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「私たちは、「自然な文」を見慣れていない  「しみこませる」英語力 vol.002

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~「しみこませる」英語力  by ロービューティジャパン 石塚とも~

 「私たちは、「自然な文」を見慣れていない 

――――――――――――――――――――――――――――vol.002☆★☆

こんにちは、ロービューティジャパン代表の石塚ともでございます。

ロービューティジャパンの英語教室で
5年間生徒さんにお教えてした中で

「こうすれば上達が早く、しかも忘れない」

というポイントをお伝えし、

実際に体験していただくメルマガです。

ですから、たくさん練習問題をリリースしますので、
ぜひやってみてください!

初めての方は、サンプル号(vol.00)から
順を追って読み進めることをお勧めします。

サンプル号
http://www.mag2.com/m/0001675727.html

練習問題をリリースして、公開後一週間で60ぐらいダウンロードされたのですが、
相変わらず1通も感想がきません^^;;;;;;;;

大丈夫だったかな〜
難しかったかな〜〜(汗汗)

はい、知ってます。
「難しい〜」と思った方、結構いたのではないかということ。
(カンタンだったのなら、それに越したこと無いですが)

そして、どうして難しかったのか、

ということもわかっています。

だからこそ、その「難しい」という壁を越える必要があるので、
難しくしたのですけどね。

vol.01 の練習問題が難しく感じたとしたら、
それはどうしてか。

それは、練習問題で出された文が
「自然」

だったからなのです。

「自然」というのは、
「日常会話の中で、使われる可能性がちゃんとある」
ということです。

逆に、簡単に感じられる文は、
教科書に出てくるかもしれないけど、「不自然」
日常で使われる可能性が低い、ということです。

例をあげます。

第一文型(S+V)を説明するときに

I swim.

これを例文としたらどうでしょう。

たぶん、簡単にできるのでは。

I swim .
-- --------
S  V

このようにとけるのでは。
でも、これ、訳してみると、

「私は、泳ぐ」。

……はっ?

いつ、どこで?

うーんと、英語で動詞をこのように使う場合は、
その人の職業を表す文脈で使うことが多いので
(たとえば、 I teach. は「私は教師です」という意味)

「私はプロのスイマーです」

と言ってるように聞こえなくもないが。

あるいは、

「私は、泳ぐ。」

小説とか、伝説のスイマーの自叙伝の書き出しとかなら、ありえるかもしれない。

でも、一般日常会話の中で、
「私は、泳ぐ。」
というセンテンスを突然言う人がいたら、
ちょっと、言ってるシチュエーションが見えないというか、
いきなりそう言われたら、ひく(笑)。

それに対して、

練習ドリル vol.001 の 例文の1

I swim for 5 kilometers every day.

「わたし、毎日5キロ泳ぐんです」

だったら、話しているところの絵が見えませんか?

同僚との飲み会とか、パーティで初めて会った人と趣味の話をしている
場面などが思い浮かぶのでは。

つまり、「日常会話として、ありえる」=自然な文
ということなんです。

この

I swim for 5 kilometers every day.

って

I swim.

に、for 5 kilometers  と every day

という、二つの情報がくっついただけなんですが、

それだけで、突然ハードルが上がったように感じないでしょうか。

日本語だったら、

「3キロ(距離の情報)」「毎日(頻度の情報)」
という、2つの情報を処理するなんて、
平気のへいざ、なのに。

この「3キロ」「毎日」を、文法用語で「副詞句」と呼びますが
この「副詞句」が入ってくることは、
「文を自然にする」のに、
「理解のハードルを高く」します。

しかし、上にも述べて来たように、
「副詞句(または「副詞」「副詞節」その違いはおって!)
というのは、自然な日常会話文の中で、
欠かせないものです。
副詞句には
「いつ」「どこで」「どのように」「どうして」
という、5W1H (合計6、実際には目的語の何をと
動詞の「何をした」がありますので7)の中で、
7つのうちの4つを占めるのです。
4って7のうちの過半数ですから、
これらがとれなかったら、文の理解がすかすかになってしまうのも
当然と言えるでしょう。

それなのに、構文の分解を理解するために、
構文の分解を、「分解しやすい文」でばかり練習してしまうと、
「自然な文」で練習する経験値が足りなくて、
実際に日常のシーンで自然な文を聞いたときに、
分解できない=処理能力を上回ってしまい、
頭のCPUがフリーズしてしまう、という事態が
起きています。

「経験値が少ない」というともったいぶった言い方ですが、
シンプルに言えば慣れていないのです。
副詞句が入った文を見慣れていない
つまり、=自然な文を見慣れていないわけです。


だから、教科書的な文=分解しやすい文=
日常で考えたら自然とは言えない文ではなくて、

副詞句が入った文=自然な文

をいっぱい分解練習したい。

これが、このメルマガの究極の目的と言っていいかもしれません。

実際、5W1Hが適度に盛り込まれた文を常に正確に分解できたら、
それ以上やることなんてない、と言ってもいいぐらいで。

その最初のステップとして、
練習問題ドリル001を作ったわけです。

そいうわけなので、001を見て、
「な、なにこれ…」
と、絶句して、そのままにしてしまった方がいたら、
もう一度やってみてください。
なにしろ解答がついていますので(笑)

そして、学校のテストではありませんので、
できなかったら、答えを見てそのまんま写していただいていいんです。
というか、「写す」ということがとっても大切。

繰り返しますが、
「写していいんです」!!
どうして「写す」ことが大切か(=役に立つか)という話は、
次号でお話したいと思います。

今回は、新しい練習ドリルのリリースはありませんので、
001 と002をやってみてください。

vol.001
https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=400933

vol.002
https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=402969

「もうやっちゃったよ〜」という方。
もう1回やってください(^^)

同じことを何度もやればやるほどしみ込みます。
「10回以上やったよ〜」という方。

例文音読してください^^
ダメ押しになります。

あ、今後、リリースする練習問題ドリルは、いちいち書きませんが、
やり終わったらどんどん音読してください。

あえてミッションに「音読してください」と書いてないのは、
このメルマガでは発音について触れてないからなんですけど、
発音をちゃんと学んでいない方でも、声を出されるのはいいと思います。
宿題てんこもりになるので義務にはしませんが、あえていえば、発音の本を1冊読んでから音読は始めるのが理想です)

……まあいいや、まずは練習問題10回。

vol.001
https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=400933

vol.002
https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=402969


☆★☆本日のまとめ☆★☆
英語の「副詞部(副詞・副詞句・(今日は解説していないが副詞節)は
「いつ・誰が・どこで・どのように・どのような理由で・何を・何した」(6W1H)
のうちの4つを占めるため、
理解できることがぜひ必要。
副詞・副詞句の入った自然な文を分解できるようになろう。

本日は、以上になります。

お読みいただき、ありがとうございます。

~「しみこませる」英語力 by ロービューティジャパン石塚とも~
vol.002   〜 私たちは、「自然な文」を見慣れていない 〜

発行人・石塚とものプロフィールhttp://www.rawbeautyjapan.com/about_us/

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