要録の改善について文科省が通知をしています(30文科初第1845号)

SNS上で、きっと職員室でも指導要録の作成事務作業についてもう少しなんとかならないか・・・と呟いている教員は多いことでしょう。

文科省は平成31年に「小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)」という通知を出しています。その中で、私たち教員の本音の呟きに共通するような通知が出されています。

1(4)では、「学校における働き方改革が喫緊の課題となっていることも踏まえ,次の基本的な考え方に立って,学習評価を真に意味のあるものとすることが重要であること。」とあり、その【3】において「これまで慣行として行われてきたことでも、必要性・妥当性が認められないものは見直していくこと。」とあります。

校長先生がうんと言わない、教育委員会がうんと言わない。これは、慣行にとらわれているからではないでしょうか?

具体的なことも記されています。
例えば
3.指導要録の主な改善点について(5)では「教師の勤務負担軽減の観点から,【1】「総合所見及び指導上参考となる諸事項」については,要点を箇条書きとするなど,その記載事項を必要最小限にとどめるとともに」と、要録の総合所見は、箇条書きで記載事項は必要最小限でよいことが示されています。

1.3.4  の項目には他にも負担軽減につながりそうなことがいくつ書かれていますので、読んでみてください。

こうは書いてありますが、それでも管理職、教育委員会がうんと言わないこともあるでしょう。
そんな時は、所属の教職員組合を通じて申入書を作成し、校長交渉や地教委交渉あるいは懇談の場を持つなどして、この通知と私たちの労働実態を根拠に(つまり、勤務時間内に仕事が終えられていない実態が根拠になります)して、一つずつ変えていきませんか?


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