かくかくしかじかという愛おしすぎる大傑作

かくかくしかじかはたぶん東村アキコさんの最高傑作になるのだろうし、たぶん歴史に残る作品の1つに入るのだと思います。

ただねえ、私もそこそこのマンガ読みなので、この先がどうなっていくかなんてことは1巻の時点からわかっているわけです。

この作品は最初から、決められた約束された地点に向かって一直線に向かって行ってるのは、回想シーンがなんども出てくることもからも明白なわけです。

でもねえ。あんなにわかってたのになあ。もう次のページに、その場面が書かれることなんか、ずっと前からわかっていたのに、マンガを読みながら声を出して泣きました。

東村さんの心情なんてわからないけど、この電話聞きたくなかった。わかってたけど聞きたくなかった。この電話がくることにどうしても抵抗したかった。ああ、今から5巻がつらい。

でも?だから?こそ?

みんなにこれ読んで欲しい。師弟関係とか、なんかいろいろということはできる。例えば、師匠なんてものは基本弟子が勝手に思い込むものである、とかいうこととか。ただ、そんなネタはこのすばらしい作品のごくごく一部の要素でしかないんですよ。

ああ、もう日本語がわかる人全員に読んで欲しい大傑作です。ああ、なんて愛おしいマンガなんだろう。

かくかくしかじか 4 (愛蔵版コミックス)

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