「分解・分解・また分解」がネイティブ脳を「自然」と作る vol.000(サンプル号)

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       ~「しみこませる」英語力 by ロービューティジャパン石塚とも~

                 「分解・分解・また分解」がネイティブ脳を「自然」と作る

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こんにちは、ロービューティジャパン代表の石塚ともでございます。

このたび、英語を効果的に身につけるノウハウのメルマガを作りました。

今までは、「石塚とものロービューティ寺子屋」というタイトルで、
おもに女性の皆様が身につけておきたいと思われる情報を
いろいろな科目でお伝えしてきました。
たとえば、健康(食べもの)・お金・セクシャリティ・おうちの片付け、などです。

なかでも、語学はとても力を入れていたことで、
ロービューティジャパンの有料のお教室は、
コアすぎるので入会に審査が必要な「寺子屋サロン」と
「英語教室」の2つしかありません。

そして、その英語教室が5年以上の経験になり、
そのエッセンスをぜひ皆様にもお伝えして、
学習に役立てていただきたい、
また、配信する練習問題を実際にやってみていただいて、
ぜひ感想をお聞かせいただきたい
(「効果を感じた!」というのが最高ですが、
ご要望もどんどん受け付けます)
と思い、
英語のコンテンツに特化したメルマガを作ることにしました。


なかでも、「これは皆さんにお伝えしたい!」と思うようになったのは、
ここ数ヶ月、生徒さんたちに徹底してやってもらってた学習方法にあります。


実は、英語教室を始めた当初、生徒さんたちに設定した目標は、
「7単語で構成された英文を、読み、書き、聞き取り、話せる」ことでした。

「7単語」

というのは、

Could you pass  me the salt, please?
(お塩をとってくださいませんか?)

というように、

ちょっと丁寧さが加わる英語とか
(これだけでもすごいんですよ。
「salt, please(塩、頼む)」からの卒業ですから)

I want some cookies that   mom made .
(ママが作ったクッキーをちょこっと食べたいな〜)

というように、
関係代名詞が入ってちょこっと情報を付け加えているような文のレベルです。

TOEIC は、一度に理解できる単語の数が、点数の100の桁と言われていて、
だから、7単語の文が使いこなせれば700点がとれるということになります。

だから、それぐらいのレベルへの到達を目指していました。

ところが、最近、生徒さんたちが、突然、そのレベルを超え始めたのです。

たとえば、初期からずーっと続けてきている生徒さんたちは、
最近、こういう文に取り組むようになりました。


From what  I have heard, some scholars believe that
Japan’s declining birthrate is not as bad as the doomsayers claim
and that it will have a good effect on the country in the long run.
(私が聞いたところでは、日本の出生率の低下は だと思っているようですし、
また、長い目で見れは国によい効果をもたらすとも思っている学者たちもいるようです。)

これは、『知識と教養の英会話』という、
英検1級の2次試験対策なんかとして評価が高い本
http://amzn.to/2bGNtjD
からの引用なのですが、

1センテンス(文頭が始まってからピリオドまでを「センテンス」と呼びます)
なんと35ワード(=単語)あります。

難関大学の入試問題が、25ワードぐらいです。
しかし、今続けている生徒さんたちは、この35ワードクラスを嬉しそうに解読していっているのです。
しかも、目で見て読むだけでなくて、
リスニングでも頭からとることが怖くなくなっているのです。

(さすがに一度でとれないですが、少なくとも恐怖感は全然ないみたいです。
サーファーの人が、大きな波がきてちょっと嬉しそうな感じですかね^^)


何をしたのか?


それは、文を、
S (主語)
V (動詞)
O(目的語)
C(補語)
M(修飾語、形容詞系と副詞系の二系列ある)

に徹底的に分解するトレーニングを繰り返してきたら、
ある日突然できるようになっちゃったのです。


この「分解するクセが」しみ込んできているから、
彼女たちは、長い文が怖くなくなったのです。


文を見たときに
「ここS!」
「ここV!」というのが、瞬間的に見えるんです、彼女たちは。


この「ここはS!」「ここはV!」というのを見抜くクセがつくようになると
それを探すことに頭がフォーカスするので、
日本語に訳そうとする脳が脇におかれます。
その結果として、長い英文でも、
英文のまま理解するようになるため、
脳みそが余裕をもって働くのです。


ちなみに、ここでお伝えしていることは、英語を例にしてやっていきますが、
基本的には他のすべての語学でも同じと言えます
(日本語でも同じです。後ほど説明します)
私は英語の他にフランス語しかわかりませんが、
私のフランス語力も飛躍的に伸びました。
(私のフランス語能力は、仏検2級に受かった大学のときがピークだったのですが、
今、それを超えているかもしれません)


《理解する》 と《しみこむ》 はどう違うのか

よく言われることですが、ネイティブは、
自分たちの言語の文法ルールを説明できないのが普通です。
教師とか専門家でないかぎり、言語化されないで、
身体に落とし込まれてしまっているんですね。
でも、説明できなくても、
ルールが身に付いているから、その言語の文法を使いこなして
文を組み立てています。

彼らは「説明」することはできないけど、
それでもそのルールが「しみこんで」
わけです。

では、ネイティブは、自分たちの言語ルールを、
どうやって「しみこませる」のでしょうか。

それは、周囲の大人たちがしゃべっているネイティブ言語を
膨大な量聞いているうちに、
「自分たちで」
「そのルールを」
「つかみとるのです」!

これは、私たちでも、簡単な文なら、ある程度やっています。
そして、私たちは、分解できる文は、訳さなくても
理解することができるんです。

たとえば、下の例をご覧ください。
8つ英文がありますが、1つだけおかしい文があります。
どれか、探してください。

1 I love you.
2 You love me.
3 He loves you.
4 Taro loves you.
5 Your father and mother love you.
6 Hanako loved you before.
7 She you loves.
8 Keiko loves dogs.

いかがでしょうか?

たいていの方が、
正解は、7の
She you loves.

だと、気がつかれるのではないでしょうか。

たとえ、学校で、
「英語では、 S(主語) V(動詞) O( 目的語)という順番で文を並べます」
とい習ったことを覚えていなかったとしても、
1〜8までの文を見て、
7だけが、文の並び方が違う、
S(主語) O(目的語) V(主語)
という、他の7つの文とは違う並べ方になっている、
というパターンの違いに気がつくことができると、
正解が導き出せます。

ネイティブというのは、こういう「パターン」を、気がつかないうちに自分で発見し、
身体にしみこませて、文を作れるようになっていってるんですね。

そして、上の文を見て、
文の文法パターンが分解できれば、
翻訳しなくても理解できたのではないでしょうか。


ちなみに、日本語には「助詞=てにをは」というものがあるため、
語順が違ってしまっていても、文の理解にあまり違和感を与えません。

「僕は、愛する、あなたを」
という順番でも、
間違った感じにはなりません。

しかし、日本語の文法では、上にも書きましたように
「助詞」というものが大きな機能を果たしていますので、
助詞が違ってしまうと、
文がたちまち違和感をおびてきます。

「私は  スパゲティを はしで 食べました」
という文で助詞を間違えてしまい
「私は スパゲティで はしを 食べました」
にしてしまうと、
聞いたほうは
「え?」
となってしまうわけです。


《しみこませるためには、パターンを見つける練習が効果的》

ネイティブが自分で「パターンを見つけて」いるなら、
私たちも、パターンを、自分で身に付けることができるようになればいいわけです。
幸い、この「パターンを見つける」能力というのは、
大人になっても衰えることがありませんし、
一種のパズルとして楽しく取り組むことができます。

今までの文法学習というのは、この「パターン」を
「説明」してしまって、
せっかくの「パズル」をさせてあげないところがありました。
だから、文法学習=退屈=敬遠 になってきちゃうんですね。


だから、「説明して、覚えてもらう」のではなくて、
たくさんのパターン・プラクティスをこなした中から、
そのパターンをしみ込ませてもらえばいいと気がついたのです。


子どもが言語を身につけるときに、
周囲の人たちがすでに提示している、
正しいパターンにのっとった例文を聞いて、
その例をまねしながら自分なりの文を作っていきます。

だったら、私たちが外国語を学ぶときに、
教える人がそのパターン例文を示して、
そこに組み込まれたパターンをまねして、
身につけることができればいいのです。


というわけで、練習ドリル第一弾を作ってみました!

こちらからダウンロードできます。
(カートに入れたあと決済がありますが、課金はありません)
https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=400933


このメルマガに返信するか、
ダウンロードしたドリルにURLが書いてあるフォームから
「簡単だった」「難しかった」
「ここがわからない」「これは間違っているのでは?」
などの感想が送れますので、
ぜひやってみてください。

送ってくださった方のフィードバックを反映させて、
次回以降のドリルも作っていきます。

今回は以上となります。

今後共どうぞよろしくお願いいたします。


 ~「しみこませる」英語力 by ロービューティジャパン石塚とも~
サンプル号  〜 「分解・分解・また分解」がネイティブ脳を自然と作る〜

発行人・石塚とものプロフィール
http://www.rawbeautyjapan.com/about_us/

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