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【参院選2022】公示前夜!独自選挙予測(かいちょ)

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全体予測

自民党は、岸田政権のもとで高い支持率を維持し、前回並みかそれを超える議席を獲得する見通し。党所属衆院議員のスキャンダルも見られたが、参院選への影響は限定的だろう。選挙区では、東北を除く多くの1人区では優位に立つほか、複数区でも2人擁立(北海道・東京・千葉・神奈川)をするなど、強気に出た。ただ、北海道での2人目は厳しそうだ。比例には業界団体候補や青山、片山、今井といった目玉候補を立てるも、議席は前回程度にとどまるか。

公明党は、維新の肉薄を受ける選挙区もあるが、最終的には立候補者全員の当選となる見通し。現状危ないのは埼玉、福岡か。衆院選でも参院選でも最低限の人数しか擁立しない公明党は、毎回ほぼ全員が当選している。

立憲民主党は、多くの1人区で自民に遅れを取るほか、国民民主など他野党候補と競合する選挙区が多い。また、神奈川では定数が1増え(補欠選挙統合のため)たことで、立憲は2人の候補を擁立するが、共倒れの可能性も指摘される。選挙区獲得議席は自民党の3分の1にも及ばない見通しだ。比例でも、19年時のようにタレント候補大量擁立とはいかず、Twitterでの知名度が高い現職の有田や元衆院議員の辻元などの擁立に留まる。

日本維新の会は、支持率が下降気味ではあるが比例投票先では野党第一党の立憲に競り勝っており、衆院選来その勢いを保っている。選挙区は、各地域の主要都市には立候補者が揃った。地盤の大阪(2人)・兵庫に加え神奈川では議席獲得がほぼ確実であり、そのほかにも京都や福岡までも議席獲得の可能性が高くなっている。1人区でも積極的に擁立を進める。比例ではタレント候補を多数擁立し、票の上積みをはかる。

共産党は、当落ライン上で争っていた維新に押され、選挙区で厳しい戦いを強いられている。選挙区で現状優勢なのは東京の山添のみで、その他は当選圏が見えてこない。共産党が強い京都でさえも、立憲・維新の争いに埋没している。比例区でも前回と同程度、または下回る見通し。支持者・組織の高齢化が進んだことで、地方でも共産党の衰退現象が所々で発生している。

国民民主党は、山形・愛知・大分の現職の議席獲得が有力視されていたが実際はそう簡単な戦いとはならなそうだ。山形は依然有力ではあるものの、自民党が元県議を擁立し女性同士の激しい争いとなりそうだ。愛知は当落線上を維新と争っている。トヨタ労連の後押しを受けるものの、維新の勢いに押されており、各種世論調査では維新の後塵を拝す結果となっている。推薦する埼玉の現職は上位当選を狙う。比例は、現職3人の議席維持がかかった戦いだが、政局ではどっちつかずの態度を取っているために厳しい戦いとなりそうだ。

れいわ新選組は、東京の山本が当落ラインで優位に立つが、13年の参院選は最下位当選だったために維新の追い落としを受ける可能性もある。その他の選挙区では埋没しているか。比例は19年と変わらずマイノリティーを中心に、タレントの水道橋博士も擁立を予定する。ただ、前回ほどの勢いはなく台風の目とはならないだろう。

社民党は、野党共闘を成立させることができず選挙区での浮上は厳しい。比例は現職の福島代表の議席維持に総力を上げるが、最後まで結果はわからない。共産党同様、高齢化により党勢の衰退が進んでいる。

NHK党は、選挙区では候補を乱立させ、比例区ではYouTuberや諸派党構想参加団体代表を擁立する。いずれも当選は厳しいだろうが、政党要件(得票率2%以上)は満たしそうだ。

諸派では、参政党に議席獲得の可能性があるが、最終的には厳しそうだ。

選挙区

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