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「文型」とRPG  (練習ドリル6は次回配信します) 「しみこませる」英語力 vol.011

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~「しみこませる」英語力  by ロービーティジャパン 石塚とも~

「文型」とRPG  (練習ドリル6は次回配信します)

――――――――――――――――――――――――――――vol.011☆★☆

こんにちは、ロービューティジャパン代表の石塚ともでございます。

ロービューティジャパンの英語教室で

5年間生徒さんにお教えてした中で

「こうすれば上達が早く、しかも忘れない」

というポイントをお伝えし、

実際に体験していただくメルマガです。


ですから、たくさん練習問題をリリースしますので、

ぜひやってみてください!


初めての方は、サンプル号(vol.000)から

順を追って読み進めることをお勧めします。

サンプル号&アーカイブ

http://archives.mag2.com/0001675727/00000000000000000.html

練習問題のリストはこちらから「ロービューティジャパン 英語」と

検索してください。

最新はドリルその5

http://www.dlmarket.jp/products/list2.php


最新ドリルその5のダウンロードはこちらから

(URLが変わりました。また、ファイル変更の際にこちらで

不手際があり、大変失礼いたしました。

https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=424501

↓下記URLは終了ずみなのでご注意ください。

http://www.dlmarket.jp/products/detail/424369


上の不手際があったたため、2回ダウンロードされた方の

分がだぶってカウントされてしまっているのですが、

ドリルその5のダウンロード数は現在25となりました!

ですので、次回「6」を配信する予定ですので、

今しばらくお待ちください。

そして、今日のテーマは、

「6」で扱う、いよいよ(?)第三文型に

関する、ちょっとした豆知識です。


なお、第三文型のドリルは、少ないです。

例文、4つぐらいしか出さないと思います^^

なぜそんなに

かということも、第三文型の特徴だったりしますので、

また、改めて解説いたしますね。


とりあえず、今日の豆知識は、

第三文型に対する、とも言えるし、

O に対する、とも言えるし

英語全体に対する豆知識、ともいえるのですが。

これを頭に入れて英語にのぞんでいただくと

理解がいっそうしやすくなるのでは、と思い、

書いています。


で、復習ですが、

「第三文型」とは、なんだったでしょうか?

一応思い出して、忘れてたら下を見てください

(こういう作業を何度も繰り返して「しみこませ」ましょう)。

はい、

S V O

でした。

Subject +     Verb(述語=Predicateとも言います)+  Object

主語(しゅご)   述語動詞(じゅつごどうし)  目的語(もくてきご)

サブジェクト   ヴァーブ(プレディケイト)    オブジェクト

です。

(なぜ最後にカタカナで書いたが、が、今日のポイントになります)

五文型のうち、すべては

S + V で始まります。

だから、

S + V + X 

というがあったときに、

X= O なのか?

X = C なのか?

見分け方がわからない、という問いが生まれがちなわけです。

(メルマガvol.004 でも質問に答える形で解説しました。

それでも難しかったと思うけど……^^;;; )

https://note.mu/ishizukatomo_rbj/n/n3887af068fd9


OかCか、という話を、もう少しいたします。

このOとCの見分け、

実は、こちらの有料クラスに通ってくださっている

生徒さんも、引っかかるポイントだったようで、

このメルマガが始まってから、あらためて質問されました。

「OとCが見分けづらいです……」


で、そのときに、私が、どう説明しようかと

言葉を考えながら、

「O って……、オブジェクトなの」

と、ぽろっと言いましたら、

生徒さん、

「ああっ! オブジェクト!」

って言って、それっきり、わかっちゃったんです(笑)


つまり、

「目的語」

っていう言葉より、

「オブジェクト」

っていう言語の方が、

Oの意味がつかみやすかった、ということなんですね。


そうなんです。

「目的語」っていう言葉は、翻訳として適切ではない、という人もいて、

「対象語」と訳しててくれたらもっと教えやすかったのに、という

英語の先生もいるぐらいです。

「目的」というと、

「勉強する目的」とか「生きる目的」というように

英語で言うならpurpose のことですよね。


「対象」のほうがずっと正確です。

たとえば I love him. だったら

愛する対象が彼、 なわけだし、

I am eating an apple. だったら

食べる対象がりんご、なわけですから。


で、じゃあ「対象」とは何か、というと、

それは、まず、「自分じゃないもの」です。

そして、私流に説明するなら、

それは、「自分が立ち向かうもの」なのです。


verb という行動によって、

自分が影響を加える相手。

それが、対象=オブジェクト、なのです。


「食べる」という行為をリンゴに与える。

「愛する」という行為を彼に与える。

その、与えた先が「オブジェクト」なんですね。

で、ヴァーブという行為でオブジェクトに影響を与える

主体=主人公が、「サブジェクト」、なんです。

「サブジェクト」と「オブジェクト」は

常に向かい合っているんです。

対して、「C=コンプリメント」は、

サブジェクトに「向かい合うもの」ではありません。

それは、サブジェクトの性質や帰属、つまり、サブジェクトの一部、なんですね。

これが、オブジェクトとコンプリメントの違いです。


「コンプリメント」は「サブジェクト」の身内(一部)

「オブジェクト」は「サブジェクト」の的(まと)なんです。


このメルマガでは「五つの文型」について

お伝えしているわけなんですけど、

文型というのは、大きく二つに分かれます。

「O」がある文型と

「C」がある文型、

Oがあるのは、第一(SV), 第三(SVO)、第四(SVOO)、第五(SVOC)

Cがあるのは 第二文型(SVC)だけです。

OもCもない第一文型がOがある文型に分類されるのは

第一文型ではSがOも兼ねる一人二役だから(自分で自分を歩かす=歩く)

第五文型では、CがOの一部となっているので、SVO の応用形と言えます。


で、このメルマガの最初の方で、

「SVOの練習問題は4つぐらいしかやらない」と書いたんですけど、

どうしてそんなに少ないかというと、

英語の文というのは、とにかく、SVOが圧倒的に多いからです。


他の文型を細かく説明するのは、それらは、

英語の文の中でも例外だからです。

SVOは王道なので、説明しようがないのです。


I love him .

と言われたら否応無しにわかる。

そういうのがSVO なのです。

ここで、

I という戦う主人公が、love というレーザー光線を

him に当てている、そんなイメージが見えたらしめたものです

(って見えないか^^;; )

I am eating an apple.

と言われたら、 eat というレーザー光線を

apple に当てている、そんなイメージが見えたらしめたものです

(って見えないか^^;;; )


何が言いたいかっていうと、

英語というのは、主体=サブジェクトが、

文字通り「主体的に」動いて、

対象=オブジェクトに、なんらかの働きかけをする、

そういう世界観で成り立っている言語だということです。


で、そういう言語を使って生きている人たちの

世界観というのは、

「主人公が主体的に動いて、対象になんらかの働きかけをする」

という世界観で構築されているのです。

いつも、敵と戦っている、

っていうと好戦的すぎるかもしれないけど、

「何かしてない」と

生きているということにならない。

だから、とっても主体的でバイタリティがあるけど、

反面、「何かをしない」ということが苦手。

だからこそ、let it be っていうのが「知恵のことば」

なんですね。

「ただ、ながしておく」っていうのは

通常はやらないことだから。

下手すると、「無力」だと思ったり「馬鹿だ」と感じて

しまったりするらしい。


これは、千葉敦子さんという、1980年代に物故した

ニューヨークで活躍したジャーナリストの方が書かれていたことなんですが、

(原文が手元にないので一部記憶です)


「ニューヨークの女性は、

1日イヤなことがあったら、髪型を変える。

2日イヤなことがあったら、恋人を変える。

3日イヤなことがあったら、仕事を変える。」

アメリカのジェンダー・フリーが急速に台頭した時代でもあり、

比喩的な表現で文字通りではない部分もあると思いますが、

つまり彼女は

「イヤな状況というものに対して、自分でその状況を打開しようとする

主体性がある」

ということを紹介したかったのだと思います。


「それに対して、日本人は挨拶を天気のことから始めるように

天気に影響されすぎる」

とも書いていました。

たしかに、日本人は、「雨がふったらながめながら物思う」

「晴れた日には心も晴れる」

みたいなところがありますね。

そして、その天気の影響を、主体性がないとは思わず、

「情緒」ととらえています。


そんな日本人が使う日本語という言語は、

英語に比べたらSVOがかなり少ない言語なんです。

「動作主(どうさしゅ)が見つからない言語」と言われています。

具体的に言うと、

「私が携帯を壊した」

ではなく

「携帯が壊れた」という言い方をすることが多い、ということです。

(そうじゃないですか?)


なんとな〜く、誰がやったかわからなくて、

これ、英語スピーカーから聞くと、気持ちが悪いらしいです。

あちこちに幽霊がいるみたいで(笑)


先ほど「レーザー光線」と言いましたけど、

英文を見、聞き、書き、しゃべっていると、

たしかに「働きかける」世界観がしみついてくるな、と感じます。

懐がたなを抜いて、襲ってくる怪物を「処理」していく

RPG(ロールプレイングゲーム)の

主人公になったような気がしてくるのです。

……っていうか、RPGっていうものが、

「サブジェクトが」「オブジェクトに」「働きかける」という

言語感=世界観を持っているからこそ生まれて来たんじゃないか、

って思うんですね。

英語を「しみこませる」っていう行為は、

この、SVOの世界観=

「サブジェクトが」「オブジェクトに」「ヴァーブという行為で」「働きかける」

という感覚をしみこませることです。

これ、最初にそう思っておくと、しみこみやすくなります。

この世界観がしみこむと何がいいかというと、

日本語をそのまま英訳することは、その枠から

はみ出してしまうことが多いんだ、と、

最初からわかっていられるということなんです。

日本語を英語に訳そうとするのではなくて、

英語の構文のまま、頭にしみこませよう、というふうに、

学習する態勢がととのうのです。

(それによってしみこみやすくなります)


なので、第三文型の学習に入る前に、

このお話を配信することにしました。

本日は、以上です。


練習ドリルをやるごとに、

お手元にある英語の教本なりTOEIC の問題集なり

英語のペーパーバックなり、

開いてちょっと目を通してみてください。

たぶん、もう変化が出てると思います。

英語の一語一語が持つ情報が、

入って来て、消化される能力が

違って来てるんじゃないかと思います。


今後共どうぞよろしくお願いいたします。


「練習ドリルやりました」という報告、および、感想、

間違いの指摘などを送れる連絡フォームを作りました。

今後の練習問題は、みなさんが負担にならず

でも「次が来た〜」と燃えられる間隔で

出して行きたいので^^

終わったらこちらのフォームで報告してください。

達成の数で感覚を決めたり、ドリル作成に反映させていきますので

どんどん報告お願いします!

https://goo.gl/YdCtbR

このメルマガに返信するか、

または下記のフォームから

「簡単だった」「難しかった」

「ここがわからない」「これは間違っているのでは?」

などの感想が送れますので、

ぜひやってみてください。

https://goo.gl/YdCtbR

送ってくださった方のフィードバックを反映させて、

次回以降のドリルも作っていきます。

~「しみこませる」英語力 by ロービューティジャパン石塚とも~

発行 103部

発行人・石塚とものプロフィール

http://www.rawbeautyjapan.com/about_us/

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