考察を加えただけですので、今回は私に対するサポートは必要ありません。

その代わり、転載は完全に自由とさせていただきます。出展を明記していただけると有り難いです。

よろしくお願いします。


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