『ニンフォマニアック』 original title : NYPY()MANIAC
エロさ満載でネット上でも話題のラース・フォントリアーの新作ですが、本作の最大の特徴は、「おもしろい」ということ。オチが痛快で、くすっと笑っちゃうこと。周到に考えられたオチであること。その途中も、一つ一つ、ユーモラスであること。わざとなのかどうなのかわかりませんが、主人公が性を追求すればするほど(苦しめば苦しむほど?)、性に対する「おかしみ」というものが作品からにじみ出てきて、「あ~、セックスって真剣に考えすぎるとおかしなことになるな」って、性はもちろんなんだか人生全体にリラックスできる気がしました。
映画が長い割に紹介文が短いです。まあ、誰と誰がああしてこうなって、というのを一つ一つ書いてもしょーもない話なので^^。『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン並にオール・スターを集められるラース・フォン・トリアーですが、個人的には、シャイア・ラブーフの新境地開拓が好感持てました。
vol.1 ,vol.2 で合計4時間あるので、プレス試写は途中15分の休憩をはさんで一気に見たのですが、長いですから見る側も準備が大変で、私は焼いたじゃがいも小さめの6つにジュース2杯分の水筒で万全の体制で臨みました。ラース・フォン・トリアーとゲルソン・ミールかあ~。どっちも妥協をゆるしてくれないおじさんだ(笑)。性のおかしみを見るために、自分の行動もおかしくなっちゃいましたとさ。
公式サイト http://www.nymphomaniac.jp/
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