vol.043 主語(しゅご)と述語(じゅつご)(「しみこませる英語力 vol.043)
こんにちは…。
この英語のメルマガ、発行が不定期だったり、、有料にしてみたり無料にしてみたり、発刊当初にたくさん作った練習問題がプラットフォーム会社の廃業で全部消えてしまったり…、と、読者の方にとっては全然当てにならないマガジンになってしまい、恐縮しております…。
note だと、バックナンバーも見づらいんですよね。
でも、わたくし、今、かつて英語をお教えしたときに作った紙の資料を全部スーツケースに詰めて、フランスの仕事場に籠もっております。
読み直してみると、「ああそうだ、こういうふうに説明したら、『今までわからなかったことがわかった』と思って嬉しかったなあ」と、当時の記憶が蘇ります。
インターネット上に残した記事って、わたしが死んじゃった後でも、誰かが読んで「役に立った」と思ってくれるかもしれないんですよね。
だから、当時の資料を、そのままにしっぱなしにしないで、少しずつ体系化してまとめていけたらいいと思っています。
今回の記事は無料です。
「これからは有料にします」って宣言したばかりでまた撤回してしまうのですが、ネットに上げる場合、紙の本と違って全部がつながっているわけではないので、有料で買おうと思ってくださるお客様がいても、前後がわからなかったり、買ってみるまで立ち読みもできないんですよね。
かといって、前半部分を読んで内容がわかってしまったら、後半を有料にする意味たあまりないし、ベストな方法を発見していません。
当座の最良の方法として、「有料・無料を使い分ける」というのがいいかなと思い、今回は無料の記事にしました。
長くなりましたが本題です。今回のテーマは「主語(しゅご)」と
「述語(じゅつご)」ということです。
聞いたことがあると言葉だと思いますが、これこそ、わたしたちの中にすでに「しみこんで」しまって、あらためて意識化することが難しい感覚なんですね。
日本語でもヨーロッパ言語でも、すべての文は「主語=subject=S」と「述語=verb=V」で構成されているといっても過言ではないのですが、文の中には、どちらかが省略されていたり、取り除かれたりしている例(命令文は、動作をする主語が必ず二人称(=あなた)なので必要がない)もたくさんあります。でも、見えないだけで、実際は「何が・誰が」「何する、どうだ」の2つの要素を含んでいます)。
外国語の文をみたときに、「主語S」と「述語S」はどこ? と常に探すことが、 語学上達の秘訣ですし、主語・述語がすばやく見つけられる体質がしみこまれたら、それは語学が上達したといえます。
お教室をやっていたとき、生徒さんたちにも、「Sはどこ? Vはどこ?」とさんざん聞きました。
でね、「SとVを発見するのは大事」なのは、その先があるからなんです。
1つの文の中に、SとVが2組以上ある文がありますよね。大きく2つに分けると、「従属接続詞を使った文」「関係詞を使った文」です。
それ以外にも、いくつも要素が組み合わされて、大人が読む文では、1つの文の中に、SVが3組あるのはめずらしくなく、4組ぐらいあるときがあります。
1組だけなら、発見するのはそんなに難しくありません。でも、2組以上になったときに、混乱なく見つけることができるか。反対に言うと、 SVが2組以上ある文でもすぐに見つけることができるように、1組だけの文のときに、しっかり見つける訓練をすることが重要と言えます。
ふつうの会話をしているときは確認する時間はないですから、自分でテキストを音読したときに、「Sはどこ? Vはどこ?」と確認することを習慣化するといいと思います。
「いいと思います」っていうか、そこ、絶対です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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