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どうして「第一文型」が「be動詞」より先か  「しみこませる」英語力 vol.007

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~「しみこませる」英語力  by ロービーティジャパン 石塚とも~

 どうして「第一文型」が「be動詞」より先か

――――――――――――――――――――――――――――vol.007☆★☆

こんにちは、ロービューティジャパン代表の石塚ともでございます。

ロービューティジャパンの英語教室で

5年間生徒さんにお教えてした中で

「こうすれば上達が早く、しかも忘れない」

というポイントをお伝えし、

実際に体験していただくメルマガです。

ですから、たくさん練習問題をリリースしますので、

ぜひやってみてください!

初めての方は、サンプル号(vol.000)から

順を追って読み進めることをお勧めします。

サンプル号&アーカイブ

http://archives.mag2.com/0001675727/00000000000000000.html


練習問題のリストはこちらから「ロービューティジャパン 英語」と

検索してください。

(現在 その4 までリリース中)

http://www.dlmarket.jp/products/list2.php


練習ドリルその4をリリースしました!

http://www.dlmarket.jp/products/detail/400933


前回からいよいよ文型ごとの分解に入って行きましたが……

ところで、練習ドリル4までやり終えたら、

お手元にある英語の教本なりTOEIC の問題集なり

英語のペーパーバックなり、

開いてちょっと目を通してみてください。

たぶん、もう変化が出てると思います。

英語の一語一語が持つ情報が、

入って来て、消化される能力が

違って来てるんじゃないかと思います。


2016年10月10日現在で、

練習ドリル1のダウンロード数が104で、

4のダウンロード数が8なんだけど

(10分の1以下になっちゃうのね^^;;;)

4まで終えた人は、

こんなにガチで英語の構造をしみ込ませたこと、なかったと

思います(あ、有料の生徒さんは別か)


だから、それだけやれば

「今までと違う行動をした」のだから、

「違う結果が出る」のは

とっても当然なのですよ^^

そういうわけですので、

ぜひ、一つ一つ進めてみてください!


さて。

「第一文型」から解説を始めたわけですが、

この解説は、学校教育の英語の順番とも、

あるいは文法を重視する民間のスクールの順番とも

だいぶ違います。

このメルマガ書くまでにかなりの文法書を見たのですが、

「五文型は大切!」というテーマの本以外は

その順番で教えていこうというものはなかったです。


また、「五文型は大切!」というテーマの本も、

解説が中心で、練習ドリル形式、というスタイルではありませんでした。


……っていうか、大人のための「語学ドリル」って

ほんとない。


昔あったんです。

「トレーニングペーパー」っていうのが。

私はこの教材がすごく好きで、

学生時代にこれのフランス語をやって

仏検2級に合格した(当時は準一級がなかった)

絶大の信頼をおいてたんですが、

現在は絶版のようで、

でも評価が高いみたいで、

Amazonの中古ですごい値段がついてます

http://amzn.to/2d2tYCX


おとなのためのドリルがないから、

自分で作ろうと思ったんです。


で、英語教育の方法に話を戻すと、

多くの英語教育で最初に習うのは、

「文型別の理解」ではなくて

「be 動詞」です。

どうしてbe動詞から習うかというと、

be 動詞というものが、

日本語にはない

「主格変化」というものをするからです。


「主格変化」というのは、

主語がどんな形かによって、

動詞の形が変わる、ということです。

このような解説を聞いたことがなくても、

I am

You are

He is

We are

You are

They are

だというのは覚えていると思います。


でも、日本語で

私は、食べる

あなたは、 食べれ

彼は 食べら

とか、変化しないですよね。


そこが日本語と大きく違うので、

わざわざ時間をとって解説するわけです。


だけど、be 動詞から英語の動詞の教育を始めてしまうと、

あとで出てくる弊害というのも結構あるんですよね。。。


だって、英語の動詞の中でもbe 動詞というのは

たった一つの特殊な語で、

残りの動詞はすべて「一般動詞」です。

「一般動詞」のほうが、数の上では、

圧倒的にメジャーなので、

活用だってそっちのほうから教えたほうが

応用がきくわけです。

ところが、be動詞を先に習うものだから、

be 動詞式の活用が先にしみこんでしまって、

一般動詞が使いこなせなくなっちゃう。


たとえば、疑問文にしたときに

be 動詞だったら

Are you a student ?

と正しく疑問文を作れるのに、

一般動詞になったとたん、

do が出てこなくって

とっさにやると

Are you come ?

と出て来てしまう人、決して少なくないと思います。

それともう一つ、

be 動詞というのは、

「動詞」という言葉がつくのに、「動いてない」

こういうのを「状態動詞」といって be だけじゃないんですが

(ただし、それらの状態動詞は一般動詞活用)

せっかく「動詞」という言葉を習うのに

動いてない、だから、ここでも混乱がおきちゃう。

さらに、これもあとでつまづく原因ではと思うのですが、

be 動詞を最初にならうときに

「〜である」という意味(第二文型)を習って、

(例、I am a student. とか

This is an apple. )

「存在する」という意味の第一文型、

さらに、完了形 have been も第一文型で

「行ったことがある」という意味を習わないので、

あとあと出て来たときに混乱します。

The apple is on the table.

とか

I have been to Hokkaido.

って出て来た時、

前後の意味をつなぎあわせてなんとなく

意味はとれるんだけど、

正確に分解できてないから

もやもや感が残る。


練習問題ドリル4の第一文型では、

だから、わざわざ、  be 動詞の二つの用例を入れています。

You are here. (「あなたはここにいます(地図で「現在地点」を表す言葉)

Keiko has been to Europe. (「けいこはヨーロッパに行ったことがある」)

の2文です。


そういえば、今、

「完了形」っていう言葉が出て来ました。

「完了形」。

中学2年の後の方で出てくる動詞の活用形です。

でも、have been to (〜に行ったことがある)

っていう言い方は日常会話ではマストアイテムなので、

できればbe という単語が出て来たときに頭に入れておきたい。

だけど、ここで「完了形」という形がネックになってできない。


このメルマガの vol. 004で

http://archives.mag2.com/0001675727/20161001194316000.html

「文法学習というのは、曼荼羅のようなもの」

と書いた、これが例と言えます。


ちなみに、どうして

「行ったことがある」を「have gone」にしないかというと、

have gone というのは「去ってしまう」「逃げられる」

(つまり、行ってしまって帰ってこない)という意味で、

代表的な使い方は

She’s gone. (彼女は去ってしまった=彼女にふられた)

という意味です。

「行く」というより「逝く」という漢字のほうがぴったり^^;;;..

(あ、あと、完了形の助動詞have, has, had は

上記のようにしばしば省略します。)


話を戻しますが、

動詞を be から教えることの副作用は、

be というのは、英語の中のたーくさんある動詞の

たった一つで、しかもかなり特殊で、

他にも覚えなくちゃいけない単語や文型や

動詞の活用がたくさんあるにもかかわらず、

「それだけがすべて」みたいに感じてしまうことです。

これは、日本語の特徴、というものとも

組み合わさっていて、

日本語は、be 動詞で表現できてしまう範囲が、

とても広いんですね。

レストランやカフェで注文するときに、

「ぼくはうなぎ」

「私はオレンジジュース」

という表現で頼めてしまうので、

I am an eel.

I am an orange juice .

ととっさに出てしまう、というのは

よくあるジョーク。

(なお、I am an orange juice. は

シチュエーションによっては通じる、という説もあり)


えーと、

実は、だからといって、

「be 動詞から学習始める教育法、けしからーん!」

と言いたいわけではなくて、

(上にも書きましたように、

be という動詞が、複雑に変化するので

それを早期に学習する必要があるのは事実)

一応、こちらのメルマガは、おとなの再学習者を

メインターゲットにしているので、

be 動詞が主語によって形が変わるのはわかってるよね、という

前提で進めてしまっているわけです。

だから、否定どころか

「相互補完」という感じだと思います。


「文型分解」というのは、

一つの単語の意味を理解することでもなく、

動詞の活用を理解することでもなく、

日本語にはない英語の文の組み立て方、

文字通り、骨組み、構造を

理解して、私たちの中にしみこませることです。

それによって、どんな文が出て来ても

情報を取り出し、スピーディに消化する能力が高まる、

それを目指しているのです。

(↑これなくして、どうしてその言語が理解できるでしょうか!)


なお、動詞be の活用に関して言うと、

単純現在形の am , are , isは

ちゃんと使えるんだけど、

過去形のwas, were

になると、使えるの怪しい度がぐっと増し、

未来形のwill be になるとさらに

使えるの怪しい度がグッと増し、

極めつけの完了形 have been, had been, will have been

になると完全に玉砕する、というのが

私の生徒さんに対するイメージです(笑)


そもそも、時制によってこんなに形が変わるうえに、

主語によって形が変わるその変わり方がみょ〜に半端

(他のヨーロッパ言語だったら、主語に対してすべて形が変わるので

むしろ「そういうものだ」と受けれいて暗記できるのです)

動詞については、

be 動詞、一般動詞含めて

「時制と主語による変化=活用」

という形で、

徹底的にドリルするつもりでおりますので(怖)

お楽しみに。。


ドリルは現在その4=第一文型の分解ですが、

近日、第2〜第5までも順をおってリリースしてきますので、

1〜4までがまだ終わっていない方は

時間をちゃんと決めて、ミッション・コンプリートしませう。

というわけで、本日は、

どうして、「be動詞」から始めるのではなく、

「第一文型の分解」から始めたのか、

というお話でした。


今回は以上となります... と思ったのですが、

ああっ! 大切なお知らせを書き忘れた!

(実は前回も書き忘れてた^^;;;;;;;)

練習問題その4から、

分解できるようになったら今度は自分で文を作っていただける

掲示板を作りました!

作ってみた文は、私が全部見て添削いたします。

なんて太っ腹なんでしょ。。。


この「自分で作文してみる」はね、

トロイの遺跡を発見した考古学者で、

15カ国語をあやつったハインリッヒ・シュリーマンが

語学上達のマニュアルとして言ってることなんです。

http://matome.naver.jp/odai/2141623628053492501

なので、これも絶対つけるべきだと思ってつけました。

ほんとに、こんなサービス、

昔の自分が欲しかったです(真剣)


この至れり尽くせりのメルマガが

「無料で本当に英語が上達できてしまう伝説のメルマガ」に

なるか、

「なんか、すごいことやってるようなんだけど、

結局あまり利用されずに終わった残念なメルマガ」になるか、

毎回ドキドキしています^^


最近、人生、クレージーな方に針振り切っちゃって大丈夫、

と思ったのでこのメルマガ、始めたんですけどね。


では、あらためまして、

今回は以上となります。

今後共どうぞよろしくお願いいたします。

「練習ドリルやりました」という報告、および、感想、

間違いの指摘などを送れる連絡フォームを作りました。

今後の練習問題は、みなさんが負担にならず

でも「次が来た〜」と燃えられる間隔で

出して行きたいので^^

終わったらこちらのフォームで報告してください。

達成の数で感覚を決めたり、ドリル作成に反映させていきますので

どんどん報告お願いします!

https://goo.gl/YdCtbR

このメルマガに返信するか、

または下記のフォームから

「簡単だった」「難しかった」

「ここがわからない」「これは間違っているのでは?」

などの感想が送れますので、

ぜひやってみてください。

https://goo.gl/YdCtbR

送ってくださった方のフィードバックを反映させて、

次回以降のドリルも作っていきます。

~「しみこませる」英語力 by ロービューティジャパン石塚とも~

どうして「第一文型」が「be動詞」より先か

 vol.007〜

発行 99部

発行人・石塚とものプロフィール

http://www.rawbeautyjapan.com/about_us/

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