【参院選2022】維新比例・大阪系3候補の結果データを分析!
日本維新の会は今回の参院選で比例8議席と、過去最高の議席数となったが、大阪府地盤の候補者3人(飯田哲史元大阪市議、水ノ上成彰元堺市議、石田隆史元池田市議)はすべて落選となった。
「全国政党」を目指し大阪一強体制の脱却を図る日本維新の会だが、全国の2割の票を持っている大阪は、維新にとって要石であることは変わりないだろう。
なぜ今回、維新が強い大阪地盤の候補者は当選できなかったのか。この記事で考察していく。
今回の選挙結果
大阪系候補は3名が立候補したことにより、共倒れを招き全員落選となった。いずれも当選ラインから大きく引き離される結果となった。
15位となった飯田哲史氏は大阪市議を3期務めた。大阪維新の会(日本維新の会の地方組織)を支持する有権者などから絶大な支持を集め、Twitterを活用した選挙戦術も展開した。
18位となった石田隆史氏は大阪府池田市議を2期務めた。大阪府内での得票数は元堺市議の水ノ上氏とほぼ同数だったが、全国の得票数は水ノ上氏を5700票あまり上回った。池田市は人口10万人程度の小自治体であるにもかかわらず、だ。原因分析中・・・
21位となった水ノ上成彰氏は堺市議を4期務め、任期中には議長も務めた。馬場共同代表などが応援に入ったことに加え、右派・保守系からの得票が期待できる候補だったが、元池田市議・石田の後塵を拝す結果となった。
大阪系候補の歴史
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